大阪市高速電気軌道とは? わかりやすく解説

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大阪市高速電気軌道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 22:40 UTC 版)

大阪市高速電気軌道株式会社(おおさかしこうそくでんききどう、: Osaka Metro Co., Ltd.[3])は、大阪府大阪市内およびその周辺地域で地下鉄および中量軌道AGT)並びにBRTを運営する軌道鉄道事業者[注釈 1]バス事業者[注釈 2]である。大阪市の全額出資で2017年に設立され、大阪市交通局民営化により2018年に同局の鉄軌道事業を継承した。愛称はOsaka Metro(オオサカ メトロ)。


  1. ^ a b 「第三軌条」は直流750V 第三軌条方式、「架線」は直流1500V 架空電車線方式、「鉄輪式リニア」は直流 1500V 架空電車線方式(鉄輪式リニアモーターカー)のこと。なお、AGTの南港ポートタウン線は三相交流 600V・側方接触式および三線剛体架線方式。
  2. ^ 旅客案内上は「なかもず駅」表示。
  3. ^ 江坂駅から北大阪急行電鉄南北線に乗り入れ箕面萱野駅まで直通運転。
  4. ^ a b 中央線コスモスクエア駅 - 大阪港駅間および南港ポートタウン線コスモスクエア駅 - トレードセンター前駅間は大阪市高速電気軌道が第二種鉄道事業者大阪港トランスポートシステム第三種鉄道事業者
  5. ^ 長田駅から近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅まで直通運転。
  6. ^ 2024年度に夢洲駅 - コスモスクエア駅間 (3.2km) が開業予定。同区間は大阪市高速電気軌道が第二種鉄道事業者、大阪港トランスポートシステムが第一種鉄道事業者
  7. ^ 天神橋筋六丁目駅から阪急京都本線京都河原町駅および阪急千里線北千里駅まで直通運転。

注釈

  1. ^ 軌道法による路線と、鉄道事業法による路線の両方を運営しているため。
  2. ^ Osaka Metroが運営しているのは発足後に営業を開始したBRT「いまざとライナー」やオンデマンドバスで、大阪市交通局が運営していた大阪市営バスは子会社の大阪シティバスが継承した。
  3. ^ 資本金は東急[9]のおよそ2倍。総営業キロ小田急電鉄より長い[10]
  4. ^ 同様に、同社の労働組合も日本私鉄労働組合総連合会(私鉄総連)への加盟をしておらず、引き続き全日本自治団体労働組合(自治労(旧・日本都市交通労働組合(都市交)))に加盟したままである。ただし同社子会社の大阪シティバスの労働組合は2020年に自治労を脱退し、私鉄総連に加盟している。
  5. ^ JR東日本企画関西支社がプロデュースに関与。
  6. ^ 出典先の写真がイメージ図ではないものがリニューアル完了済みである
  7. ^ 2023年2月10日に辞任[51]

