月刊Asukaとは? わかりやすく解説

月刊Asuka

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 08:41 UTC 版)

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月刊Asuka』(げっかんあすか)は、KADOKAWA(2013年までは角川書店)から発行されている漫画雑誌1985年に創刊。毎月24日(日曜日の場合は23日)に翌々月号が発売される月刊誌であったが、2021年5月24日発売の2021年7月号より隔月刊化され、誌名を『ASUKA』に改めた[1]。隔月刊化後は、奇数月に発売されている[1]

概要

創刊号は1985年8月号(6月発売)。ローマ字表記はかつてはASUKAだったが、現在はAsukaである。表紙には、『Asuka』の上部に「月刊あすか」と記載されている。少女漫画雑誌ではあるが、漫画面では『少年エース』と同等で、主流の恋愛漫画は皆無である。森永あいの『山田太郎ものがたり』、杉崎ゆきるの『D・N・ANGEL』、小田切ほたるの『裏切りは僕の名前を知っている』、原作:吉田直、絵:九条キヨ、キャラクター原案:THORES柴本の『トリニティ・ブラッド』などが連載されている。『月刊Asuka』に掲載され単行本化される作品は『あすかコミックス』レーベルにおいて刊行されている。増刊誌として『別冊あすか』などがある。『月刊Asuka』独自の漫画賞として『Asuka新人漫画賞』が190回以上続いていたが、2009年より角川書店が発行する漫画雑誌5誌合同の『角川漫画新人賞』に統合された。2009年10月の『ビーンズエース』の廃刊に伴い一部作品が、2012年10月に休刊した『アルティマエース』から一部作品が、2013年10月に休刊した『コミック怪』から一部作品が移籍してきた。Webマンガ誌『コミックNewtype』が創刊され一部作品が移籍していった。

2018年4月から2019年2月にかけて、あすか編集部並びにKADOKAWAの漫画誌『ハルタ』『電撃マオウ』の漫画編集者が有志で作成した小冊子『青騎士』が全6号で付属[2]。Asuka掲載作家による新作も掲載された。この『青騎士』は後に隔月刊の独立誌となり、2021年4月20日に刊行を開始している[3]

現在の主な掲載作品

2021年7月号現在

  • 悪魔学者サラ=コルネリウスの大事典(藤也卓巳
  • 怪物少女図鑑(朱子すず)
  • KATANAかまたきみこ
  • 月華国奇医伝(ひむか透留)
  • 恋と終末のグリムリーパー(緒崎カホ)
  • こはる日和とアニマルボイス(加藤えりこ)
  • こもれび商店街のチェンジングワンダー(葵はづき)
  • 桜の森の鬼暗らし(黒榮ゆい)
  • 残月、影横たはる辺(叶輝)
  • 男子高生の拝み屋修行(桜屋えん)
  • バッテリー(作画:柚庭千景 / 原作:あさのあつこ
  • ハデスさまの無慈悲な婚姻(上地優歩)
  • 百年と魔女(ハラヤス)
  • ブナの森のアリア(秋鹿ユギリ)
  • ベルと紫太郎(伊田チヨ子)
  • Mr.マロウブルー(サマミヤアカザ)
  • 未来の飛行機野郎ハルト(S.濃すぎ)
  • 明治浪漫綺話(音中さわき)
  • ゆるい関(トニー・ミカ)
  • リュシオルは夢をみる(森川侑)

現在休載中の作品

  • XCLAMP
  • キラーキラー(湖住ふじこ)
  • 四ノ宮くんには理由がある(小田切ほたる
  • 断罪のドラグネット(原作・脚本:椹野道流 / 作画:小田すずか)

過去に連載されていた主な作品

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

  • 我ら祭華高校 ミステリアス解決部(朔坂みん)
  • ワレワレワ宇宙人ダ!!(朱子すず)
  • ONE×3(雪リコ)

