p型とは? わかりやすく解説

P型半導体

(p型 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 04:40 UTC 版)

シリコン(Si)中にホウ素(B)がドーピングされた場合。
アクセプタ準位EAは価電子帯EVのすぐ上に位置する。

p型半導体(ピーがたはんどうたい)とは、電荷を運ぶキャリアとして正孔(ホール)が使われる半導体である。正の電荷を持つ正孔が移動することで電流が生じる。つまり、正孔が多数キャリアとなる半導体である。 例えばシリコンなど4価元素の真性半導体に、微量の3価元素(ホウ素アルミニウムなど)を添加することでつくられる。不純物半導体に含まれる。

  • p型半導体をつくる為の添加物をアクセプタといい、この添加物によって形成された準位をアクセプタ準位と呼ぶ。
  • 正(: positive)の電荷を持つ正孔が多数キャリアであることから、英語の頭文字をとってp型半導体と呼ばれる。
  • 工学ではp形半導体と表記される(JISなど)。

関連項目


P型(Proprietary-type)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 06:08 UTC 版)

自動火災報知設備」の記事における「P型(Proprietary-type)」の解説

感知器発信機電気的な接点閉じ電流流れることにより火災信号受信するシステム規模と機能によりP型1級P型2級及びP型3級がある。また近年では、アドレス感知器従来接点感知器同一回線内に混在させ、接点式の感知器発報した際は回線単位での火災表示アドレス感知器発報した際は個々感知器アドレス表示するといった、R型とのハイブリッド仕様ともいえる受信機登場しているが、法規上はP型受信機分類される受信機パネル回線警戒区域)の数だけ表示窓(地区窓)が並びランプ地区灯)が点灯する事により火災の発生場所(警戒区域)を特定する受信機〜感知器、発信機間の配線回線数建物規模に応じて本数増えるP型1級 回線数制限はなく、受信機発信機の間に保守点検用の電話自火報電話機能配線断線自動的に検出する断線監視機能を持つもの。 P型2級 回線数5回線までの小規模建築物用自火報電話機能はない。断線監視機能持たずに、発信機または押しボタンスイッチ回路試験器)による導通試験しても良いとされているが、実際にP型1級同様の断線監視機能を持つ製品が多い。 P型3級 回線数1回線のみで、火災表示保持機能予備電源地区音響装置接続といった、P型1級及び2級必須の機能省略し主音装置交流電源表示灯火災試験スイッチ最低限備えていれば良い事となっている。但し、設置できるのは延べ面積150平米以下の防火対象物限られることから本受信機単体用いケース少なく総務省令40号の特例適用される共同住宅居室インターホン親機組み込まれた形で使用される事が多い。

※この「P型(Proprietary-type)」の解説は、「自動火災報知設備」の解説の一部です。
「P型(Proprietary-type)」を含む「自動火災報知設備」の記事については、「自動火災報知設備」の概要を参照ください。

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