駅 路とは? わかりやすく解説

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うまや‐じ〔‐ぢ〕【駅路】

読み方:うまやじ

宿駅のある街道。えきろ。はゆまじ

香島に向かふ陸(くが)の—なり」〈常陸風土記

宿場。〈日葡


えき‐ろ【駅路】

読み方:えきろ

宿駅から宿駅通じ道。うまやじ

歌舞伎で、宿場・街道の場面で用い囃子(はやし)。


駅路

読み方:エキロ(ekiro)

律令制の京から各地方を結ぶ幹線道路


駅路

作者松本清張

収載図書松本清張傑作総集 2
出版社新潮社
刊行年月1993.12

収載図書松本清張小説セレクション 34 短篇集 3
出版社中央公論社
刊行年月1995.11

収載図書駅路 66改版
出版社新潮社
刊行年月2002.1
シリーズ名新潮文庫

収載図書空白意匠松本清張短編全集 10 3
出版社光文社
刊行年月2003.4
シリーズ名カッパ・ノベルス

収載図書男たち晩節
出版社角川書店
刊行年月2007.1
シリーズ名角川文庫


駅路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/10 15:50 UTC 版)

駅路(えきろ)とは、古代律令制において定められた駅使が通行する官道のこと。七道駅路(しちどうえきろ)ともよばれる。宿駅駅馬(えきば/はゆま)が整備された(駅制)。中央もしくは国府が発給した駅鈴を携行する駅使のみが駅馬を用いることができた。


注釈

  1. ^ 一部で30キロメートル以上の直線道路であることもあった[1]
  2. ^ 中央と諸国を結ぶ駅路に対し、諸国に置かれた国府と郡を連絡する交通手段が伝路である[2]
  3. ^ 東海道は名神高速道路東名高速道路、東山道は中央自動車道東北自動車道、北陸道は北陸自動車道、山陰道は山陰自動車道、山陽道は山陽自動車道、南海道は阪和自動車道に相当する[24]

出典

  1. ^ 武部健一『完全踏査 古代の道』pp. 92–94
  2. ^ a b c 浅井建爾 2015, p. 110.
  3. ^ a b 武部健一 2015, p. 34.
  4. ^ a b c d 武部健一 2015, p. 47.
  5. ^ 武部健一 2015, pp. 35–36.
  6. ^ 武部健一 2015, pp. 50–53.
  7. ^ a b 浅井建爾 2015, p. 112.
  8. ^ 武部健一 2015, p. 53.
  9. ^ 浅井建爾 2015, p. 110–112.
  10. ^ 武部健一 2015, pp. 34, 45.
  11. ^ a b c 武部健一 2015, p. 45.
  12. ^ a b c d 浅井建爾 2001, p. 87.
  13. ^ 武部健一 2015, pp. 45–46.
  14. ^ 武部健一 2015, p. 35.
  15. ^ a b 浅井建爾 2015, p. 111.
  16. ^ 近江秀俊 2013, pp. 25–28.
  17. ^ a b c d 武部健一 2015, pp. 48–50.
  18. ^ a b c 武部健一 2015, p. 54.
  19. ^ 武部健一, p. 55.
  20. ^ 武部健一 2015, p. 56.
  21. ^ 武部健一 2015, p. 58.
  22. ^ 武部健一 2015, pp. 41–44.
  23. ^ 武部健一 2015, p. 66.
  24. ^ 武部健一 2015, pp. 60–61.
  25. ^ a b 武部健一 2015, p. 61.
  26. ^ 武部健一 2015, p. 63.
  27. ^ 武部健一 2015, pp. 62–63.
  28. ^ 武部健一 2015, pp. 63–64.
  29. ^ 武部健一 2015, pp. 65–66.
  30. ^ a b 武部健一 2015, p. 68.


「駅路」の続きの解説一覧

駅路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 12:33 UTC 版)

日本の古代道路」の記事における「駅路」の解説

詳細は「駅路」を参照 駅路は、中央各国国府との間を馬を使って迅速な情報連絡目的とした路線である。国府国府との間は、途中30里(約16 km)ごとに駅家置かれ、それらは最短経路直線的に結ばれた律令地方制度五畿七道といい、中央である五畿地方である七道から成っていたが、七道それぞれに駅路が引かれた。駅路は重要度に応じて大路中路小路区分され当時国内最重要路線だった中央大宰府を結ぶ山陽道西海道一部大路中央東国を結ぶ東海道東山道中路それ以外小路とされていた。駅家に置く馬(駅馬という)は、大路20頭、中路10頭、小路で5頭と定められており、使者駅馬利用するには、駅鈴交付されている必要があった。 駅路は、重要な情報いち早く中央地方の間で伝達することを主目的としていたため、路線直線的な形状示し旧来の集落拠点とは無関係に路線通り道路幅も 9–12 m(場所によって20 m)と広く中央国府間を繋ぐ早馬走らせる性格色濃く持っていた。 実際に古代駅路と高速道路設定ルートや、駅家インターチェンジ設定位置が、ほぼ同一となっている事例多く見られる奈良時代最末期から平安時代初期にかけて、行政改革精力的に行われたが、駅伝制においても駅家(うまや)や駅馬(えきば/はゆま)、伝馬削減などが実施され、伝路は次第に駅路へ統合されていくこととなった。ただし、地域実情無関係に設置された駅路は次第利用されることが少なくなり、従来の伝路を駅路として取り扱うことが多くなった。これに伴い従来の駅路は廃絶していき、存続したとしても 6 m 幅に狭められることが多かった(広い幅員道路維持管理することには大きな負担が伴うからである)。 10世紀前期編纂された延喜式には、駅路(七道)ごとに各駅名記載されており、これを元に当時の駅路を大まかに復元することができる。しかし、駅伝制急速に衰退していき、10世紀後期または11世紀初頭には、名実共に駅伝制も駅路も廃絶した

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駅路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:52 UTC 版)

九州王朝説」の記事における「駅路」の解説

古代日本では、駅路という全長6,300kmにも及ぶ幅6-30mの直線的道路本州をほぼ縦断して全国作られ沿線には「駅家(うまや)」という休憩宿泊施設作られていた。これは2021年令和3年現在の日本の高速道路網にも匹敵するのであるが、これだけ道路の建設にもかかわらず、どれだけ費用がかかり、誰が負担したと言う事がわかっていない。当時人口500万人程度推測されており、建設には長い歳月膨大な労力必要だった考えられる。これらも九州倭国が、半島での戦争遂行するために兵員移動物資補給用に建設したのである考えられる

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