コミックNewtypeへ移籍した作品

発行部数

  • 2003年9月1日 - 2004年8月31日、38,000部[7]
  • 2004年9月 - 2005年8月、35,750部[7]
  • 2005年9月1日 - 2006年8月31日、45,834部[7]
  • 2006年9月1日 - 2007年8月31日、40,000部[7]
  • 2007年10月1日 - 2008年9月30日、42,834部[7]
  • 2008年10月1日 - 2009年9月30日、33,334部[7]
  • 2009年10月1日 - 2010年9月30日、37,084部[7]
  • 2010年10月1日 - 2011年9月30日、31,334部[7]
  • 2011年10月1日 - 2012年9月30日、28,209部[7]
  • 2012年10月 - 2012年12月、27,667部[8]

関連項目

増刊発の雑誌
メディア展開
新人賞

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “ASUKAが“宝物のようなマンガを届ける”ため隔月刊にリニューアル、新連載も3本始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年5月24日). https://natalie.mu/comic/news/429423 2021年5月31日閲覧。 
  2. ^ ハルタに「ハクミコ」グラフィグ第2弾、本日発売「ダンジョン飯」6巻の続きも掲載 - コミックナタリー”. ナタリー. ナターシャ (2018年4月13日). 2021年5月2日閲覧。
  3. ^ 新マンガ誌・青騎士創刊、第1号には森薫「シャーリー・メディスン」の新作も - コミックナタリー”. ナタリー. ナターシャ (2021年4月20日). 2021年5月2日閲覧。
  4. ^ a b “干支を決める動物バトルもの&モテたい女子の恋愛奮闘記、ASUKA新連載”. コミックナタリー. (2016年9月25日). http://natalie.mu/comic/news/202996 2016年9月26日閲覧。 
  5. ^ a b “ASUKA新連載は2本、呪われ師の物語&人の渇望が生み出す化け物の事件”. コミックナタリー. (2016年11月24日). http://natalie.mu/comic/news/210545 2016年11月24日閲覧。 
  6. ^ “不思議が息づく明治時代の恋物語「花、むすぶ君へ」青井みとのASUKA新連載”. コミックナタリー. (2016年5月24日). http://natalie.mu/comic/news/188309 2016年5月24日閲覧。 
  7. ^ a b c d e f g h i 日本雑誌協会マガジンデータによる1号当たり発行部数。
  8. ^ 日本雑誌協会 Archived 2012年2月26日, at the Wayback Machine.

外部リンク


月刊Asuka

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 10:51 UTC 版)

心霊探偵 八雲」の記事における「月刊Asuka」の解説

『月刊Asuka』(角川書店)にて2009年8月号から2016年8月号まで連載された。作画小田すずか。単行本は全14巻原作第1巻『赤い瞳は知っている』の「開かずの間」に沿っており、上記漫画化同じく原作にないシーンいくつか追加されている。 また、コミカライズ記念として袋とじ企画心霊探偵調査報告八雲録」と読者参加企画開かずの間真相追え犯人はお前だ!!クイズ」が同時進行タイ韓国中国イタリアドイツインドネシアフランスポルトガル語などで翻訳出版されている。 小田すずか(作画)、神永学原作) 『心霊探偵八雲角川書店あすかコミックスDX〉、全14巻2009年10月21日発売ISBN 978-4-04-854386-6 2010年3月19日発売ISBN 978-4-04-854432-0 2010年9月22日発売ISBN 978-4-04-854532-7 2010年12月22日発売ISBN 978-4-04-854572-3 2011年5月21日発売ISBN 978-4-04-854633-1 2011年10月21日発売ISBN 978-4-04-854701-7 2012年2月22日発売ISBN 978-4-04-120194-7 2012年10月24日発売ISBN 978-4-04-120262-3 2013年3月22日発売ISBN 978-4-04-120654-6 2013年9月21日発売ISBN 978-4-04-120858-8 2014年3月26日発売ISBN 978-4-04-121077-2 2014年9月26日発売ISBN 978-4-04-102217-7 2016年1月26日発売ISBN 978-4-04-102856-8 2016年9月26日発売ISBN 978-4-04-104800-9

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「月刊Asuka」を含む「心霊探偵 八雲」の記事については、「心霊探偵 八雲」の概要を参照ください。

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