駅家とは? わかりやすく解説

うま‐や【駅/駅家】

読み方:うまや

律令制で、諸道30里(約16キロ)ごとに置かれ施設駅馬を置き、駅使食料人馬供する駅長駅子(えきし)がいた。財源として駅田給与された。えき。→駅(えき) →駅制


えき‐か【駅家】

読み方:えきか

律令制で、人馬用意し駅使宿舎食糧提供した施設駅館駅舎駅亭


駅家

読み方:ウマヤ(umaya), エキカ(ekika)

古代駅伝制施設


駅家

読み方:エキヤ(ekiya)

所在 広島県(JR福塩線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

駅家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/30 04:13 UTC 版)

駅家(えきか/うまや)とは、古代日本五畿七道駅路沿いに整備された施設。単に(えき)とも称する。


注釈

  1. ^ 今日知られている江戸時代以後に定められた里(1里=約4キロメートル)とは距離が大きく異なることに注意を要する。
  2. ^ 旅行など公務ではない場合も、一定以上の立場にある高官に対して泊まらせたりしたが、律令により食事は提供してはならないなどの厳しい決まりがあった[6]
  3. ^ 山道や駅路の分岐点に置かれた駅家で多くの駅馬を必要とする場合など。

出典

  1. ^ a b 武部健一 2015, p. 40.
  2. ^ a b 中村太一「駅家」館野和己・出田和久 編『日本古代の交通・流通・情報 3 遺跡と技術』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-01730-5 P186-212
  3. ^ 続日本後紀承和8年閏9月庚戌14日)条。
  4. ^ 武部健一 2015, pp. 46–47.
  5. ^ 日本後紀大同元年4月丁丑14日)条。なお、山陽道の布勢駅家(小犬丸遺跡)の発掘調査においてこの事実を裏付ける瓦や壁の破片が出土している。
  6. ^ 武部健一 2015, p. 54.
  7. ^ 伊藤寿和「古代の道路と地名」館野和己・出田和久 編『日本古代の交通・流通・情報 3 遺跡と技術』(吉川弘文館、2016年) ISBN 978-4-642-01730-5 P356-357
  8. ^ 田名網宏「駅長」(『国史大辞典 2』(吉川弘文館、1980年) ISBN 978-4-642-00502-9
  9. ^ 武部健一 2015, pp. 55–56.


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