音響作曲法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 音響作曲法の意味・解説 

音響作曲法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/30 16:20 UTC 版)

音響作曲法(おんきょうさっきょくほう、: Klangkomposition)とは、現代音楽において、狭義には電子的手段による音響と合成音の組織、構成による作曲法であると理解されている。広義には、従来の楽器のトーン・クラスターグリッサンド、特殊奏法による雑音や非楽音[1]などの働きによる音響平面作曲法(独:Klangflächenkomposition)の多様な形態をもまた意味するようになった。 

音響作曲の代表者として、カールハインツ・シュトックハウゼンリゲティ・ジェルジュフリードリヒ・ツェルハクシシュトフ・ペンデレツキ等がいる。

音響作曲は、最初はセリエル音楽と密接に関係していたが、後に偶然性の音楽やポスト・セリエルへと解決された。

脚註

  1. ^ 長木 1993, p.235「ポスト・セリーは雑音や非楽音、そしてクラスターなどを効果的に用いる術を心得て、『音響作曲』という総称を与えられる」

参考文献

  • 長木誠司編著『作曲の20世紀Ⅱ』音楽之友社〈クラシック音楽の20世紀〉2、1993年。ISBN 978-4-276-12192-8
  • Edwards, J. Michele: „North America since 1920“. In: Pendle, Karin (Hg.): Women & Music: A History. Indiana University Press, 1991 (2. Aufl. 2001). ISBN 0-253-21422-X.
  • Erickson, Robert: Sound Structure in Music. University of California Press, 1975. ISBN 0-520-02376-5.
  • Composers Quartet: Nonesuch H-71280, 1973.

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「音響作曲法」の関連用語

音響作曲法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



音響作曲法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの音響作曲法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS