ひたち (列車) ひたち (列車)の概要

ひたち (列車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 15:38 UTC 版)

  • ひたち
  • ときわ
ひたち(2019年5月)
概要
日本
種類 特別急行列車
現況 運行中
地域 東京都千葉県茨城県福島県宮城県
運行開始 1969年10月1日
運営者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点
終点
営業距離 373.9 km(品川 - 仙台間)
運行間隔
  • ひたち:15往復
  • ときわ:18往復
列車番号
  • 号数+M
  • 2000M+号数(上野発着列車)
使用路線 東海道本線東北本線常磐線
車内サービス
クラス グリーン車普通車
身障者対応 5・6号車
座席
  • グリーン車指定席:5号車
  • 普通車指定席:1 - 4・6 - 10号車
技術
車両 E657系電車
勝田車両センター
軌間 1,067 mm
電化
  • 直流1,500 V(品川 - 取手間)
  • 交流20,000 V・50Hz(藤代 - 仙台間)
    取手 - 藤代間で上記相互を切り替え(交直流電車使用)
最高速度
  • 130 km/h(上野 - 日立間)
  • 120 km/h(東京 - 上野間・日立 - いわき間・岩沼 - 仙台間)
  • 110 km/h(品川 - 東京間)
  • 100 km/h(いわき - 岩沼間)
備考
改称歴については#常磐線昼行優等列車沿革を参照
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本項では、品川駅・上野駅 - 土浦駅勝田駅高萩駅間と東京都から茨城県内まで運行される停車駅の多いときわのほか、常磐線内で運転されていた優等列車の沿革についても記述する。

概要

国鉄時代と初代「ときわ」の運行

ひたち」は1969年昭和44年)10月に上野駅 - 平駅(現在のいわき駅)間を運転する季節特急列車として運転を開始した[1]。季節列車扱いであったのは当時同列車に使用されていた80系気動車が「いなほ」の間合い運用であったためである[1][注 1]1971年4月には上り列車のみ東京駅に乗り入れている。

1972年(昭和47年)7月には臨時列車の「ひたち」51・52号に485系電車がはじめて充当され、同年10月には定期列車にも485系電車が投入され運転区間を拡大、エル特急に指定された[1]

ときわ」は、国鉄時代に快速列車準急列車急行列車として運行されていたが、1985年に「ひたち」に統合される形で消滅していた[1]

「スーパーひたち」「フレッシュひたち」の誕生

「スーパーひたち」は、1989年平成元年)3月11日の651系電車投入に伴う際に、常磐線特急列車における速達型列車として運転を開始した[2]

その後、1997年(平成9年)10月1日には、停車型の「ひたち」がE653系電車投入により「フレッシュひたち」として運転を開始した。

1998年(平成10年)12月7日には全列車が651系またはE653系に統一され、485系電車による「ひたち」の運転を終了した[新聞 1]。651系導入以来、車両によってほぼ系統が区別されていたが、2012年(平成24年)3月には、651系・E653系の置き換え用としてE657系電車が導入され、2013年(平成25年)3月16日のダイヤ改正ですべての定期特急列車がE657系による運転に統一された。ただし、E657系の改造工事に伴い、2013年10月1日から2015年3月13日までの間、「フレッシュひたち」1往復に限り、651系の運用が復活していた[報道 1]

「ひたち」「ときわ」の復活・東京駅乗り入れ復活へ

2015年3月14日上野東京ラインが開業し、速達型の名称が「ひたち」に、停車型の名称が「ときわ」に改称された。

「ひたち」は朝の下り2本(3号・5号)を除き全列車が、「ときわ」は日中を中心に品川駅発着となった[報道 2][報道 3]。ひたちに関しては上野発が朝にあるだけで上りはすべて品川行きとなっている。上野止まりの「ひたち」は人身事故などによるダイヤの乱れが発生した場合のみである。

それにより東京駅・品川駅が乗り換えなしで利用できるようになり、東海道新幹線東海道線への乗換え回数が減少したほか、京急線へ乗り継ぐことで羽田空港方面へのアクセス利便性が向上した。

その後、2017年10月14日ダイヤ改正に伴い、「ときわ」の品川駅発着本数が増加した。朝通勤時間帯を除く全時間帯に拡大し、上野10時以降の「ときわ」のうち、夕方通勤時間帯の一部列車を除く全列車が品川駅発着となった。

