鍵盤型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/20 13:36 UTC 版)
「MIDIコントローラー」の記事における「鍵盤型」の解説
鍵盤型MIDIコントローラーは、鍵盤楽器演奏に適した鍵盤を備え、鍵の押し下げ操作によってノートオン/ノートオフのMIDIメッセージを送信する。ベロシティ(イニシャルタッチ)対応のものでは鍵操作の強弱(押し下げ速度)に応じてノートオンメッセージのベロシティ値が変化し、演奏の抑揚を伝達する。アフタータッチ対応のものでは鍵を押し込む圧力の変化により、チャンネルプレッシャー/ポリフォニックキープレッシャーの可変値MIDIメッセージを連続的に送信する。 鍵のサイズは標準サイズのものから小型のものもあり、鍵数もピアノ同等の88鍵に限らず多様である。鍵の動作機構には、比較的廉価でタッチの軽いばねによるシンセアクション方式や、重りを加えたセミウェイテッド方式、アコースティックピアノの鍵の構造に似せたハンマーアクション方式などがある。 演奏の補助として、ピッチベンド/モジュレーションのMIDIメッセージを送信するホイール/レバー/リボンコントローラー/タッチパッドを備えるものや、ペダルを接続してダンパーペダル(サステイン)のMIDIメッセージを送信可能なものもある。デスクトップミュージック用ではコントロールサーフェスやパッドの機能を併せた構成のものもある。 2つのホイールを備えた鍵盤型MIDIコントローラー。ペダルが接続されている。 小型の鍵盤型MIDIコントローラー(下)。 多機能な鍵盤型MIDIコントローラー(中央)。 鍵盤型電子楽器にもMIDI送信可能なものがある。
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