ご‐かん【語幹】
語幹
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語幹(ごかん)とは、語形変化の基礎になる部分のこと。
語幹
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一部の不規則活用を除くと、5種類ある。大きくわけて語幹に長母音を持つ3タイプと短母音を持つ2タイプに分けられる。
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語幹
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「インタースラーヴィク」の記事における「語幹」の解説
スラヴ語は複雑な活用パターンで悪名高い言語として知られている。簡単に言えば、インタースラヴィックには二つの活用と二つの語幹がある。ほとんどの場合、不定詞を知っていれば語幹も解る。 第一語幹は不定詞、過去時制、条件法、過去受動分詞および動詞的名詞に使用される。これは不定詞から語尾の-tiを取り除くことによって生成される。:dělati "~する" > děla-, prositi "要求する" > prosi-, nesti "運ぶ" > nes- 動詞語尾-sti は語幹末尾にt or d, fを持つ。 例) vesti > ved- "先導する", gnesti > gnet- "押し潰す" 第二語幹は現在時制、命令形、現在能動分詞に使用される。ほとんどの場合、両方の語幹は同一である。そして残りの大部分のケースでも第二語幹は第一語幹から規則的に作り出すことができるが、特別な場合には、別々学習する必要がある。現在時制では、2つの活用の間に区別がある。第一活用には-itiを持たないほぼすべての動詞だけでなく、-itiの単音節動詞も含まれる。-atiで終わる動詞は語幹 -aj-を持つ: dělati "~する" > dělaj- -ovatiで終わる動詞は語幹 -uj-を持つ: kovati "鍛錬する" > kuj- -nųtiで終わる動詞は語幹 -n-を持つ: tęgnųti "引く" > tęgn- 単音節動詞は-j-を持つ: piti "飲む" > pij-, čuti "感じる" > čuj- 子音で終わる場合、第二語幹は第一語幹と同じ : nesti "運ぶ" > nes-, vesti "先導する" > ved- 第二活用は複数音節の-itiと-ětiのほとんどが含まれる。: prositi "要求する" > pros-i-, viděti "見る;会う;理解する" > vid-i- 第一語幹から第二語幹を規則的に作り出せない不規則動詞もある。 pisati "書く" > piš-, spati "眠る" > sp-i-, zvati "呼ぶ" > zov-, htěti "欲する" > hoć- 上記の3ケースでは2つの語幹をそれぞれ個別に覚える必要がある。
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語幹
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瀬底方言の動詞活用を整理すると、基本語幹、連用語幹、派生語幹、音便語幹の4種の語幹に活用語尾が付いていることが分かる。動詞の種類ごとに語幹を整理すると、下記の通りである。 瀬底方言の動詞一A類の語幹日本語頭語幹語幹末基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹書くhak k ku tʃ 行くʔik k ku dʒ 漕ぐɸug g gu dʒ 殺すkurus s su tʃ 立つtaQt t tu tʃ 死ぬsin n nu dʒ 飛ぶtub b bu r 結ぶkuNb b bu tʃ 眠るniNb b bu t 読むjum m mu r 瀬底方言の動詞一B類の語幹日本語頭語幹語幹末基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹取るtur ○ i t 一B類には他に、hain(刈る)、waraːin(笑う)、hoːin(買う)、ʔumuin(思う)、wuin(居る)、ʔain(有る)が属す。 瀬底方言の動詞二類の語幹日本語頭語幹語幹末基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹見るmir i ii itʃ 起きるʔukir i ii it
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語幹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 06:40 UTC 版)
志戸桶方言の動詞活用を整理すると、基本語幹、連用語幹、派生語幹、音便語幹の4種の語幹に活用語尾が付いていることが分かる。語幹を頭語幹と語幹末に分け、動詞の種類ごとに語幹末の交替を整理すると、下記の通りである。○印は語幹末や活用語尾として何も付かないことを表している。 志戸桶方言の一類動詞の語幹日本語頭語幹語幹末基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹書くkak k kju tɕ 行くʔik k kju dʑ 漕ぐɸuŋ ŋ ŋju dʑ 死ぬʃiŋ ŋ ŋju dʑ 殺すɸɪQs s su tɕ 立つtat tɕ tɕu Qtɕ 飛ぶtub b bju d 結ぶkʔuQb b bju tɕ 眠るnɪQb b bju t 読むjum m mju d 取るtur ○ ju t 笑うwaːraːw ○ ju t 志戸桶方言の二類動詞の語幹日本語頭語幹語幹末基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹見るmir ○ ju tɕ 蹴るçɪr ○ ju t 二類にはmijuɴ(見る)、çɪjuɴ(蹴る)のほかに、nijuɴ(煮る)、kʔijuɴ(着る、切る)、jijuɴ(坐る)、wɪːjuɴ(起きる)、ʔijuɴ(言う)が属す。