同一方向の対面乗り換えとは? わかりやすく解説

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同一方向の対面乗り換え

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:36 UTC 版)

対面乗り換え」の記事における「同一方向の対面乗り換え」の解説

待避駅方向別複々線路線分岐駅や交差駅では、同方向線路の間に島式ホーム設けることで対面乗り換え可能になる待避駅 複々線などを使わず対面乗り換えによる緩急接続を行う方法としては最も一般的なのである多く場合先の各駅停車待避線側のホーム停車させ、後から来た優等列車本線ホーム停車し先着列車より先に発車するという方式取られている。 方向別複々線 方向別複々線採用している路線では、同一方向列車同士隣り合って走行するため、双方ホーム配置することで対面乗り換え容易にできる。多く場合各駅停車優等種別線路分けられている場合緩急接続用いる。 JR西日本では、琵琶湖線JR京都線JR神戸線複々線区間において、それぞれ別線を走る新快速・快速と普通の対面乗り換え行っている。JR東日本山手線京浜東北線は、田端 - 田町間が方向別複々線であり、昼間京浜東北線快速運転される時間では緩急接続役割果たしている。その他、西武池袋線練馬 - 石神井公園間など。 「複々線#方向別複々線の例」も参照 線路別複々線 線路別複々線採用している路線では、反対方向列車同士隣り合って走行するために対面乗り換えができず、乗換客に上下移動を強いるケースがほとんどだが、特定の駅の前後立体交差設けてその駅の構内のみを方向別複々線にすることで、対面乗り換えを可能とした事例もある。 このような駅の事例として、東海道本線 戸塚駅東海道線上野東京ライン)と横須賀線湘南新宿ライン)、中央本線総武本線 御茶ノ水駅中央線快速中央・総武緩行線事例がある。これら2つの駅は、実質的に後述する分岐としての役割兼ね備えている。 「複々線#線路別複々線の例」も参照 分岐駅 路線が二股別れ起点からそれぞれの方向へ行く列車交互に運転される際、分岐駅でその列車が行かない方向列車対面乗り換え接続する場合がある。逆方向も同様で、合流点終点になる列車その先まで行く列車対面乗り換えによる接続を行う。これにより、その列車行先に関係なく短時間接続移動できるうになる。 例として、西武鉄道新宿線とそこから分岐する拝島線は、基本的に小平駅対面乗り換え行っている。拝島線内のみで完結する列車一部除き新宿線電車接続行っているなど、多く場合行先に関係なく小平駅での対面乗り換えをすることにより、本川越発着列車拝島線発着列車双方とも短時間接続利用することが可能である。 相互直通運転行っている路線場合、その境界駅対面乗り換え可能な駅が多い。多くの駅では郊外鉄道の駅に地下鉄の駅乗り入れるとなっているが、泉岳寺駅のように地下鉄の駅郊外鉄道乗り入れるとなっている事例もある。練馬駅笹塚駅淡路駅のように、地下鉄乗り入れる支線本線接続している事例もある。 事業者路線駅接続方向備考JR東日本 外房線京葉線内房線 蘇我駅 外房線千葉方面 / 京葉線新木場方面 千葉からJR総武快速線直通京葉線の当駅折り返しとは対面接続しない 外房線大網方面 / 内房線木更津方面 東京メトロ 丸ノ内線本線丸ノ内線方南町支線中野坂上駅 本線荻窪方面 / 方南町支線方南町方面 東武鉄道東京メトロ 東上線有楽町線副都心線 和光市駅 東上線池袋方面 / 有楽町線新木場方面副都心線渋谷方面 有楽町線副都心線は当駅 - 小竹向原線路共用 東武鉄道 伊勢崎線 曳舟駅 浅草方面 / 押上方面 押上から東京メトロ半蔵門線直通正式な分岐駅はとうきょうスカイツリーおよび押上である が、改札外乗り換えとなる。 