《発赤》の正しい読み方
「発赤」の正しい読み方
「発赤」の正しい読み方は「ほっせき」、あるいは「はっせき」である。「ほっせき」の方が一般的な読み方といえる。「発疹(ほっしん)」や「発作(ほっさ)」などの語と一緒に覚えるとよい。「発赤」の意味解説
「発赤(ほっせき)」は医療分野の用語で、皮膚や粘膜の一部が充血して赤くなったり、炎症によって皮膚の表面の一部が赤みを帯びたりすることである。血管内が拡張することにより、血管の中にある赤血球のヘモグロビンの作用で皮膚の限られた範囲が赤くなる「紅斑」や、初期の「紫斑」、あるいは寝たきり状態が長引いてできる「褥瘡」の初期の状態などを「発赤」と表現する場合がある。反応性充血を起こしている場合の一時的な「発赤」と、赤血球が血管の外に漏れてしまうことで持続する「発赤」がある。
なぜ「発赤」と読むのか・理由
「発赤」の「発」は一般的には「ハツ」と読むが、これは漢音の読みである。「ホツ」は呉音の読みである。発疹・発作・発足・発起・発端、といった語彙における「発」は、呉音で「ホツ」と読まれる。「発赤」の読み方は「ほつせき」となる所であるが、これに促音便が生じて「つ」が促音化し、「ほっせき」となった。要するに、より言いやすい形に変わったわけである。
「発赤」の類語・用例・例文
「発赤」の類語には、「紅斑」のほかに、「発疹」「湿疹」「炎症」「浮腫」「汗疹」などがある。また、「発赤」が表れた時の皮膚の状態を表す「ボツボツ」「ブツブツ」なども、意味が類似する言葉としてあげられる。「発赤」の英語用例・例文
「発赤」は、英語で「reddening」と表現する。そのほかにも、「flare」「redness」「rubor」などの英語表現が対応しうる。- 《発赤》の正しい読み方のページへのリンク