(動詞の語形は終止形2で代表して示す。以下同じ。) 志戸桶方言の三類動詞の語幹日本語頭語幹語幹末基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹落ちるkʔaɴtir ○ iju it 受けるʔukɪr ○ ɪju ɪt 三類にはkʔaɴtijuɴ(落ちる)、ʔukɪjuɴ(受ける)のほかに、ʔaŋɪjuɴ(上げる)、ʔabɪjuɴ(呼ぶ)が属す。 志戸桶方言の四類動詞の語幹日本語頭語幹語幹末基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹居るwur ○ ○/ju t 四類にはwuɴ/wujuɴ(居る)のほかにʔaɴ/ʔajuɴ(有る)が属す。
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語幹
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「モノクローナル抗体の命名法」の記事における「語幹」の解説
語幹である-マブ (-mab) はモノクローナル抗体と同様に、1つでも可変領域(標的と結合する構造を含んだドメイン)を含んでいれば、モノクローナル抗体の部位にも使われる。人工タンパク質の中でもFab領域 と一本鎖抗体 (scFv) がこれにあたる。一方でFc領域のような抗体の標的認識に関わらない部分や、他の抗体に類似した構造を持つ分子には別の命名系が用いられる。
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語幹
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那覇方言の動詞の活用形を整理すると、基本語幹(kak・tur)、連用語幹(kac・tu(j))、派生語幹(kacu・tui)、音便語幹(kac・tuQt)の4種の語幹に、各種の語尾が付いて活用形が構成されていることが分かる。音便語幹は接続語幹とも言う。基本語幹からは未然形・命令形・条件形などが、連用語幹からは連用形・丁寧形が、派生語幹からは終止形・連体形などが、音便語幹(接続語幹)からは接続形・過去形などが形作られる。連用語幹は基本語幹に連用形語尾(i)が付いて末尾子音が変化したものであり、派生語幹は連用形にウン(をり)が付いて変化したもの、音便語幹は連用形に「て」が付いて変化したものである。沖縄語の動詞活用は、日本語と同じ元来の活用形だけでなく、連用形+「をり」から変化した各活用形が加わっているため、日本語よりも複雑化している。なお、派生語幹を連用語幹と区別せずに記述している辞典もあるが、本項では区別して4種の語幹を立てて解説する。 語幹は、頭語幹と語幹末尾に分けることができる。以下に、那覇方言の各種動詞の4種の語幹の一覧を示す。那覇方言の活用の種類は第1種動詞から第3種動詞までの3種に分かれ、おおまかには日本語の五段活用動詞が第1種動詞、ラ行五段動詞と上一段・下一段動詞が第2種に当たる。沖縄語では上一段・下一段動詞はほぼラ行五段活用化している。(以下の表で○印は無を表す。語形は全て音素表記。) 那覇方言の第1種動詞の語幹日本語頭語幹語幹末同種の活用をする動詞基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹書くkak c cu c kacuN(書く)、cicuN(聞く)、sacuN(咲く)、ʔaQcuN(歩く) 漕ぐkuug z zu z kuuzuN(漕ぐ)、ʔwiizuN(泳ぐ)、ʔoozuN(扇ぐ) 立つtat c cu Qc tacuN(立つ)、ʔucuN(打つ)、kacuN(勝つ) 育つsurat c cu c suracuN(育つ)、tamucuN(保つ)、kucuN(朽ちる) 殺すkurus s su c kurusuN(殺す)、meesuN(燃やす)、haNsuN(外す) 為る‐s s su s suN(為る)、siQkwasuN(敷く)、hiQkoosuN(比較する) 呼ぶjub b bu r jubuN(呼ぶ)、tubuN(飛ぶ)、musubuN(結ぶ) 読むjum m mu r jumuN(読む)、numuN(飲む)、ʔamuN(編む) 眠るniNr z zu t niNzuN(眠る)、kaNzuN(被る)、ʔaNzuN(あぶる) 見るNNr z zu c NNzuN(見る)、kuNzuN(括る) 「呼ぶ」「読む」類の音便語幹末rや、「眠る」「見る」類の基本語幹末rは、平安座方言や首里方言では、dである。また「読む」類の派生語幹末muは、首里方言ではnuである。「殺す」類の派生語幹末suは、首里方言ではsjuである。なお「為る」「見る」は首里方言では不規則活用をする。 那覇方言の第2種動詞の語幹日本語頭語幹語幹末同種の活用をする動詞基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹取るtur ○/j i Qt tuiN(取る) 刈るkar ○/j i t kaiN(刈る)、nubuiN(登る)、ʔaraiN(洗う) 蹴るkir ○/j i Qc/(Qt) kiiN(蹴る)、ʔiiN(入る)、hiiN(放る)、ciiN(切る) 煮るnir ○/j i c niiN(煮る)、ciiN(着る)、ʔiiN(言う)、iiN(座る) ※第2種、第2-2種動詞の連用形では連用語幹の左側(○)、丁寧形では連用語幹の右側(j)を使う。 