伊勢崎線日光線 東武動物公園駅 伊勢崎線伊勢崎方面 / 日光線東武日光方面 日光線鬼怒川線 下今市駅 日光線東武日光方面 / 鬼怒川線新藤原方面 西武鉄道東京メトロ 西武有楽町線有楽町線副都心線 小竹向原駅 有楽町線新木場方面 / 副都心線渋谷方面 正式な分岐駅は池袋だが、到着するホーム異なり改札外乗り換えとなる 西武練馬方面 / 有楽町線副都心線和光市方面 有楽町線副都心線和光市 - 当駅の線路共用 西武鉄道 池袋線西武有楽町線豊島線 練馬駅 池袋線池袋方面 / 西武有楽町線小竹向原方面 小竹向原から東京メトロ有楽町線副都心線直通 池袋線飯能方面 / 豊島線豊島園方面 新宿線拝島線 小平駅 新宿線本川越方面 / 拝島線拝島方面 京成電鉄 本線押上線 青砥駅 本線京成上野方面 / 押上線押上方面 押上から都営地下鉄浅草線直通 京成電鉄北総鉄道 本線成田スカイアクセス線北総線 京成高砂駅 本線成田空港方面 / 成田スカイアクセス線成田空港方面 / 北総線印旛日本医大方面 成田スカイアクセス線北総線は当駅 - 印旛日本医大線路共用 京王電鉄 京王線京王新線 笹塚駅 京王線新宿方面 / 京王新線新宿新線新宿方面 京王新線新宿新線新宿)から都営地下鉄新宿線直通正式な分岐駅は新宿 であり、改札内乗り換えはできるが、到着するホーム異なる。 京王線相模原線 調布駅 京王線京王八王子方面 / 相模原線橋本方面 京王線高尾線 北野駅 京王線京王八王子方面 / 高尾線高尾山口方面 東急電鉄東京メトロ 東横線日比谷線 中目黒駅 東横線渋谷方面 / 日比谷線北千住方面 日比谷線は当駅が終着駅であり、横浜方面への営業運転行われない2013年3月15日までは当駅を介して東横線日比谷線相互直通運転が行われていた 東急電鉄 東横線目黒線 田園調布駅 東横線渋谷方面 / 目黒線目黒方面 当駅 - 日吉駅間は方向別複々線となっている 田園都市線大井町線 二子玉川駅 田園都市線渋谷方面 / 大井町線大井町方面 当駅 - 溝の口駅間は方向別複々線となっている 京浜急行電鉄都営地下鉄 本線浅草線 泉岳寺駅 京急本線浦賀方面 / 浅草線西馬込方面 京浜急行電鉄 本線空港線 京急蒲田駅 本線浦賀方面 / 空港線羽田空港方面 空港線発着する番線列車により異なるため、必ずしも対面接続が可能とは限らない 本線品川方面 / 空港線羽田空港方面 本線逗子線 金沢八景駅 本線浦賀方面 / 逗子線逗子葉山方面 早朝深夜帯をのぞく 本線品川方面 / 逗子線逗子葉山方面 早朝深夜帯のみ 本線久里浜線 堀ノ内駅 本線浦賀方面 / 久里浜線三崎口方面 小田急電鉄東京メトロ 小田原線千代田線 代々木上原駅 小田原線新宿方面 / 千代田線綾瀬方面 小田急電鉄 小田原線江ノ島線 相模大野駅 小田原線小田原方面 / 江ノ島線片瀬江ノ島方面 相模鉄道 本線いずみ野線 二俣川駅 本線海老名方面 / いずみ野線湘南台方面 本線相鉄新横浜線 西谷駅 本線横浜方面 / 相鉄新横浜線羽沢横浜国大方面 羽沢横浜国大からJR埼京線方面直通 都営地下鉄 大江戸線 都庁前駅 大江戸線六本木方面 / 飯田橋方面 東京メトロ都営地下鉄 南北線三田線 白金高輪駅 南北線赤羽岩淵方面 / 三田線西高島平方面 南北線三田線は当駅 - 目黒駅間は線路共用 名古屋鉄道名古屋市営地下鉄 犬山線鶴舞線 上小田井駅 犬山線名鉄名古屋方面 / 鶴舞線赤池方面 名古屋鉄道 名古屋本線津島線 須ヶ口駅 名古屋本線名鉄岐阜方面 / 津島線津島方面 本線常滑線 神宮前駅 名古屋本線豊橋方面 / 常滑線常滑方面 常滑線河和線 太田川駅 常滑線常滑方面 / 河和線河和方面 金山方面行き到着するホーム異な近畿日本鉄道京都市営地下鉄 京都線烏丸線 竹田駅 京都線京都方面 / 烏丸線国際会館方面 近畿日本鉄道 奈良線京都線橿原線 大和西大寺駅 奈良線大阪難波方面 / 京都線京都方面 奈良線近鉄奈良方面 / 橿原線橿原神宮前方面 奈良線大阪線 鶴橋駅 奈良線大阪難波方面 / 大阪線大阪上本町方面 Y字構造大阪上本町では到着するホーム異な奈良線近鉄奈良方面 / 大阪線伊勢中川方面 南大阪線長野線 古市駅 南大阪線橿原神宮前方面 / 長野線河内長野方面 阪神電気鉄道 本線阪神なんば線 