2022年3月12日ダイヤ改正で、品川駅発着の本数が更に増加し、土休日は全列車が品川駅発着となった。一方、2005年7月9日ダイヤ改正以降拡大を続けてきた上野駅15分発の「フレッシュひたち」→「ときわ」は全廃となり、本数も2004年当時の水準に戻った。

列車名の由来

  • ひたち - 茨城県(西南部を除く)の旧国名「常陸(ひたち)」による。気動車時代のヘッドマークには小さくこの二文字が添えられていた。
  • ときわ - 「常陸(ひたち)」と福島県東部(宮城県の一部を含む)の旧国名「磐城(いわき)」の合成地名である「常磐」(じょうばん)の訓読である「ときわ」から。

「ひたち」は福島県のいわき駅発着、「ときわ」は茨城県内発着であり、列車名の由来と発着駅が逆転している。

なお、準急・急行「ときわ」は上野 - 平(現・いわき駅)の運行が基本であったのに対し、「ひたち」は上野 - 仙台間の運行が多かった。

2015年3月13日までは「ひたち」の列車愛称には「スーパー」・「フレッシュ」という冠文字が付されており、基本的に上野駅 - いわき駅間の系統は速達型として「スーパーひたち」、土浦駅・勝田駅・高萩駅発着の系統は停車型として「フレッシュひたち」となっていた。ただし、いわき駅発着の「フレッシュひたち」も1往復設定されていた(その後、「ときわ」でも継続していたが2020年3月14日のダイヤ改正で高萩駅発着に短縮されている)。「ひたち」単独での愛称は1998年12月7日の改正で485系電車による運転終了とともに消滅したが、2015年3月14日改正で速達タイプとして16年3か月ぶりに復活した。また、1998年12月6日までは朝の上りの「さわやかひたち」と夜の下りの「ホームタウンひたち」があった。

運行概況

運行形態としては以下のように分類できる。停車駅に関してはほぼダイヤパターンなどである程度固定化されているが、早朝・夕方の時間帯などは停車駅の加減がある。各列車とも東京・上野から勝田・高萩・いわき方面には1時間に1本の割合で運転されている。

  • 「ひたち」:品川駅・上野駅 - いわき駅・仙台駅間を運行する速達タイプ
  • 「ときわ」:品川駅・上野駅 - 土浦駅・勝田駅・高萩駅間を運行する停車タイプ

号数は、「ひたち」は1号から30号、「ときわ」は51号から86号。列車番号は、品川駅発着・東京駅乗り入れ列車が号数+M[注 2]、上野駅発着列車が2000+号数+Mである。

下り列車は、上野発7時から21時までの毎正時(00分)発は「ひたち」、7時から22時までの毎時30分発、22時・ 23時の00分発は「ときわ」であり、23時00分発の「ときわ」85号が最終である。品川駅発着列車は、上野駅正時発が品川駅を45分[注 3]、東京駅を53分に、30分発は品川駅を15分、東京駅を23分に発車する[注 4]

上り列車は始発駅が違うためまちまちではあるが、勝田駅 - 上野駅間では最初の「ひたち」(2号)以降は「ひたち」と「ときわ」が交互に運転する。水戸駅では、9時 - 21時台は「ひたち」が27分発、「ときわ」が53分発に統一されている。水戸発の最終は21時53分発の「ときわ」86号である。

「ひたち」の運行区間である品川駅 - 仙台駅間(373.9 km)は、JR東日本管内の在来線昼行特急列車では最長であり、JRグループの在来線昼行特急列車の中でもJR九州の「にちりんシーガイア」の博多駅 - 宮崎空港駅間(413.1 km)に次ぐ長距離である[3]

主要駅間の所要時間(ひたち)
上野駅 - 土浦駅間:上り 約41分 - 57分 下り 約38分 - 49分 (66.0 km)
上野駅 - 水戸駅間:上り 約1時間08分 - 29分 下り 約1時間05分 - 18分 (117.5 km)
上野駅 - いわき駅間:上り 約2時間12分 - 42分 下り 約2時間07分 - 24分 (211.6 km)
品川駅 - いわき駅間:上り 約2時間28分 - 3時間00分 下り 約2時間22分 - 35分 (222.0 km)

