「能代ねぶながし」から「天空の不夜城」までとは? わかりやすく解説

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「能代ねぶながし」から「天空の不夜城」まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 18:15 UTC 版)

能代役七夕」の記事における「「能代ねぶながし」から「天空の不夜城」まで」の解説

能代観光協会が「ねぶながし会」を結成し従来の役七夕とは別に観光七夕能代ねぶながし」の運行始めたのは、1969年昭和44年)のことである。改革叫ばれ背景には1968年昭和43年)の当番万町組、翌年当番清助町組での組内の人口減があった。この時も能代観光協会能代七夕改革特別委員会組織して、五町組から七町組への改編案が議論されたが実現せず代わりに「ねぶながし会」を組織して観光協会主導七夕灯籠運行試みることとなった。この観光協会主導の「能代ねぶながし」は、1972年昭和47年)から3年間にわたり東京銀座まつりで出張運行するなど宣伝努め、また万町組、清助町組の当番年である1973年昭和48年)、翌1974年昭和49年)には役七夕との合同運行行った。しかし、結局のところこれも長続きせず、両者別々にポスターを出すなど観光客怪訝印象与える事にもなり、以後消長歴史をたどることとなる。能代港開港5周年にあたる1979年昭和54年)には、これを記念して町組各町から七夕灯籠運行してほしいという要望が市当局より出されたが、これも実現することなく終わっている。五町組間の人口不均衡解消と、開催負担軽減主眼だった筈の七町組改編案が暗礁に乗り上げ当番以外の町組からも加勢灯籠を出す全市七夕論が再び議論俎上上ったが、これも各町組から拒まれる形で実現しなかった。これら改革の動きは必ずしも外部からの介入の手という訳でなく、ねぶながし会の理事長柳町組の筆頭若長を兼ねており、両者融合目指す立場にあったが、町組側が七夕改革相容れないことがはっきりしていくにつれ、改革案は完全に頓挫してしまった。1988年昭和63年)から始まったおなごりフェスティバル企図した能登祐一は、当事者が楽しむための伝統行事である役七夕と、役七夕観光面で補完するねぶながしとを切り分けるべきであるとする見解示している。この「おなごりフェスティバル」では、町組からの七夕灯籠参加せず地元中学生による一中若、二中若が参加している。 平成の期間を通じて深刻化したのが、地域人口減少とりわけ七夕担ってきた旧中心街空洞化高齢化である。とりもなおさず人口減少高齢化担い手不足と資金難直結することになり、祭り維持限界見えている町も少なくないこうした中、明確に観光による地域活性化目的として始まった行事が、「天空の不夜城」である。役七夕伝統踏まえた上で2013年初開催された「天空の不夜城」は盛況迎えかねてより叫ばれながら停滞していた七夕観光化を大きく前進させた。特に2016年平成28年)には東京ドーム開催されふるさと祭り東京に『愛季』が出展、また同年11月2627日同じく東京ドーム開催されフォークデュオゆずのデビュー20周年記念ライブ「ゆずのみ」にも『愛季』が出演し、「天空の不夜城」をアピールしている。「天空の不夜城」が徐々に知名度高め能代市観光イベントとして定着する一方運行形式マンネリ化や、観客市内への宿泊結び付けられておらず、経済効果波及活かしきれていないこと、灯籠常設保管する施設がないために毎年組立て解体繰り返していることによる費用損傷問題など様々な課題指摘される。さらに、役七夕関係者中には、五町組と距離を置いてきた「天空の不夜城事務局対し感情的なしこりがあるともされる。役七夕祭り維持向けた岐路に立つ中で、「天空の不夜城共々両者の関係構築含めた将来像問われている。

※この「「能代ねぶながし」から「天空の不夜城」まで」の解説は、「能代役七夕」の解説の一部です。
「「能代ねぶながし」から「天空の不夜城」まで」を含む「能代役七夕」の記事については、「能代役七夕」の概要を参照ください。

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