出典

  1. ^ 地下鉄事業株式会社化に向けて「準備会社」を設立します』(プレスリリース)大阪市交通局、2017年5月18日https://www.osakametro.co.jp/news/news/notice/20170518_jyunbikaisya.php2022年3月22日閲覧 
  2. ^ a b c d e f g h 第6期(自2022年4月1日 至2023年3月31日)貸借対照表、損益計算書及び注記事項・連結貸借対照表、連結損益計算書”. 大阪市高速電気軌道株式会社. 2023年7月9日閲覧。
  3. ^ 大阪市高速電気軌道株式会社 定款 第1章第1条
  4. ^ a b c 大阪市営地下鉄、民営化へ6月に準備会社 - 大阪市「都市交通局」7月に新設”. マイナビ (2017年5月18日). 2022年3月22日閲覧。
  5. ^ 大阪市交通局の株式会社化に伴う大阪市営地下鉄の事業譲渡に係る許認可について (PDF) - 国土交通省、2017年12月15日
  6. ^ Osaka Metro Group 2018〜2024年度 中期経営計画について - 大阪市高速電気軌道、2018年7月9日発信、2022年3月21日閲覧
  7. ^ 「大阪メトロ、夢洲に観光客向け商業施設 中計を発表」日本経済新聞』朝刊2018年7月10日(関西経済面)2018年7月20日閲覧
  8. ^ Osaka Metro Group 2018~2024年度 中期経営計画 (PDF) - 大阪市高速電気軌道、2018年7月9日発信、2018年8月5日閲覧
  9. ^ 会社概要 東急株式会社- 2019年11月1日閲覧
  10. ^ 大手民鉄の素顔 (PDF) 』日本民営鉄道協会、2019年10月1日発行、pp.2-3
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  12. ^ 鉄軌道事業者一覧(2022年5月5日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  13. ^ 2019年8月22日付『読売新聞』大阪本社版「関西経済」(地域経済面)
  14. ^ a b コーポレートアイデンティティー - Osaka Metro
  15. ^ “「大阪・市営地下鉄新会社の愛称「Osaka Metro」に決定 外国人にもわかりやすく”. 産経WEST (産業経済新聞社). (2018年1月25日). https://www.sankei.com/article/20180125-C3VY3XMI4VNY3FZYNXVZOP2SK4/ 2018年5月24日閲覧。 
  16. ^ “「大阪メトロ」などを商標出願 大阪市が来春の地下鉄民営化で活用検討”. 産経WEST (産業経済新聞社). (2017年6月15日). https://www.sankei.com/article/20170615-MTUSXYTF2VI6XH7VIOFENYK67Y/ 2018年5月24日閲覧。 
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  18. ^ 「Osaka Metro」発足で、何が変わるのか?”. マイナビニュース (2018年3月7日). 2018年4月6日閲覧。
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  24. ^ 地下鉄・バスIC連絡定期券等の発売開始について』(プレスリリース)大阪市交通局、2018年1月26日http://www.jametro.or.jp/upload/member_news/EZBUxFZtYqge.pdf2022年3月22日閲覧 
  25. ^ 「弱冷車」を設定します』(プレスリリース)大阪市高速電気軌道、2019年6月1日https://subway.osakametro.co.jp/news/news/subway/20190601jyakureisha.php2019年6月3日閲覧 
  26. ^ 「国内初」顔認証改札機は可能か 大阪メトロが実験開始 朝日新聞デジタル(2019年12月9日)2019年12月15日閲覧。
  27. ^ 日本の地下駅300超、有事の避難施設に指定…地上から浅くミサイルには弱く”. 読売新聞 (2021年4月21日). 2022年4月21日閲覧。
  28. ^ バリアフリー料金加算後の運賃について【2023年3月10日追記】”. 大阪市高速電気軌道 (2022年8月26日). 2023年3月31日閲覧。
  29. ^ 梅田3駅(梅田・東梅田・西梅田駅)の改札外乗継について|Osaka Metro”. Osaka Metro. 2020年5月13日閲覧。
  30. ^ バスとバス、バスと地下鉄の乗り継ぎについて - Osaka Metro(2019年12月15日閲覧)
  31. ^ 運賃(いまざとライナー) - Osaka Metro(2019年12月15日閲覧)
  32. ^ 大阪メトロ 旅客営業規則 第67条(4)”. 2020年5月閲覧。
  33. ^ 定期券利用による御堂筋・四つ橋線相互利用について - Osaka Metro(2019年12月15日閲覧)
  34. ^ 1日乗車券「エンジョイエコカード」と「OSAKA 1day pass」「OSAKA 2day pass」「OSAKA 海遊きっぷ」等の提示割引施設一覧”. Osaka Metro. 2020年1月閲覧。
  35. ^ 御堂筋線10系1113編成が緑木検車場へ - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2020年7月12日
  36. ^ 中央線に27年ぶりの新造車両「30000A系」が7月22日にデビュー!万博開催期間中の輸送力増強を目的に順次導入します - 大阪市高速電気軌道、2022年7月19日
  37. ^ a b c 新型車両400系と新造車両30000A系を中央線に導入します - 大阪市高速電気軌道、2021年12月9日
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  39. ^ “25年万博へ新車両「400系」出発式 大阪メトロ”. 産経新聞 (産経新聞社). (2023年6月25日). https://www.sankei.com/article/20230625-ZEBXSYQX3FLLFMRYEPJTHRHMZE/ 2023年6月27日閲覧。 
  40. ^ Osaka Metro初の大型タイアップイベント「Osaka Metro ポケモンスタンプラリー」を開催します - 大阪市高速電気軌道、2018年7月25日
  41. ^ 堺筋だけやない、天下茶屋は… 大阪メトロのサイト誤訳:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年6月2日閲覧。
  42. ^ a b ワクワクする魅力的な駅へ ~ Osaka Metro 地下空間の大規模改革 ~|Osaka Metro”. Osaka Metro. 2024年3月17日閲覧。
  43. ^ 「大阪メトロ」中央線夢洲延伸に参画、新型車両・駅リニューアルも”. マイナビニュース. マイナビ (2018年12月20日). 2024年3月18日閲覧。
  44. ^ a b 大阪メトロ、心斎橋駅の新デザインを発表”. Lmaga.jp. 京阪神エルマガジン社 (2019年8月29日). 2024年3月18日閲覧。
  45. ^ 「悪趣味だ」の反対署名に大阪メトロが釈明 15地下鉄駅の大規模改装案に」『毎日新聞』毎日新聞社、2018年12月28日。2024年3月18日閲覧。
  46. ^ 大阪メトロ、御堂筋線心斎橋駅、梅田駅など5駅のリニューアルデザイン決定”. トラベルWatch. インプレス (2019年8月30日). 2024年3月18日閲覧。
  47. ^ Osaka Metro ADERA
  48. ^ 株式会社交通電業社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ - 大阪市高速電気軌道公式ニュースリリース。2024年2月16日発信、同年同月17日閲覧。
  49. ^ 大阪メトロ、行先表示器などの製造企業「交通電業社」を子会社化 - 鉄道コム。2024年2月16日18時8分発信、同年同月17日閲覧。
  50. ^ 本田翼さん出演!Osaka Metroの初めてのTVCMがスタートします』(プレスリリース)Osaka Metro、2018年11月22日。 オリジナルの2018年11月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20181123065846/https://subway.osakametro.co.jp/news/news/20181122_cmstart.php?_ga=2.66211814.994583725.1542928563-557128037.15225310502019年1月6日閲覧 
  51. ^ Osaka Metro Group のCDOの辞任について”. Osaka Metro (2023年2月10日). 2023年8月14日閲覧。


