星 (囲碁) 星打ちの歴史

星 (囲碁)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/02 06:47 UTC 版)

星打ちの歴史

星は置き碁で必ず出てくる着点でありながら、江戸時代には互先の碁で打たれる例はほとんどなかった。幕末期にようやく本因坊秀和秀策が白番星打ちを試験的に打っている例が登場する。明治に入って本因坊秀栄が白での星打ちをかなり多用しており、タスキ星・二連星などの棋譜も残されている。

昭和に入り、呉清源木谷實が打ち出した新布石において、星の価値は大いに見直されることとなった。一手で隅を占め、辺・中央への展開を重視するスタイルに星打ちは最適であり、一躍人気の着点となった。星を3連打する三連星布石もこの時期に登場している。

新布石ブームが去った後も、星は隅を占める着点として完全に定着した。武宮正樹による宇宙流布石、中国流小林流など星を中心とした布石が次々と開発されている。また近年白番の布石では、スピード重視のため二連星が打たれることが最も多くなっている。

連珠における星

連珠盤(縦横15路)にも星は存在し、左上隅から数えて(4, 4)、(4, 12)、(8, 8)、(12, 4)、(12, 12)に当たる5か所の交点を指す言葉。 このうち特に連珠盤の中心(8, 8)は碁盤と同様、天元と呼ぶ。

連珠では初手は(8, 8)に打たなければならない決まりがある。




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