inherent
別表記:インヒアラント
「inherent」とは、生まれつきの・固有のという意味の英語表現である。
「inherent right」とは、「生得の権利」「固有の権利」を意味する英熟語である。「Our people have an inherent right to govern ourselves and decision-making authority over our title lands.(我々は、自分たちを統治する固有の権利と、所有地に対する意思決定権を持つ)」のように表現する。
「Inherent Vice(インヒアレント・ヴァイス、2014年公開)」とは、ポール・トーマス・アンダーソン監督・脚本で、1970年のロサンゼルスを舞台にしたアメリカ映画である。原作はトマス・ピンチョンの小説「LAヴァイス」。ホアキン・フェニックスがゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされた。タイトルを日本語に直訳すると「固有の欠陥」「内在する瑕疵」となる。
「inherent risk(固有リスク)」とはリスク管理に関わる用語で、内部監査の対象に存在している固有のリスクを意味する。固有リスクに対して、何らかの対策を行った後も残存するリスクは、「residual risk(残留リスク)」と呼ばれる。
「既得の」という意味で、「In this state, ordinary people are denied their inherent rights.(この状態では、普通の人々は固有の権利を否定される)」という表現がある。
「固有の」という表現では、「Besides, this method had some inherent shortcomings.(しかも、この方法には固有の欠点があった)」「It's an inherent nature of an evolutionary process.(それは進化の過程における固有の性質だ)」のような言い方がある。
「本質的な」という言い方で、「There is inherent unfairness in the public sector scheme.(公共部門の制度には本質的な不公正がある)」のように使用する。
「inherent」とは、生まれつきの・固有のという意味の英語表現である。
「inherent」とは・「inherent」の意味
「inherent」とは、主に「生得の」「本来備わっている」「生まれつきの」「固有の」「本来の」「内在して」「既得の」「本質的な」などを意味する英語表現である。品詞は形容詞である。派生語に、副詞「inherently(本質的に、もともとは)」があり、「In a culture that’s inherently suspicious of the unknown, change is often misread acknowledgment that we’d underperformed until that point.(未知のものに対して本質的に疑り深い文化では、変化はしばしば、それまでのパフォーマンスが不十分であったことを認めるものと誤解される)」のような使い方がある。「inherent」の発音・読み方
「inherent」の発音記号は、アメリカ英語で「inhíərənt」、イギリス英語で「inhérənt」であり、「-he-」にアクセントが置かれる。カタカナで表記すると、アメリカ英語で「インヒィアラァントゥ」、イギリス英語で「インへラァントゥ」のような音である。アメリカ英語の場合に、ローマ字読みではなく「インヒアラント」と読むことに注意する。「inherent」の語源・由来
「inherent」の語源は、ラテン語の「inhaerentem(密接に関係する、備わる)」である。語根としては「in(中に)」「haerere(くっつく)」という要素から構成される。「inherent」と「inherit」の違い
「inherit」は、相続する・遺伝で受け継ぐ・継承するを意味する動詞で、語源は中期英語の「enheriten」、ラテン語の「inhereditare(相続する)」である。「inherent」とは語源においても関連はないが、「遺伝で受け継ぐ」と「生来の」の意味にやや関連があり、スペルがよく似ているため混同しがちである。「inherent」の覚え方
「inherent」は、「in(中へ)」「here(粘着する)」に形容詞化の接尾辞「ent」を付けた単語である。同じように「here(粘着する)」が使われている単語には、「adherent(粘着する)」「coherent(首尾一貫した)」「hesitate(躊躇する)」がある。「くっつく」「一つの場所に固定で存在している」の意味で単語をグループとして覚えることで、「inherent」の綴りと意味も覚えやすくなる。「inherent」の類語
「inherent」は「生まれつき、内在する」という意味で、類語には「intrinsic(内在的)」「integral(不可欠の)」「essential(本質的)」「built-in(生来の)」が挙げられる。「法的に既得の」という意味での類語には、「vested(既得の、確立した)」がある。「inherent」を含む英熟語・英語表現
「inherent right」とは
「inherent right」とは、「生得の権利」「固有の権利」を意味する英熟語である。「Our people have an inherent right to govern ourselves and decision-making authority over our title lands.(我々は、自分たちを統治する固有の権利と、所有地に対する意思決定権を持つ)」のように表現する。
「inherent」を含む用語の解説
「Inherent Vice」とは
「Inherent Vice(インヒアレント・ヴァイス、2014年公開)」とは、ポール・トーマス・アンダーソン監督・脚本で、1970年のロサンゼルスを舞台にしたアメリカ映画である。原作はトマス・ピンチョンの小説「LAヴァイス」。ホアキン・フェニックスがゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされた。タイトルを日本語に直訳すると「固有の欠陥」「内在する瑕疵」となる。
「inherent risk」とは
「inherent risk(固有リスク)」とはリスク管理に関わる用語で、内部監査の対象に存在している固有のリスクを意味する。固有リスクに対して、何らかの対策を行った後も残存するリスクは、「residual risk(残留リスク)」と呼ばれる。
「inherent」の使い方・例文
「内在する」という言い方では、以下のように表現できる。「There can be an implicit sense that once you’ve established a particular trait or activity as inherent to your identity, it is somehow greedy or unfaithful to try your hand at something new.(ある特定の特性や活動を自分のアイデンティティに内在するものとして確立してしまうと、新しいことに手を出すのは欲張りで不誠実だという暗黙の了解があるのだ)」「Inherent in the advantage of that is that the West will be replacing an oligarchical autocracy with a more-or-less Western-style democracy as its principal economic partner.(その利点に内在するのは、欧米が主要な経済パートナーとして、寡頭制の独裁政治から多かれ少なかれ、欧米型の民主主義に取って代わるということである)」「既得の」という意味で、「In this state, ordinary people are denied their inherent rights.(この状態では、普通の人々は固有の権利を否定される)」という表現がある。
「固有の」という表現では、「Besides, this method had some inherent shortcomings.(しかも、この方法には固有の欠点があった)」「It's an inherent nature of an evolutionary process.(それは進化の過程における固有の性質だ)」のような言い方がある。
「本質的な」という言い方で、「There is inherent unfairness in the public sector scheme.(公共部門の制度には本質的な不公正がある)」のように使用する。
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