響板とは? わかりやすく解説

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きょう‐ばん〔キヤウ‐〕【響板】

読み方:きょうばん

音響効果高めるため、ピアノの弦の下に張ってある板。アップライトピアノでは背部張る


響板

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 03:29 UTC 版)

響板(きょうばん、: Sound board: Resonanzboden)は、グランドピアノまたはアップライトピアノ共鳴体英語版である。厚さが6から13 mmのトウヒ属(スプルース)材から成り、振動を増幅する。その他の楽器の共鳴体とは対照的に、 空洞も響孔英語版も存在しない。


  1. ^ Piano Dilger. “Resonanzboden” (ドイツ語). 2018年5月1日閲覧。
  2. ^ William Braid White. “The soundboard of the piano”. Piano Trade Magazine. http://www.bluebookofpianos.com/soundbds.htmn. 
  3. ^ 製品情報: CA98”. 河合楽器製作所. 2018年5月1日閲覧。
  4. ^ トランスアコースティック™ピアノ”. ヤマハ. 2018年5月1日閲覧。


「響板」の続きの解説一覧

響板

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:17 UTC 版)

ファツィオリ」の記事における「響板」の解説

ピアノ音色決定づける響板は、フィエンメ峡谷産のレッドスプルースが使用されている。またファツィオリの響板は、製作が終わってから2年間、空気管理され倉庫熟成される。

※この「響板」の解説は、「ファツィオリ」の解説の一部です。
「響板」を含む「ファツィオリ」の記事については、「ファツィオリ」の概要を参照ください。


響板

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 05:39 UTC 版)

グランドピアノ」の記事における「響板」の解説

「響板」も参照 楽器音の特徴大きく寄与する響板は弦の下、響板支えの上格納される。響板はブリッジ(駒)によって伝達された弦の振動吸収し、音として周囲発する。 響板は厚さ10ミリメートルトウヒ属スプルース)材から成り中心に向かって湾曲(むくり)している。その曲がり一方で底面接着された響棒によって安定化され、他方では外力によって形作られる。響板に関してピアノ職人いわゆる駒圧や響板の曲率、低・中・高音における参照弦の変位測定する変位範囲低音の2ミリメートルから高音の約1ミリメートルに大体なる。今日の響板はより良い振動のために周辺部最大6ミリメートル削られる(スタインウェイ家のポール・ビルヒューバーが特許取得した横隔膜響板」)。 スプルース材で作られた響板は経年劣化する。スタインウェイ多くアメリカピアノ製造業者は、今日の響板の一般的な平均寿命は約50年であると述べており、50年経つとしばしば交換勧められるしかしながらヨーロッパピアノ製造業者は古い響板の修復復元を好むことが多い。そのうえ、響板は温度安定性何にもまして比較均一な湿度使用上の必要条件とする。理想的には、響板は約50%の相対湿度環境置かれるべきである。グランドピアノまたはアップライトピアノの響板は、冬に湿度許容範囲はるかに下回ることがある現代住宅では割れことがある40%の最低湿度保ていならば、響板を保護するために加湿器使用が望ましい。グランドピアノ地下またはガレージ決し保管してならない。こういった場所に置かれピアノの響板はをたっぷり含み次に温度上がるとしばしば割れる。プロはこれに備えるため中古ピアノ購入する時は木材水分計を使用する個々製造業者熱帯環境での響板割れを防ぐために響棒がボルト固定され特殊な響板も提供している(ブリュートナー標準スタインウェイオプション)。 密に育った狭く均一な木目を持つ響板用のオウシュウトウヒスプルース)材はヨーロッパでアルプス高地、しばしばイタリアヴァル・ディ・フィエンメ17世紀には既にクレモナバイオリン職人木材調達していた)、その他チェコなど東欧原産である。米国供給元は、1920年代からアパラチア産のカナダトウヒ(英語版)の供給枯渇して以降は、カナダおよびアラスカ産のシトカトウヒ(英語版)を加工している。 現在はスプルース材だけでなく他の材料使われる例え板ガラス製や炭素繊維強化プラスチック製(「フェニックスシステムフォイリッヒシュタイングレーバーオプションで提供)の響板がある。

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響板

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/27 12:02 UTC 版)

バルトロメオ・クリストフォリ」の記事における「響板」の解説

クリストフォリはサイプレスCupressus sempervirens)を響板に用いている。この木はイタリアチェンバロ作家伝統的に好まれていた木である。クリストフォリの時代より後には、ピアノにはスプルースがもっと好まれるようになっていくが、デンツィル・レイトはサイプレスいくつかの利点について述べている。

※この「響板」の解説は、「バルトロメオ・クリストフォリ」の解説の一部です。
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