那覇方言の第2-2種動詞の語幹日本語頭語幹語幹末同種の活用をする動詞基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹植えるʔwiir ○/j ○ t ʔwiiN(植える)、siiN(饐える)、miiN(生える) 那覇方言の第3種動詞の語幹日本語頭語幹語幹末同種の活用をする動詞基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹有るʔar ○/j/i ○ t ʔaN(有る)、uN(居る)、jaN(である) ※第3種動詞の連用形では連用語幹の左側(○)、丁寧形では連用語幹の右側(j、i)を使う。 以上の3種のほか、ʔicuN(行く)、sinuN(死ぬ)、cuuN(来る)などの、不規則活用をする動詞がある。 那覇方言の不規則動詞の語幹日本語語幹(頭語幹+語幹末)基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹行くʔik ʔic ʔicu ʔiz 死ぬsin sin/siz sinu siz 「来る」は、未然形kuu、条件形1kuree、命令形1kuu、命令形2kuuwa、連体形1kuu、連用形cii、丁寧形caabiiN、派生語幹cuu、音便語幹c、ただし接続形はQci。
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語幹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 17:59 UTC 版)
「ハンチュ-ウィドマン命名法」の記事における「語幹」の解説
語幹の選択は非常に複雑であり、完全に標準化されている訳ではない。主な基準は、以下のとおりである。 炭素原子とヘテロ原子の合計の原子数(環の大きさ) 二重結合の存在 ヘテロ原子の性質 注釈: ヘテロ原子の優先順位は、以下のとおり:F, Cl, Br, I, O, S, Se, Te, N, P, As, Sb, Bi, Si, Ge, Sn, Pb, B, Al, Ga, In, Tl, Hg かっこ内の名前は、窒素の存在を示す。 不飽和環の親化合物は、集積していない(X=X=X のように連続していない)二重結合の数(maximal number of non-cumulated double bonds)が最大のものであり、マンキュード環系(mancude ring system)として知られる。二重結合の数がこの中間の化合物は、マンキュード環の水素化誘導体として命名される。 環の大きさ飽和不飽和3-irane(-iridine) -irene(-irine) 4-etane(-etidine) -ete 5-olane(-olidine) -ole 6AO, S, Se, Te; Bi -ane -ine 6BN; Si, Ge, Sn, Pb -inane 6CF, Cl, Br, I; P, As, Sb;B, Al, Ga, In, Tl -inine 7-epane -epine 8-ocane -ocine 9-onane -onine 10-ecane -ecine
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語幹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 20:45 UTC 版)
プラ-エスペラントで使われた多くの語幹が現在のエスペラントになる過程で変更されている。()内は名詞の場合の意味である。 kad- → fal- (落下)(ラテン語 cadere →英語 fall) mik- → amik- (友達) kord- → kor- (心、心臓) Cashは小さいながら、プラエスペラント時代の語幹の辞書を復活させた。
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語幹
出典:『Wiktionary』 (2021/06/26 08:18 UTC 版)
名詞
- (形態論, 文法) 活用や曲用などにより語形が変化する語において、活用や曲用をしても変化しない部分。活用や曲用をする語から活用語尾や曲用語尾を取り除いた部分。
- (日本語の学校文法)用言や助動詞において、活用しても変わらない部分。例えば「あるく」は「ない・ます・ば」などの語が後続すると、「あるか(ない)」・「あるき(ます)」・「あるけ(ば)」などと活用するため、いずれにおいても変化していない「ある」を語幹とする。ただし、一段活用は例外的で、例えば、「たべる」は「たべ(ない)」・「たべ(ます)」・「たべれ(ば)」のように「たべ」の部分が変化しないが、「た」を語幹とし、「べ」は活用語尾の一部とする。
- (日本語教育文法)動詞や形容詞において、活用しても変わらない部分。一般に、子音で終わる語幹を認める。例えば、「aruku(歩く)」は「arukanai」・「arukimasu」・「arukeba」などと活用するため、いずれにおいても変化していない「aruk」を語幹とする。また、「taberu(食べる)」は「tabenai」・「tabemasu」・「tabereba」のように「tabe」の部分が変化しないため、「tabe」を語幹とする。
発音(?)
- ゴ↗カン
関連語
翻訳
「語幹」の例文・使い方・用例・文例
- 弱変化動詞 《現代英語の規則動詞のほか, burn, lean, send など語幹母音の変化しない動詞も含む》.
- 語幹と修飾している要素を一つの語に組織的に結合するさま
- 語とその語幹の意味関係を示している抑揚によって特徴づけられる
- 語幹に付されるまたはそれに付けられるようになる
- 文法的形態素は語幹に付属する
- 語幹に形態素を付ける
- 共通の語幹への語形を減少するために屈折語尾と派生語尾を取り除くためのアルゴリズム
- 単語の屈折形は、付随する語幹と抑揚の一覧により述べられる
- 語幹形成母音は語幹の部分である
- 言語の語彙における(単語または語幹のような)最小単位
- 語幹の末尾、屈折語尾の直前にある母音
- 分詞という,動詞の語幹から派生した形容詞の機能をもつ語形
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