尼崎駅 本線大阪梅田方面 / 阪神なんば線大阪難波方面 2番線本線)と3番線阪神なんば線3番線阪神なんば線列車乗客2番線停車中の本線普通列車を介して1番線本線急行列車乗り換えることができる 阪急電鉄 京都線千里線 淡路駅 京都線大阪梅田方面 / 千里線天下茶屋方面 天神橋筋六丁目からOsaka Metro堺筋線直通 京都線京都河原町方面 / 千里線北千里方面 西日本旅客鉄道 東海道本線JR神戸線JR宝塚線JR東西線福知山線JR宝塚線尼崎駅 JR神戸線大阪方面 / JR東西線京橋方面 大阪から東海道本線JR京都線)に直通 / 京橋から片町線学研都市線)に直通 JR神戸線神戸方面 / JR宝塚線宝塚方面 神戸から山陽本線JR神戸線)に直通 関西本線大和路線大阪環状線 新今宮駅 大和路線JR難波方面 / 大阪環状線西九条方面 大和路線久宝寺阪和線日根野方面 / 大阪環状線鶴橋方面 関西本線大和路線おおさか東線 久宝寺駅 大和路線JR難波方面 / おおさか東線新大阪方面 この表に記載されている例は一部過ぎずこの他多数分岐駅で対面接続が可能である。 この他能勢電鉄山下駅では、日中川西能勢口方面から日生中央駅日生線)へ向かう客が妙見口駅妙見線)行に乗車した場合変則ながら同一ホーム対面乗り換えができるよう配慮されている(詳しく山下駅参照)。 タイ王国のバンコク・スカイトレインサイアム駅でも同一ホーム対面乗り換えができる構造となっている。 乗換駅 線路共有せず、なおかつ乗り入れ行っていない路線同士ではあるが、乗換駅ホームのみを共有することで対面乗り換えを可能とした事例である。日本での事例少ない。壁面床面案内強化したり、車体の上部にもラインカラー配するなどして乗り間違い防止するという工夫をしている。 例として、東京メトロ表参道駅では、半蔵門線銀座線の間で、押上方面浅草方面および渋谷方面どうしの対面乗り換え可能な構造になっている西側の隣駅はいずれ渋谷駅であるが、半蔵門線銀座線渋谷駅ホームが違う建物あり、かなり離れている(半蔵門線地下3階銀座線3階)ため、表参道駅乗り換えた方が渋谷駅での徒歩移動少なくなるケースがある。特に半蔵門線渋谷駅を介して東急田園都市線との直通運転行っているため、銀座線田園都市線乗り継ぐ際は表参道駅利用した方が利便性高くなる事業者路線駅接続方向備考東京メトロ 銀座線丸ノ内線 赤坂見附駅 銀座線渋谷方面 / 丸ノ内線荻窪方面 地下2階ホームがある 銀座線浅草方面 / 丸ノ内線池袋方面 地下3階ホームがある 銀座線半蔵門線 表参道駅 銀座線渋谷方面 / 半蔵門線渋谷方面 Y字構造渋谷では到着するホーム異な銀座線浅草方面 / 半蔵門線押上方面 東京メトロ都営地下鉄 東京メトロ半蔵門線都営地下鉄新宿線 九段下駅 半蔵門線押上方面 / 新宿線新宿方面 新宿線新宿方面から半蔵門線押上方面への乗り換え神保町駅との間で折り返し乗車となる 東日本旅客鉄道 山手線中央・総武緩行線 新宿駅 山手線渋谷方面 / 中央・総武緩行線千葉方面 山手線池袋方面 / 中央・総武緩行線三鷹方面 東海道線横須賀線 戸塚駅 東海道線東京方面 / 横須賀線東京方面 東海道線小田原方面 / 横須賀線久里浜方面 東急電鉄 目黒線大井町線 大岡山駅 目黒線日吉方面 / 大井町線溝の口方面 目黒線目黒方面 / 大井町線大井町方面 西武鉄道 拝島線国分寺線 小川駅 拝島線小平方面 / 国分寺線東村山方面 拝島線拝島方面 / 国分寺線国分寺方面 西日本旅客鉄道 片町線学研都市線おおさか東線 放出駅 学研都市線木津方面 / おおさか東線久宝寺方面 学研都市線京橋方面 / おおさか東線新大阪方面 京橋からJR東西線直通 大阪市高速電気軌道Osaka Metro御堂筋線四つ橋線 大国町駅 御堂筋線なかもず方面 / 四つ橋線住之江公園方面 御堂筋線千里中央方面 / 四つ橋線西梅田方面 なんば以北では到着するホーム異な

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