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大阪市高速電気軌道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 17:52 UTC 版)

中百舌鳥駅」の記事における「大阪市高速電気軌道」の解説

2019年11月12日乗降人員76,151人(乗車人員38,846人、降車人員37,305人)である。Osaka Metroの駅全体では107駅中14位、御堂筋線の駅(江坂駅-なかもず駅間)では梅田駅なんば駅天王寺駅淀屋橋駅本町駅心斎橋駅四ツ橋駅合算)、新大阪駅江坂駅次いで20駅中9位である。南海電気鉄道泉北高速鉄道連絡運賃値下げ影響で、2016年度以降乗降人員減少しているが、現在は堺市で最も多い乗降人員となっている。

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大阪市高速電気軌道(Osaka Metro、旧大阪市営地下鉄)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:56 UTC 版)

発車メロディ」の記事における「大阪市高速電気軌道(Osaka Metro、旧大阪市営地下鉄)」の解説

長堀鶴見緑地線では開業時から採用しているが、現在流れているメロディとは異なるものであるその他の路線でも1990年頃から採用しているが、長堀鶴見緑地線のものとは違うタイプのものである。これは、同線が花博会場へのアクセス線となり、同様のコンセプト製作された事による。その為、同じリニア地下鉄でも今里筋線通常の発車メロディである。 当初上り・下りともに同じメロディ採用する予定であったが、停車時における両者区別がつきにくいという理由で、新たに下りメロディ作られ、既に作成し終えていたもの上り使用することとなった上り線上昇する旋律に、下り線下降する旋律作曲されている。ただし南港ポートタウン線ニュートラム)は発車ベルのままである

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大阪市高速電気軌道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:06 UTC 版)

出口番号」の記事における「大阪市高速電気軌道」の解説

大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)では数字設定末尾符号英字1A,1Bなどと設定している。

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「大阪市高速電気軌道」を含む「出口番号」の記事については、「出口番号」の概要を参照ください。


大阪市高速電気軌道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 20:45 UTC 版)

九条駅 (大阪府)」の記事における「大阪市高速電気軌道」の解説

相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。改札口コンコース2階ホーム3階にある。コンコース阿波座駅寄りにのみにあったが、阪神なんば線開業後は弁天町駅寄りにも設置された。改札口南北歩道から歩道橋入れる2か所と高架下駐輪場から通じる1か所の合計3か所である。1964年開業時は、西側改札口および2両分ホームのみ仕上げ工事完成させて営業開始した東側改札口完成後、西側改札口はいったん閉鎖され2009年阪神なんば線開業に伴い設置された。2009年当時大阪市交通局は「西側改札口閉鎖の理由記録残っていない」と説明していた。

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「大阪市高速電気軌道」を含む「九条駅 (大阪府)」の記事については、「九条駅 (大阪府)」の概要を参照ください。

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