大福豆(おおふくまめ)
大福豆は種皮だけでなく、へその部分までが真っ白な腎臓形の美しい豆です。斗六豆(とうろくまめ)、十六寸豆(とろくすんまめ)などと呼ばれることもありますが、これは豆を長径方向に10粒並べると、ちょうど6寸(≒18.2cm)になるからだといわれています。また、一口に大福豆と言っても、「大福」、「洞爺大福」などの品種があります。蔓性で支柱が必要など栽培に手間がかかり、価格も高めなので、北海道では、虎豆、白花豆などとともに、高級菜豆(こうきゅうさいとう)と呼ばれています。 食味が良く白色という特徴を活かし、甘納豆、煮豆、和菓子などの原料及び家庭用として使われます。とりわけ、甘納豆の需要が多く、全体の4割位を占めます。家庭用としては正月の豆きんとんなどに使われ、この食習慣は九州、中京、関西地方で根強いものがあります。 |
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日本では北海道を中心につくられています。なかでも胆振(いぶり)地方で最も多く生産され、全体の50%以上にものぼります。続いて北見地方が多く、この2つの地域で全国の栽培面積のほとんどを占めています。 |
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