”いんげんまめ”とは? わかりやすく解説

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いんげん‐まめ【隠元豆】

読み方:いんげんまめ

マメ科蔓性(つるせい)の一年草3枚小葉からなる複葉で、軟毛がある。夏、白色黄白色・淡紅色などの花を総状につける。さやは細長く未熟果をさやのまま、あるいは熟した種子食用とする。中央アメリカ原産のない栽培品種もあり、ツルナシインゲンという。五月ささげ三度豆。《 秋》

フジマメの別名。関西地方でいう。

[補説] 名は、伝えたという隠元禅師にちなむが、1のみを伝えたとも、また、1関東に、2関西伝えたともいわれる


いんげんまめ (隠元豆)

マメのほかの用語一覧
インガ:  インガ・ウルグネンシス  インガ・エドゥリス
インゲンマメ:  紅花隠元  隠元豆
ウマゴヤシ:  子馬肥やし  紫馬肥やし
エニシダ:  キティスス・デクンベンス

いんげんまめ

いんげんまめは、べにばないんげん花豆とともにインゲン属属し双方合わせて単に「いんげん」と総称する場合ありますまた、いんげんまめは「菜豆さいとう)」と呼ばれることもあります英語では、"kidney bean"、"french bean"、"haricot bean"等と表記されます。

いんげんまめは、諸外国では最も日常的に食べられている豆の一つで、その種類多様です。原産地中南米ですが、我が国への渡来17世紀中頃中国から隠元禅師によってもたらされ禅師の名に因んで隠元豆」とよばれるようになった伝えられています。しかし、実はそれは「ふじ豆」という別の種類の豆であったとの説もあります

日本での本格的な栽培北海道開拓が始まる明治になってからで、アメリカ産の種子輸入され栽培始まりました。現在、北海道がいんげんまめの主産地で、国内生産大部分占めてます。輸入は、カナダアメリカ中国などら行われています。

いんげんまめは、種皮の色の多様性大きな特徴あります。まず、豆全体真っ白な白色系と、豆に色の付いている着色系とに大別されます。白色系は「白いんげん」と呼ばれ代表的なものとして「大福豆おおふくまめ)」、「手亡(てぼう)」、「白金時豆」などがあります着色系には単色斑紋入りがあり、単色の代表は「金時豆」で、へその部分除いて全体鮮やかな赤紫色をしています。斑紋入りは、さらに斑紋種皮全体に及ぶ普斑種(ふはんしゅ)と、一部分にとどまる偏斑種(へんはんしゅ)とに分かれ、普斑種には「うずらまめ」、偏斑種には「虎豆」があります
なお、いんげんまめの未熟野菜として利用するさやいんげん」は、完熟種子乾燥豆として利用する上記のいんげんまめとは品種異なります

インゲンマメ

(”いんげんまめ” から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/21 05:36 UTC 版)

インゲンマメ(隠元豆[2]、眉児豆、Phaseolus vulgaris)はマメ亜科一年草。別名、サイトウ(菜豆)[1]サンドマメ(三度豆)、ゴガツササゲ(五月豇豆)[1]




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