《白花豆》の正しい読み方
「白花豆」の正しい読み方
白花豆の読み方は「しろはなまめ」である。「白花豆」の意味解説
花豆(はなまめ)はマメ科インゲンマメ属の「ベニバナインゲン」のことで、中でも花・種子が白いものを白花豆と呼ぶ。メキシコの高原が原産地で、冷涼な土地を好む植物である。低地などの温暖な地域では花は咲くものの実を結びにくいため、日本では北海道や東北地方、長野や群馬など、標高が高い土地や涼しい土地で栽培されている。インゲンマメとよく似ているが、近縁の別物である。花豆が日本に伝わったのは江戸時代末期のこと。大きく鮮やかな朱色の花を咲かせるため、当時は観賞用として栽培されていた。明治時代から食用としても扱われるようになり、大正時代から本格的な生産が開始された。豆粒は大きく平均3センチ程度で、大きいものでは4センチにもなる。煮豆や甘納豆、餡などの原料になっている。花豆の花は鮮やかな朱色で、種子は紫色の地に黒い斑点や縞模様がある。一方、白花豆は純白の花を咲かせ、種子も白く模様はない。その違いから「白」花豆と呼ばれている。なぜ「白花豆」と読むのか・理由
もともと花豆を「はなまめ」と訓読することから、その前に付け加えた「白」も訓読して「しろはなまめ」と読む。豆の色で区別するために、花豆を紫花豆(むらさきはなまめ)とすることもある。「白花豆」の類語・用例・例文
「白花豆のツルがぐんぐん伸びている」「今年の白花豆は例年に比べて粒が大きい」「甘納豆の中でも、白花豆を使ったものが特に好きです」のように、野菜の名前として使用することができる。花豆とはインゲンマメ属の「ベニバナインゲン」の異名であり、インゲンマメとは別の種類である。ただし、若い鞘の色や形などはインゲンマメとよく似ている。白花豆はベニバナインゲンの変種であることから、「シロバナインゲン」と呼ばれることもある。また、インゲンマメ属で種子が白いものを「白いんげん」と総称する場合もある。白花豆のほか「大福豆(おおふくまめ)」「手亡(てぼう)」「白金時豆」などがある。そのため白いんげん豆と呼ばれていても、同じ種類のものとは限らない。花豆はツル性で、栽培に支柱が必要であり手間がかかる。これは大福豆や虎豆とも共通する栽培方法で、手間がかかるため他の豆類よりも高い金額で流通した。そのため北海道では白花豆・紫花豆・虎豆・大福豆を「高級菜豆」と総称している。「白花豆」の英語用例・例文
花豆は英語で「Runner bean」もしくは「Flower bean」と呼ばれる。花の色で区別して花豆を「Scarlet runner bean」、白花豆を「White runner bean」とする場合もある。Runner beans have been growing in South America for over 2000 years.(ベニバナインゲンは南米で2000年以上にわたり栽培されてきました)What is the best way to cook White runner beans?(白花豆の最も良い調理方法は何ですか?)のように日本語と同じく野菜の名前として使用される。- 《白花豆》の正しい読み方のページへのリンク