からしとは? わかりやすく解説

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からし【芥子/×芥/辛子】

読み方:からし

形容詞「から(辛)し」の終止形から》カラシナ種子を粉にした香辛料黄色辛く練って用いる。また、カラシナの別名。


枯らし、嗄らし、涸らし

読み方:からし

サ行五段活用動詞枯らす」「嗄らす」「涸らす」の連用形である「枯らし」「嗄らし」「涸らし」、あるいは連用形名詞化したもの

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鹹し、辛し

読み方:からし

ク活用形容詞鹹し」「辛し」の終止形
鹹し」「辛し」の口語形としては、形容詞鹹い」「辛い」が対応する


辛し

読み方:からし、つらし

ク活用形容詞「辛し」の終止形
「辛し」の口語形としては、形容詞「辛い」が対応する

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シーズニング、枯らし(からし)

seasoning
鋳物鋳造内部応力除去するため、長年月放置する操作
備考最近では、一般に応力除去焼なましが行われる。

枯らし(からし)

精米から醪の仕込みまでの工程でできた中間生成物次の工程使用されるまで放置される状態をいう。
(1)精米後の白米紙袋入れたホッパーに移すなどして使用時まで放置することを白米の枯らしといい、この間白米の枯らし期間という。米粒内の水分分布均一にし、室温湿度なじませることを目的としている。枯らし期間は精米歩合にもよるが、7~20日くらいとする。
(2)出麹でこうじ)後1日ほど放置してから仕込み使用することを出枯らしという。枯らし中はうすく拡げて乾燥させる
(3)酒母もと分け丸冷まし)から使用時もと卸し)までを酒母の枯らしといい、その間酒母の枯らし期間という。酒母種類等にもよるが、普通速醸酒母では5~7日くらいが適当である。

読み方:からし

  1. 和尚。〔第二類 人物風俗
  2. 和尚を云ふ。
  3. 和尚
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からし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 09:01 UTC 版)

納豆に添えられたからし

からしカラシ芥子辛子)は、アブラナ科植物であるカラシナおよびその近縁種の種子から作られる香辛料黄色もしくは黄土色で、独特の刺激臭辛味を持つ。

カラシナ類の種子を原料とした調味料は世界各地に存在するが、日本では一般に「和がらし」と「洋がらし[注 1]に大別される(詳細は後節参照)。

和がらし

カラシナの種子を粉末にした「粉からし」を水またはぬるま湯で練って作られるもので、通常はそれ以外の成分を含まない。日本で単にからしと言う場合には、主に和がらしを指す。

洋がらし

洋がらしという言葉は、からしに糖類、その他の香辛料を加えて調整された複合調味料、いわゆるマスタードの意味で用いられる場合と、和がらしに比べて辛みを抑えた粉からしや練りからし製品を指す場合がある。

マスタード

マスタードは製法や用途の異なるさまざまな種類のものが販売されているが、酢などが加えられているために酸味や甘みが強く、一般に辛さは控えめである。

マスタードと和がらしは本来用途の異なる香辛料であり、風味もまるで異なるが、マスタードが一般に普及する以前の日本では、西洋料理にも代用として和がらしが多く用いられた。古くから営業している店のサンドイッチに和がらしが使われていたり、洋食屋のテーブルに練りからしが置かれていたりするのはその名残りである。

洋がらし

「洋がらし」の名称で販売されている製品には、原料としてシロガラシが配合されている。

ねりからし

からしの辛みは水で溶くことによって発生するが、揮発性が強く長続きしない。いつでも簡単にからしの風味が利用できるように、粉末や油に溶いた状態で保存する技術が発達した。ねりからしは、油脂や増粘剤などによって辛み成分を安定させ、人工的なカラシ香味成分を配合したものである。焼売などに添えられる業務用のプラスチック包装品は1950年代から存在し、1970年にはエスビー食品から家庭用のチューブ入りねりからしが発売された。粉から練った和がらしや伝統的な製法のマスタードとはかなり異なるものであるが、その手軽さから広く普及し、現在では[いつ?]日本で消費されるからし類の大半を占めるに至っている。

なおチューブ入りの「ねり和からし」も発売されているが、これは単に風味による命名であり、セイヨウカラシナを用いて和からしの辛さを人工的に再現したという意味である。

からしを用いた民間療法

からしを湿布として胸部に貼ることは古くから行われている民間療法であり、用法を誤らなければ効果をあげる療法の一つとされている。期待される作用は、揮発成分を吸引することによる気道の刺激、ならびに経皮吸収による血流の促進であり、毛細気管支炎気管支肺炎麻疹の経過中および肺性鬱血等に対して効果があるとされる[1]

脚注

注釈

  1. ^ 読み方は大辞泉小学館)による。

出典

  1. ^ 長尾乾「小児科に於ける胸部芥子罨法の再検討」

からし

出典:『Wiktionary』 (2021/10/10 15:50 UTC 版)

名詞

からし

  1. アブラナ植物カラシナおよび近縁種子から作られる香辛料黄色もしくは黄土色で、独特刺激臭辛味持つ大別して、「和からし和がらし)」と「洋からし洋がらし)・マスタード」がある。
  2. 唐辛子のこと。[要出典]

成句

翻訳

語義1

発音

三拍形容詞二類(?)

形容詞

からしし】

  1. しおからい。
  2. ひどい。
  3. つらい。くるしい。
  4. いやだ。
  5. あぶない。
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用種類
からし から -く -く -し -き -けれ ク活用
-から -かり -かる -かれ

派生語

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