アニメージュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/15 10:15 UTC 版)
アニメージュ | |
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Animage | |
愛称・略称 | AM |
ジャンル | アニメ雑誌 |
刊行頻度 | 月刊(10日発売) |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | 徳間書店 |
編集長 | 川井久恵 |
刊行期間 | 1978年5月26日 - |
発行部数 | 32,633[1]部(2020年1月 - 2020年3月日本雑誌協会調べ) |
レーベル | アニメージュコミックス・アニメージュ文庫 |
ウェブサイト | http://animage.jp/ |
現存するアニメ雑誌では最古参にあたる。いわゆるアニメ雑誌三強(御三家)、10日売りアニメ雑誌の1誌である。
沿革
幼年向けのテレビ情報誌『テレビランド』の徳間書店児童少年編集部はかねてより新雑誌の発売を構想。ブームに当てこんだテレビランド増刊『ロマンアルバム・宇宙戦艦ヤマト』が40万部を記録。これが決め手となり、月刊のアニメ雑誌を創刊する許可が下りた。創刊編集長の尾形英夫の命名により、「animation」と「image」をミックスした「アニメージュ」に誌名が決定。「別冊テレビランド」という位置づけで刊行が開始された。高級感を出すために価格は580円とあえて高めに設定したが、創刊号の1978年7月号は7万部を完売し、たちまち25万部にまで成長したという。
1980年代までの同誌は編集方針の1つにクリエイターにスポットライトを当てることがあった。アニメ雑誌ではいち早くメディアミックス展開を仕掛け、押井守のビデオアニメ『天使のたまご』、安彦良和の映画『アリオン』の製作をバックアップしていた。また、1981年8月号では一部で知られる存在だった宮崎駿の特集を誌面でいち早く組み、その後、1982年2月号から宮崎駿に漫画『風の谷のナウシカ』を連載させ、これがスタジオジブリ設立に繋がっていった。スタジオジブリ代表取締役の鈴木敏夫はこの時の担当編集者で、徳間書店第2編集局を統括するようになった尾形英夫創刊編集長に替わって、実務を取り仕切っていたという。
1980年1月号から月間アニメ番組放送情報コーナー「TVアニメーションワールド」で、各番組ごとにスタッフからの裏話やコメントが掲載されていたが、2001年から廃止されて、各話のあらすじが掲載されるだけになっている。
歴史
- 1978年5月26日(7月号) 創刊。
- 1980年
- 1982年12月 アニメージュ文庫(AM文庫)創刊。
- 1998年6月10日(7月号) 創刊20周年。判型を現在のA4変型判に拡大、誌名を英表記の「Animage」に変更。
- 2002年4月10日(5月号) 誌名をカタカナ表記の「アニメージュ」に戻す。
- 2007年6月8日 公式サイト・ニューオープン。
- 2015年6月10日(7月号) ロゴが13年振りに英表記となる。
- 2016年1月9日(1月号)重版がかかる。表紙画、特集は『おそ松さん』[2][3]。
アニメグランプリ
- ^ 印刷部数公表 日本雑誌協会
- ^ a b “アニメージュ:「おそ松さん」効果で36年ぶり重版 ファーストガンダム以来”. まんたんウェブ (2016年1月12日). 2016年1月13日閲覧。
- ^ “アニメージュ2月号の重版が決定! “おそ松さん効果”で品薄に”. ねとらぼ (2016年1月12日). 2016年1月13日閲覧。
- ^ 大森望、三村美衣『ライトノベル☆めった斬り!』太田出版、2004年、83頁。
- ^ じゅじゅの編集奮闘記「第28回 魅惑のボイスにくびったけ」 アニメージュ公式サイト内 2009年9月25日
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