鍵盤楽器に付属する譜面台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/12 04:29 UTC 版)
アップライトピアノやグランドピアノ、ステージピアノ、チェンバロ、パイプオルガン、ハモンドオルガン、1980年代以降のキーボードの多くには、楽譜を置くための台がついている。グランドピアノの中には、譜面台を外すことができるものもあり、例えば、演奏者がピアノソロ作品やピアノ協奏曲を暗譜して弾く場合などに台を外すことができる。キーボードの中には、台を外し、リハーサルやライブに持ち運ぶのを容易にできるものもある。もし譜面台がキーボードに固定され、取り外せないとしたら、バンなどの車に積み込むのが困難になり、譜面台が破損しやすくなってしまう。 個人宅やスタジオでの使用を想定された電子ピアノの中には、譜面台が取り外せないものがある。そしてほとんどの電子ピアノユーザーはリハーサルやライブに電子ピアノを持ち運ぼうとはしない。なぜなら、通常の輸送には不向きな特徴(例: キーボードの脚、サステインペダル、ソステヌートペダルが取り外せない)があることが多いためである。リハーサルやライブに日常的にキーボードを持ち運ぶキーボーディストのほとんどはステージピアノを使ったりMIDIキーボードと音源モジュールを使ったりしているが、これらの楽器については、すべての付属品(譜面台、キーボードの脚、サステインペダル)を取り外すことができる。キーボードを複数の部品に分解することができるため、乗用車、さらには小型車でも簡単に運ぶことができる。これに対して、譜面台や脚、ペダルが固定されているハイエンドの電子ピアノを運ぶのには、バンと数人の手伝いが必要である。
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