アイパッド‐エアツー【iPad Air 2】
読み方:あいぱっどえあつー
iPad Air 2
別名:アイパッドAir 2
iPad Air 2とは、Appleのタブレット型端末「iPad Air」の後継モデルである。2014年10月に発表された。前モデルiPad AirがiPadシリーズの第5世代のモデル(第5世代iPad)に当たり、iPad Air 2はiPadシリーズ通算では第6世代モデルに位置する。
iPad Air 2の重さは437g、厚みは6.1mmと、前モデルよりも薄く・軽くなっている。iPad Airは厚さ7.5mm、重さはWi-Fiモデルが469gだった。厚みについては約18%の薄型化が実現されている。
従来のiPadでは、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチセンサー、カバーガラスからなる3層構造となっていたが、iPad Air 2では「フルラミネーション」と呼ばれる加工技術を導入して3層の一体化を実現している。フルラミネーションディスプレイの採用により、従来のディスプレイで生じていた隙間が削減されて全体の薄型化が促進された。同時に、LCDがパネルの表面により近づいたこたとで表示の迫力が増し、タッチ操作は画面に直接触れているかのような感覚が得られるようになっている。層の境界における光の内部反射も抑えられており、特殊な反射防止コーティングと相まって極低の反射率を実現している。なおディスプレイのサイズは従来モデルと変わらず9.7インチである。
iPad Air 2にはモバイルCPUの新世代モデル「A8X」が搭載されている。補助プロセッサは「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」にも搭載されたM8コプロセッサである。CPUの処理は40%高速化しているという。モバイルOSは「iOS 8」である。ホームボタンを利用した指紋認証「Touch ID」も搭載されている。アクセサリとしてSmart CoverやSmart Caseも用意された。
iPad Air 2は2014年10月17日に、7インチタブレット「iPad mini」の新モデル「iPad mini 3」と共に発表された。発表と同時にオンライン予約が開始されている。日本を含む数十カ国では「来週末から」販売が開始されるとアナウンスされている。日本ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアが同端末を扱う。
※画像 / Apple Inc.
参照リンク
iPad
iOSデバイス: | iPod touch loop iPad Air iPad mini Retinaディスプレイモデル iPad Air 2 iPad mini 3 iPad mini 2 iPhone 6s |
iPad Air 2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/20 04:34 UTC 版)
製造元 | Apple |
---|---|
種別 | タブレット型コンピュータ |
世代 | 第2世代 |
OS | iOS 8.1 (初期搭載)→iPadOS 15.8.3(iPadOS 16は非対応) |
SoC | Apple A8X system-on-a-chip 3コア 1.5GHz 64ビットアーキテクチャ |
メモリ | 2GB (LPDDR3) |
ストレージ | フラッシュメモリ 16, 32, 64, & 128 GB |
ディスプレイ | 画面解像度: QXGA (2048x1536 px) (264 ppi), 4:3 アスペクト比, LEDバックライト IPS LCD display |
入力機器 | マルチタッチタッチスクリーンディスプレイ, ヘッドセットコントロール, 環境光センサー, 3軸加速度計, デジタルコンパス[1] |
デジタルカメラ | バックカメラ:HDビデオ撮影(1080p、最大30fps、オーディオ入り、120fpsスローモーション撮影対応)静止画(5倍デジタルズーム、画素数は800万画素、バーストモード対応) フロントカメラ:HDビデオ撮影(720p、最大30fps、オーディオ入り)静止画(120万画素) |
外部接続 | Wi-Fi (802.11a/b/g/n/ac、MIMO対応), Bluetooth 4.0+HS, USB 2.0/lightningコネクタ Wi-Fi + Cellular モデルは以下も含む: UMTS (W-CDMA)/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA (850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz) GSM/EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz) CDMA EV-DO Rev. A/Rev. B(800, 1900 MHz) LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 13, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 38, 39, 40, 41) ※データのみ[1] |