常磐線の特急の表定速度は約90 km/h強である。「ひたち」の上野駅 - 水戸駅間ではほとんどの列車が表定速度100 km/h強である。

停車駅

  • 停車駅…●:停車、→:通過

ひたち

号数 品川駅 東京駅 上野駅 柏駅 土浦駅 水戸駅 勝田駅 東海駅 大甕駅 常陸多賀駅 日立駅 高萩駅 磯原駅 勿来駅 泉駅 湯本駅 いわき駅 広野駅 富岡駅 大野駅 双葉駅 浪江駅 原ノ町駅 相馬駅 亘理駅 岩沼駅 仙台駅 備考
下り 1号
3号
5号
7号
9号
11号
13号
15号
17号
19号
21号
23号
25号
27号
29号
上り 2号
4号
6号
8号
10号
12号
14号
16号
18号
20号
22号
24号
26号
28号
30号

ときわ

号数 品川駅 東京駅 上野駅 日暮里駅 柏駅 龍ケ崎市駅 牛久駅 ひたち野うしく駅 荒川沖駅 土浦駅 石岡駅 友部駅 赤塚駅 水戸駅 勝田駅 東海駅 大甕駅 常陸多賀駅 日立駅 高萩駅 備考
下り 51号
53号 平日は上野始発
55号
57号
59号
61号
63号
65号
67号
69号
71号
73号
75号
77号
79号
81号
83号
85号
上り 52号
54号 平日は上野止
56号
58号
60号
62号
64号
66号
68号
70号
72号
74号
76号
78号
80号
82号
84号
86号

ダイヤパターン

上野駅(下り)10時 - 17時台発および水戸駅(上り)9時 - 20時台発のダイヤパターン。

  • ●:停車駅、◯:一部列車(「ときわ」は高萩発着列車)が停車、ー:通過駅
下り
列車名 発車時刻 柏駅 土浦駅 石岡駅 友部駅 水戸駅 勝田駅 東海駅 大甕駅 常陸多賀駅 日立駅 高萩駅 磯原駅 勿来駅 泉駅 湯本駅 いわき駅
品川駅 東京駅 上野駅
ひたち 45分 53分 奇数時00分
ときわ 15分 23分 奇数時30分  
ひたち 45分 53分 偶数時00分
ときわ 15分 23分 偶数時30分  
上り
列車名 いわき駅 湯本駅 泉駅 勿来駅 磯原駅 高萩駅 日立駅 常陸多賀駅 大甕駅 東海駅 勝田駅 水戸駅 友部駅 石岡駅 土浦駅 柏駅 到着時刻
上野駅 東京駅 品川駅
ひたち 偶数時35-38分 42-44分 51-54分
ときわ   奇数時06-08分 13-15分 22-23分
ひたち 奇数時35-38分 42-44分 51-54分
ときわ   偶数時06-08分 13-15分 22-23分
※上野駅・東京駅・品川駅の到着時刻に関しては多少の前後あり。

臨時列車

多客期やイベントに合わせて臨時列車が運転されている。多客期については定期列車の区間延長や増車(途中での増解結を行わず全区間長編成で運転)で対応していたが、東日本大震災以降は運転区間の短縮や編成の固定化に伴い行われなくなった。現制度になった2015年以降は、「ときわ」を増発しており、2020年には「ひたち」の臨時列車が初めて設定された[4]

  • 毎週金曜日には、夕方に臨時「ときわ96号」が運転されていた(祝日等により前倒しとなる場合もある)[注 6]
  • ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始のUターンラッシュのピーク日には、高萩発上野行の臨時列車が運転されている。2015年は9月のシルバーウィークにも運転した。また、2017年からは帰省・Uターンラッシュにあわせた列車(上野駅 - 勝田駅間)を運転している。2020年8月には臨時列車として「ひたち」が1往復設定された(上野駅 - いわき駅間)。

2020年の全線復旧後は、東北新幹線で長時間・長期間の不通が見込まれる場合に、いわき駅発着の「ひたち」を延長運転もしくは臨時快速列車として仙台駅発着に延長する対応も取っている[5]。この場合、快速区間は乗車券のみで乗車できる。

イベント関連で運転されている臨時列車は以下のものがある。なお、停車パターンが定期列車と異なる場合がある。また、2018年以降はそれまで急行列車として運転されていた列車の一部が格上げされている。

