《気をつけます》の敬語とは? わかりやすく解説

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《気をつけます》の敬語

「気をつけます」の敬語表現

前提として、「気をつけます」も一応の敬語表現です。ただ、やや平易なニュアンスがあるので「以後気をつけます」「今後気をつけます」とするのが丁寧です。「これからは(ミスないように)気をつける」と述べることで、具体的な心持ち相手伝えられています。単に「気をつけます」とするよりも、敬意こもった表現といえるでしょう

「気をつけます」の敬語の最上級の表現

気をつけます」の敬語最上級は、「以後肝に銘じます」です。日本語では、普段使わない言葉特別感を表す風習あります。「肝に銘じる」は「気をつける」と同じ意味ではあるものの、やや堅苦しく文語的なフレーズです。そのため、「肝に銘じます」と言い換えることによって、最上級敬意をこめやすくなるでしょう

「気をつけます」の敬語のビジネスメール・手紙での例文

何らかのミスがあったとき、反省の意思を示すのは重要なビジネスマナーです。以下、メール手紙における「気をつけます」の例文挙げていきます

ご指摘いただきありがとうございます。たいへん参考なりました以後気をつけます」
おっしゃる通り弊社資料誤字ありました申し訳ございません。今後気をつけます」
さきほどお問い合わせについて、即答できなかったことをお詫びいたします以後気をつけます」
「私が会場遅れたことでチームに迷惑をかけたこと、反省しております二度と同じ過ち繰り返さぬよう今後気をつけます」
昨日プレゼンテーションでは、先方ご要望応えられませんでしたヒアリング不足だったと、以後肝に銘じます。これを次の機会生かします
説明課程で、お客様に失礼な発言があったこと、認めて謝罪いたします今後肝に銘じます」
お届けした見積書に、記入漏れがございました申し訳ございません。以後ミス内容肝に銘じます。取り急ぎ新し見積書添付いたします
「私の知識不足ご担当様に不満を抱かせてしまったこと、お詫びいたします今後肝に銘じます。なお、ご指摘いただいた箇所については今週中回答させていただきます

「気をつけます」を上司に伝える際の敬語表現

気をつけます」を上司伝える際には、「以後気をつけます」「今後気をつけます」の形でも大きな問題はありません。ただ、自体が深刻である場合は「以後気をつけます」だと、軽く聞こえてしまう可能性はあるでしょう深刻さに応じて、「以後肝に銘じます」のような特別感のある言葉を選ぶことも重要です。

「気をつけます」の敬語での誤用表現・注意事項

気をつけます」の敬語表現よくある間違いが「気をつけさせていただきます」です。この言葉文法的におかしいわけではありません。「気をつけます」を謙譲語形式直したものとして、一応は成立してます。ただし、「させていただきます」とは、「相手遠慮しながら行う」という意味です。「気をつける」とは必ずしなければならない行為であり、遠慮する意味がありません。「気をつけさせていただきます」という謙譲語はかえって失礼になるので、避けましょう

同じ意味で「気をつける所存です」「気をつけようと存じます」などの言葉遣い厳禁です。これらは「気をつけようと思います」の言い換えです。ただ、「気をつける」という行為は思うだけでは不十分であり、必ず実行しなければなりません。反省謝罪文脈ではなおさら、「気をつけます」と断言するようにしましょう

次に、「以後気をつけます」「今後気をつけます」のような言い回しを使うなら、「以後の意味するところを示すことも大切です。具体的な提案がないまま「以後」「今後」と述べても、相手には不誠実に見えでしょう。「見直し怠らないよう徹底し以後このようなとがないよう気をつけます」といった文章にしてようやく、ビジネスシーン通用する謝罪となります

また、気をつけます」という言葉がある以上は、ミス犯したということなので、一緒にお詫び言葉述べるようにしましょう。「気をつけます」はミスへの対応を示しているだけであり、それ自体お詫び言葉ではありません。「申し訳ございません」「お詫び申し上げます」などの言葉があって、反省の意思をしっかりと表現できます

「気をつけます」の敬語での言い換え表現

気をつけます」に言い換えられる敬語表現には「不徳の致すところ反省しております」が挙げられます。これは、「気をつけます」以上に反省気持ち述べた言葉といえるでしょう。「不徳」とは「常識人道から外れた行為」のことです。不徳を「致してしまった」と認めているので、かなり強い反省フレーズとなりますそのかわり、「不徳の致すところ~」は非常に堅苦しい言い回しであり、頻繁に使うものではありません。かなり深刻な事態について、公的な文書でのみ用い言葉です。

そのほか、「今後注意します」「今後用心します」「今後気に留めおきます」なども、意味としては「今後気をつけます」に似てます。ただし、「気をつけます」には「念頭に置きつつ、警戒し続ける」というニュアンスあります。ほかの言葉よりも反省の意思を示しやすく、ビジネスシーンでは「気をつけます」か「肝に銘じます」を使うのが無難です。



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