鍵盤楽器での多調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 16:09 UTC 版)
ピアノの黒鍵だけで五音音階が弾けることはよく知られている(例えば、嬰ヘのヨナ抜き長音階)。これを利用して片手で白鍵のみ、もう片手で黒鍵のみを弾くと、ハ長調と嬰ヘ長調などの減5度(増4度)いわゆる三全音複調になる。鍵盤楽器特有の技法で、印象主義音楽などで多用された。特にシマノフスキのピアノ曲では白鍵の音符すべてにナチュラル、黒鍵の音符すべてにフラットを付けた結果、ピアノ譜の上段と下段とで臨時記号が偏る場面がよく見られる。また、三全音自体がロマン派以降の非機能和声的音楽に都合が良いため、鍵盤楽器に限らずオーケストラ作品でもよく使われる(ペトルーシュカ和音など)。 表 話 編 歴 近代音楽と現代音楽技術音響作曲法 サウンド・コラージュ (en) 四度と五度の和声 (en) 十二音技法 新調性 (en) 移調の限られた旋法 多調 トーン・クラスター トローペ パンダイアトニック (en) 微分音 不協和対位法 (en) プロセス・ミュージック (en) ポリリズム 無主題音楽 (en) 無調 ジャンルと運動20世紀のクラシック音楽 21世紀のクラシック音楽 (英語版) 近代音楽 (1890s-)印象主義音楽 (1890–1930) 表現主義音楽 (1900–1930) 新ウィーン楽派 (1900-1960) 未来派 (en) (1910s-) ノイズミュージック (1910s-) ダダイスム (1910s-) 新古典主義音楽 (1920–1950) 十二音音楽 (1921–) シュルレアリスム音楽 (en) (1920s-) 新即物主義音楽 (en) (1925-) 現代音楽 (1950s-)トータル・セリエリズム (1950s-) 実験音楽 (1950s-) 実験音楽劇場 (en) (1960s-) ミニマル・ミュージック (1960s-) ポストモダン音楽 (en) (1960s-) スペクトル楽派 (1970s-) ポストミニマリズム (en) (1980s-) 音楽のジャンル一覧 ポピュラー音楽のジャンル一覧 Category:音楽のジャンル Category:モダニズム この項目は、クラシック音楽に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル クラシック音楽/ウィキプロジェクト クラシック音楽)。
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