  • 4月の「かすみがうらマラソン」の際には、上野駅 - 土浦駅間で臨時「ときわ(かすみがうらマラソン号)」が運転される。途中停車駅は柏駅のみ。なお、2014年以前はE653系を用いた全車指定席の快速列車として運転していた。他に、10月の水戸黄門漫遊マラソンや1月の勝田全国マラソンの際に「ときわ」が品川・上野 - 勝田間(上野 - 水戸間の停車駅は土浦・柏のみ。土浦は通過の場合あり)が運転される(1往復。年により下りのみ)。
  • 2019年まで開催されていたROCK IN JAPAN FESTIVALの開催日の臨時列車は、石岡駅・友部駅を通過し、柏駅・土浦駅(年により通過)・水戸駅のみ停車していた[報道 6]。2018年には、前年まで急行列車として運転していた列車1往復も「ときわ」に変更している。
  • 震災前に急行列車として運転されていた「相馬野馬追号」は、2022年は「ひたち(相馬野馬追号)」として上野駅 - 原ノ町駅間で運転された(上野駅 - 水戸駅間の停車駅は「ときわ」に近い)。2020、2021年は土浦駅 - 原ノ町駅間での運転が予定されていたが、イベントの中止・縮小により列車の運転も中止となった。

使用車両・編成

2023年3月18日現在の編成図
ひたち・ときわ
← 品川・東京・上野
水戸・いわき・仙台 →
E657系
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
G
  • 全車禁煙

凡例(共通)
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席

2023年3月18日現在、全列車がE657系(10両編成・グリーン車連結)により運転されている。

全車指定席であるが、座席未指定券で普通車の空席を利用できる。なお、座席の発売状況を示すランプが設置されている。

車内販売JR東日本サービスクリエーションが「ひたち」のみ担当しており、「ときわ」は全列車で行っていない。

担当車掌の所属区所

特急料金

全車指定席化に伴い料金体系が変更された。また、通年同額となり、繁忙期・閑散期の区別が廃止されているほか、水戸駅・勝田駅での乗り継ぎ料金制度も採用していない。

料金は特別急行券#座席未指定券を参照。

特別企画乗車券

2015年現在、本列車に対して有効な特別企画乗車券は「定期券用ウィークリー料金券」1つのみである。

  • 定期券用ウィークリー料金券 ※2015年2月14日発売開始 ・ 2015年3月14日利用開始[報道 7]
    上野(東京・品川からも利用可)から51 km以上100 km以内(牛久 - 石岡)と101 km以上150 km以内(友部 - 日立[注 7])、柏から51 km以上100 km以内(石岡 - 勝田)の定期乗車券利用者に対して発売。連続する7日間に、往復各5回ずつの座席指定が可能(未指定での利用には制限なし)。
    当初、2015年3月14日改正以後の「ひたち」・「ときわ」ではえきねっと割引以外の割引制度が導入される予定はなかった。しかし、水戸地区から通勤通学で特急を頻繁に使用する利用者にとっては現行の「定期券用月間料金券」と比較して大幅な負担増となるため、茨城県や同県県央地区の自治体から割引制度の導入を求める声が上がり、「定期券用ウィークリー料金券」の発売決定に至った[新聞 2]

えきねっとチケットレスサービス

2015年(平成27年)3月14日より、「えきねっとチケットレスサービス」の対象列車が、「ひたち」「ときわ」に拡大され、利用可能となった。通常の特急券を購入するより安い。距離・金額にかかわらず、キャンペーン期間を除けば通常の特急券より100円引きとなる。これにより、200 - 300キロ区間は、150 km境で分割購入すると割安[注 8]になった。

  • チケットレスサービスの利用1回につき、距離・金額にかかわらず「えきねっとポイント」30ポイント(75円相当)が付与されていた。
  • 2021年6月27日(日)以降、JRE POINT5%の付与へ変更となった。

注釈

  1. ^ 「いなほ」が雪などで遅れた場合には、代替車両として本来急行形車両である451系・453系電車による運転も行われた。
  2. ^ 2017年3月3日までは「1000+号数+M」。
  3. ^ ひたち3号のみ7時43分発。
  4. ^ ときわ57号は品川10時14分発、ときわ55号は東京9時24分発、土休日運転のときわ53号は東京8時24分発。また、2017年3月3日までは、品川発がいずれも1分早かった。
  5. ^ 2021年開催を最後に廃止のため、その後はひたち野うしく駅の「ひたち」臨時停車は行われていない。2019年までは、サマンサタバサレディースとして開催。
  6. ^ 2015年以降は平日ダイヤがこの列車の待避に対応していたが、2022年3月12日のダイヤ改正で設定がなくなった。コロナ禍で乗客が減少していた2020 ー 2022年3月にも運転実績があるが、改正後設定があるかは不明。
  7. ^ 常陸多賀駅・日立駅は東京駅・品川駅からの営業キロが150 kmを超える場合があるが、追加料金等は発生しない。
  8. ^ 例:上野 - いわき間は水戸で分割すると、1,450円+900円=2,350円で、チケットレスサービス通しで50円・通常の特急券より150円安くなる。
  9. ^ 原則としてE657系で運行し、置き換えが完了する2012年秋までは一部列車において651系を使用。
  10. ^ 2023年3月のダイヤ改正によりE257系5500番台に車両変更がされた上、列車名が「草津・四万」に変更された。
  11. ^ a b 2023年3月のダイヤ改正によりE257系5500番台に車両変更がされた上、「あかぎ」と「スワローあかぎ」が統合され「あかぎ」として運行されている。
  12. ^ 震災後、営業区間内で最長区間は水戸駅 - いわき駅間で94.1 kmのため該当しない。
  13. ^ 先頭車化改造により短編成化された九州特急での定員確保の観点から200・300番台を充当し、長編成で定員に余裕のある「ひたち」に定員の少ないボンネット車を充当したため。
  14. ^ 運転台のユニット表示の増設と1号車の 指定席にトイレがタンク式の車両を充当するための方転が行われた。
  15. ^ 豪雪地帯を走行する共通運用の「いなほ」の冬季の遅延を考慮。
  16. ^ 開業は同年6月23日だが、暫定的なものだった。
  17. ^ 下りは平発仙台行きの「ひたち1号」(後に2011年3月11日まで運行された「スーパーひたち1号」)がある。
  18. ^ 北千住・松戸・柏・我孫子・取手のうち2駅に停車する列車の場合、基本は北千住と柏に停車するパターンと、松戸と我孫子に停車するパターンに分かれている。1駅だけなら柏のみ・我孫子のみ・取手のみ停車する列車はあったが、逆に3駅以上に停車する列車は設定されていなかった。
  19. ^ これにより下りは1本減少し、「ひたち」系統全体として「1号」は欠番となる。
  20. ^ 例外として、土浦駅以外にも石岡駅・友部駅の停車駅追加を実施(53号)。
  21. ^ これにより1,2,3,4,29,30号を除き上下線とも上野駅 - 水戸駅間が通過。
  22. ^ 60号を廃止して58号に統合される。
  23. ^ 85号を廃止して87号に、91号を廃止して93号に統合される。
  24. ^ 統廃合後は欠番を行わず番号を振り付け直す方針。
  25. ^ なお、上野駅 - 水戸駅間の途中停車駅の変更は行っていない。
  26. ^ 当日のひたち25号は強風が見込まれるため、延長運転が取り消しとなった[12]。また、ひたち22号は強風の影響で行き先を上野駅に変更した上で、約4時間遅れで仙台駅を発車し、上野駅には翌日未明に到着している[新聞 7]
  27. ^ 23号、25号、27号
  28. ^ 60号、平日56号、土休日66号
  29. ^ 73号、77号、81号
  30. ^ 63・82号の勝田駅 - 高萩駅間、89号の土浦駅 - 勝田駅間

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 鉄道ジャーナル』第21巻第7号、鉄道ジャーナル社、1987年6月、82-91頁。 
  2. ^ a b c d 「JR年表」『JR気動車客車情報 89年版』ジェー・アール・アール、1989年8月1日、144頁。ISBN 4-88283-110-4 
  3. ^ 児山 計 (2020年2月16日). “「現代の長距離列車」新幹線 特急 所要42時間の貨物…見方によって意外な長距離列車も”. 2020年5月23日閲覧。
  4. ^ 7月1日以降に運転する臨時列車の指定席発売開始等について (PDF) - 2020年6月19日 東日本旅客鉄道水戸支社
  5. ^ お見事! 新幹線運転見合わせから1時間、ひたち臨時快速に賛辞”. 毎日新聞 (2024年1月31日). 2024年2月3日閲覧。
  6. ^ JR時刻表 2012年2月号. 交通新聞社 
  7. ^ JTB時刻表 2012年2月号. JTBパブリッシング 
  8. ^ 復刻版時刻表1978年10月号
  9. ^ 復刻版時刻表1982年11月号
  10. ^ 「勝田電車区」『JR電車編成表』 '95冬号、ジェー・アール・アール、1995年、23頁。ISBN 4-88283-022-1 
  11. ^ 鉄道ファン』第37巻第12号、交友社、1997年12月、12-13頁。 
  12. ^ 運行情報・運休情報 ひたち・ときわ”. 東日本旅客鉄道. 2021年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月15日閲覧。
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