《瘤》の正しい読み方
「瘤」の正しい読み方
「瘤」は「こぶ」と読む。古くは「しいね」とも読んだ。「瘤」単独の場合の読み方はもっぱら「こぶ」だが、「腫瘤」のような熟語では音読みで「リュウ」と読まれる。「瘤」の意味解説
「瘤」は表面が盛り上がっているもののこと。病気で筋肉が固くなり、皮膚が高く盛り上がっているものを指す。身体の一部を打ったりして、その部分が一時的に腫れた状態になることも指す。また、行動の妨げになるやっかいなものの例えとして用いられることもある。なぜ「瘤」と読むのか・理由
「こぶ」は訓読み、「りゅう」は音読みの読み方だ。訓読みは漢字を日本語に訳したところから生まれた読み方なので、発音だけで意味を理解できることが多いのが特徴。一方、音読みは中国語の発音に基づく読み方で、音だけで意味が分からないものが多い。「瘤」の類語・用例・例文
「瘤」の類語は「腫れ物」「腫大」「隆起」などが挙げられる。「瘤」の用例・例文は以下の通り。
・その医者は彼に動脈瘤があることを発見した
・高血圧は動脈瘤を招きやすいといわれている
・彼は自分の部下の1人が目の上の瘤だと言った
・いつの間にか背中に大きな瘤ができていた
・彼は頭を触ったときに瘤ができているのに気づいた
・慌てて走ったときにこけてしまい、額に瘤ができた
・あなたの力瘤を見せてほしい
・成長して雄羊になるまでは、子羊の角は頭に小さな瘤ができているように見える
・青く美しい海の中に、静かに泳ぐ瘤のある変な顔の魚がいた
・顔にできた瘤は良性で、舌にできていたものは血管肉腫だと分かった
・石のブロックに瘤出仕上げを施す
・スモモやサクラの木の病気には、枝に黒い瘤ができるものがある
・集まった子どもたちに瘤取り物語という昔話を話して聞かせた
・岩から飛び出ている瘤のような塊を見つけた
・この発明品は大動脈瘤や腹大動脈瘤の治療に用いられる
・皮膚にイボ状の瘤ができてから、かゆみが我慢できなくなった
・腫瘤には癌ではない良性のものと悪性のものがある
・三管領の一角を占める畠山氏は幕政の中核で、代々の将軍にとって目の上のたん瘤であった
「瘤」の英語用例・例文
「瘤」の英語は「bump」「hump」「lump」「瘤」の英語の用例・例文は以下の通り。
・The bump on my head has subsided.(頭の瘤が引っ込んだ)
・There was a fella checked in around then, had a bump on his head.(チェックインした男の中に、頭に瘤がある人がいた)
・A camel can store a large amount of water in the hump on its back.(ラクダは背中の瘤に大量の水を溜めることができる)
・Camels have either one or two humps.(ラクダには1つまたは2つの瘤がある)
・I bumped my head against the door and got a lump.(頭をドアにぶつけて瘤ができた)
・Check well for cuts and scrapes, bumps and swellings.(切り傷や擦り傷、瘤や腫れがないかよく確認してほしい)
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