《白》の正しい読み方
「白」の正しい読み方
「白」の読み方は、基本的には訓読みで「しろ」「しら」、音読みで「ハク」「ビャク」である。この他に「つくも」や、人名用漢字としては「あきら」や「きよし」といった読み方がある。「白虎」は「びゃっこ」と読むが、白に「ビャッ」の読みがあるのではなく、「ビャク+コ」で、「ク」の後にカ行の音が続くため、促音化(小さい「つ」に変化)して「びゃっこ」となる。
「白」の意味解説
「白」は、雪や綿のような色、物が全ての可視光線を一様に反射することによって、目に感じられる色を指す。色彩的には、色相も彩度も持たない無彩色。この色を指すことから、さらに以下のような意味がある。1.碁石(白黒)やワイン(赤白)、組分け(赤白)など、色の種類が一般的に決まっている事物の、白い方。
2.何も書き入れてないこと。
3.罪を犯していないと認められること。また、その人。潔白。
4.焼き鳥の一種で、ブタの大腸。白い見た目に由来。
なぜ「しろ」と読むのか・理由
「白(しろ)」の由来は、はっきりしているという意味の「著し(しるし・しろし)」で、その音が「しろ」に変化し、「白色」を意味する漢字「白」を「しろ」と読むようになった。「白」の類語・用例・例文
「白」の類語は、「白色」「ホワイト」「無罪」「潔白」などがある。「白」は、様々な場面で使われる言葉であり、それは「白」色には、純潔や清浄、透明感のある美しさ、空白や無、正しさや勝利(黒との対比)、降伏、冷ややかさ、血の気がない、などの多様なイメージがあるためである。例えば、「真っ白になった」という表現は、場面によって「混じりけのない純白の色になった」「顔から血の気が引いた」「何も頭に浮かばなくなった」など異なる意味を持つ。
「白」の例文
・彼女は、透き通るような白肌で、みんながその美しさを羨んでいる。
・昨日のテストは勉強不足で、ほとんど白いままで提出した。
・スピーチのために壇上に上がったが、大勢の出席者を目の前にした途端、頭の中が真っ白になってしまった。
・彼はいつも私に言いがかりをつけてくるので、今日こそはどちらに非があるか、白黒つけたい。
・電車の中で漫画を読んでいたら、思わず声を出して笑ってしまい、周りの人たちに白い目で見られた。
「白」の英語用例・例文
「白」の英語は、「white(白色)」「innocence(無罪)」などがある。英語でも「白(white)」は色だけでなく、血の気がひいた様子や、心身の潔白さを表す。但し、「無罪」の意味で「white」は用いない。・My father wears a white shirt every day.(私の父は毎日白のワイシャツを着ている。)
・She seemed to be sick and her face was pure white.(彼女は相当具合が悪いようで、顔が青白かった。)
・Everyone suspects that he shoplifted, but I believe in her innocence.(彼は万引きをしたとみんなから疑われているが、私は白だと思っている。)
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