そう‐しょう〔サウ‐〕【相称】
対称性
(相称 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/23 05:03 UTC 版)
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対称性(たいしょうせい、羅: symmetria, 希: συμμετρία, 独: Symmetrie, 英: symmetry)とは、ある変換(たとえば、左右反転や45°回転)に関して、変換を適用しても変わらない性質のことをいう。
概説
一般に、「ある対象Mが、対称性S(S対称性)をもつ」とは、「S」で指定された操作をMに施しても Mが変わらないことをいう[1](なお、このような操作を「対称操作」とも呼び、また「変換」とも呼ぶ[1])。たとえば、「球は(が) 回転対称性をもつ」と言えば、球は、その中心を通る任意の直線を軸にしてどんな角だけ回転させても、もとの球とぴったり重なることを意味する[1]。
芸術分野の用語としてシンメトリー、あるいはシンメトリとして用いられ、人や物の配置や向き、振り付けやポーズについて基準線(主にその場の中心)に対して左右鏡面対称とすることを意味する。これは平面的な対称性に対して用いられ、立体的な対称性については使われにくい。口語では省略され、シンメと呼称されることもある。芸術におけるシンメトリーは整列性を想起させて「美しい」と評されることもあれば、動物的でなくなるため無機質とされることもある[要出典]。
空間の対称性
並進対称性
並進対称性は、並進操作(平行移動[2])に対して対称であること。及びその性質。普通には方向を含めた空間軸、時間軸、あるいは大局性(局在性)に置いて変わらないこと、即ち斉一=均一であること。
連続的対称とは 並進操作においていかなる距離を取っても対称であること。離散的対称とは 並進操作において最小距離(の整数倍)において対称であること。
回転対称性
ある図形をある回転角で回転したときに、もとの図形に重なる場合、その図形は回転対称性を持っている。
あらゆる図形は1回転(360°)すると元の図形に重なるが、これは恒等変換にすぎない。
1/2回転(180°)回転して元の図形に重なるものは2回対称であるという。平面では点対称と同義である。1/3回転(120°)回転して元の図形に重なるものは3回対称であるという。以下同様に、1/n 回転して元の図形に重なるものは n 回対称であるという。
一般に回転対称は離散的対称である。任意の回転について対称、あるいは微小回転について対称であるものは等方的である。
鏡像対称性
ある図形のある鏡映面に関する鏡像が元の図形と一致するならば、その図形は鏡像対称であるという。例えば、平面上の図形が鏡像対称であるとは、線対称であることを意味する。
対称式
数学
物理学
生物学
- 対称性 (生物学)
経済学
音楽
外部リンク
「相称」の例文・使い方・用例・文例
- (生物の身体の)左右相称.
- 二放射相称の方法で
- 二放射相称の
- くしの歯状に並んだ移動用の8列の繊毛を持ち、クラゲに似ている、二放射相称的に対称で雌雄同体の生の海生動物
- ツノガイを包括する左右相称で対称的な海洋動物類の小綱
- 8つの石灰板で覆われた外套膜を持つ細長く左右相称な原始海産軟体動物
- 数種のイソギンチャクは二放射相称である
- ヒトデは、放射相称を例示する
- 相称の欠如
- 軸に対する相称性の欠如
- 白い香りのよい左右相称の花の総状花序を持つ、カリフォルニア中部からワシントン北部の丈夫なラン
- 北アメリカ東部に広く分布する、大型の左右相称の落葉性の高木で丸い樹冠を持つ
- 魅力的で艶やかな非相称の葉と、通常は頂生の集散花序か総状花序の花のために育てられる、ベゴニア属の多数の植物
- 小型の常緑の針葉樹、または低木で、てっぺんが平らで非相称の枝を持ち、容器の中で育てる
- 不整正花という,相称面をもっていない植物の花
- 左右相称的であるさま
- 脊髄神経という,脊髄から左右相称に一対ずつ出て,体の各部に分布する末梢神経
相称と同じ種類の言葉
- >> 「相称」を含む用語の索引
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