るつぼとは? わかりやすく解説

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るつぼ


る‐つぼ【坩堝】

読み方:るつぼ

《「鋳(い)る壺」あるいは「炉壺」の意からか》中に物質入れて加熱し溶解焙焼(ばいしょう)・高温処理などを行う耐熱製の容器金属製黒鉛製・粘土製などがある。

熱狂的な興奮沸いている状態。「会場興奮の—と化す

種々のものが混じり合っている状態や場所。「人種の—」

[補説] 作品名別項。→るつぼ


るつぼ

英語 crucible

高熱高温下で金属塩類溶解保温を行う耐熱性のつぼ状の容器をいう。黒鉛耐火粘土などでつくられることが多いが、白金石英アルミナ利用されることもある。各種金属材料研究開発用とする小型のものから工業用大型のものまで、ざまざま種類がある。中の材料直接火炎接触しないので化学変化起きにくく、成分比率重要な合金溶融適する。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

るつぼ

作者ジャンバティスタ・バジーレ

収載図書ペンタメローネ五日物語
出版社筑摩書房
刊行年月2005.9
シリーズ名ちくま文庫


るつぼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/12 02:00 UTC 版)

るつぼ坩堝)は、高熱を利用して物質の溶融・合成・保温を行う際に使用する耐熱容器。化学分析では重量分析のほか金属の溶融等に利用される[1]。また、金属加工用の炉にるつぼ炉がある。一般的には湯のみ状の耐熱容器であるが、歴史的には金属加工に用いられた皿形のるつぼなどもある[2]


  1. ^ a b c d e f g h 長島弘三「るつぼの取扱いについて」『分析化学』第4巻第6号、日本分析化学会、1955年、395-400頁、doi:10.2116/bunsekikagaku.4.395ISSN 0525-1931NAID 1300009473462021年10月31日閲覧 
  2. ^ 戦国山城で全国初「本丸から金の粒子」 真田氏拠点・群馬の岩櫃城跡 出土の坩堝に付着”. 上毛新聞. 2021年5月14日閲覧。
  3. ^ http://www.techno-qanda.net/dsweb/Get/Document-9870/ 産業技術総合研究所 Technoknowledge network 白金器具の取り扱いについて(白金るつぼの使用上の注意点が簡潔かつ網羅的に掲載されている)[リンク切れ]
  4. ^ ダイカスト職種(ホットチャンバダイカスト作業)”. 外国人技能実習機構. 2021年5月14日閲覧。
  5. ^ 永田信一『図解 レンズがわかる本』日本実業出版社〈Visual engineering〉、2002年、61頁。ISBN 4-534-03491-1 


「るつぼ」の続きの解説一覧

るつぼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 03:28 UTC 版)

セリウム」の記事における「るつぼ」の解説

硫化セリウムによる機能性耐熱るつぼ製品製造

※この「るつぼ」の解説は、「セリウム」の解説の一部です。
「るつぼ」を含む「セリウム」の記事については、「セリウム」の概要を参照ください。


るつぼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 09:26 UTC 版)

トリウム」の記事における「るつぼ」の解説

二酸化トリウムが高融点酸化物で、高温下でも安定なことから用いられた。

※この「るつぼ」の解説は、「トリウム」の解説の一部です。
「るつぼ」を含む「トリウム」の記事については、「トリウム」の概要を参照ください。

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