電源 | 3.75V,27.3Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー 最長10時間のバッテリー駆動 10W USB電源アダプタ[2] |
オンラインサービス | iTunes Store, App Store, Apple Books ブックストア, iCloud, Game Center, Safari |
サイズ | 240mm (h) 169.5mm (w) 6.1mm (d) |
重量 | Wi-Fiモデル: 437g Wi-Fi + Cellularモデル: 444g |
前世代ハード | iPad Air (第1世代) |
次世代ハード | 9.7インチiPad Pro |
関連商品 | iPod touch, iPhone |
ウェブサイト | www.apple.com/jp/ipad |
iPad Air 2(アイパッドエアツー)は、Appleが開発、販売していたタブレット型コンピュータで、iPad Airシリーズとしては第2世代にあたる機種。
概要
2014年10月16日(米国時間)にiPad Airの第2世代として発表された[3]。
前年発表のiPad Air (第1世代)からボディーをさらに薄く軽くしたのが特徴で、フルラミネーションディスプレイを採用したことで厚さが6.1mmと1.4mm薄く、重量もWi-Fiモデルで437gと32g軽量化された。この薄くなったことに伴い、従来まで搭載されていた本体横の消音/回転ロックスイッチが省略されている。またディスプレイには反射防止コーティングも施されている。スマートフォンでは一般的であるが、タブレットでは今まであまり採用されていなかったダイレクトボンディングの採用により、特に明るい環境での鮮やかさが改善している。カラーバリエーションにはスペースグレイとシルバーのほか、ゴールドが追加された。
SoCはiPhone 6/iPhone 6 Plusに搭載されているApple A8の強化版、Apple A8Xを搭載、初めて3コア動作になったほか、メモリも2GBと従来機より多くなっている。2015年9月9日リリースのiOS 9にアップデートすることで強化されたマルチタスク機能の1つである、画面分割で2つのアプリを同時表示できる「Split View」に対応した。モーションコプロセッサーのM8も搭載し、センサーとして気圧計と指紋認証システムのTouch IDも搭載している。ストレージ容量はiPad Airと異なり32GBモデルが省略されている。
カメラ機能が強化され、外側のiSightカメラは800万画素センサーを搭載、バーストモード(連写)や120fpsのスローモーションビデオ撮影に対応した。内側のFaceTimeカメラもF値が2.2の明るいレンズを搭載している。
Wi-Fiは802.11acに対応し、MIMO(HT80)と合わせて最大866Mbpsの高速通信が可能となる。LTEはiPhone 6/6 Plus同様に150Mbpsの高速通信が可能になったほか、TD-LTE(Bands 38〜41)を含む広範囲な周波数帯をサポートし、日本ではBand 41を使用するWiMAX2+とAXGPにも対応、さらにキャリアアグリゲーションにも対応する。また、アメリカとイギリスでは1枚のSIMカードで複数の通信会社を選ぶことができる「Apple SIM」と合わせる形で提供され、短期契約や海外渡航時に画面上で自由に通信会社(発売時点ではアメリカのAT&Tモビリティ、スプリント、T-モバイルとイギリスのEEの4社)を選ぶことが可能となった。
スピーカーはTouch ID側の側面に2器搭載されている。
2016年3月21日(現地時間)、スペシャルイベントで9.7インチiPad Proが発表され、128GBモデルの販売を終了し、16GB・64GBモデルが1万円弱値下げされた。
2016年9月7日(現地時間)、スペシャルイベント終了後、16GB・64GBモデルの販売を終了し、32GBモデルを新たに設定した。また、128GBモデルが再設定された。
2017年3月21日(現地時間)、9.7インチのiPad (第5世代)が発表されたタイミングで、iPad Air 2は販売終了となった。その後約2年間、iPad Airシリーズの販売は途絶えるが、2019年3月18日にiPad Air(第3世代)が発表された。
iPadモデルの変遷
(横スクロールできる画像です)
脚注
出典
- ^ a b “アップル - iPad Air 仕様”. Apple. 2014年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月22日閲覧。
- ^ [1]
- ^ アップル、「iPad Air 2」「iPad mini 3」を発表~iOS 8.1も配信,ケータイWatch,2014年10月17日
外部リンク
先代 iPad Air (第1世代) | iPad Air 2 第2世代 | 次代 iPad Air (第3世代) |
「iPad Air 2」の例文・使い方・用例・文例
- アップルのiPadが発表される
- 1月27日,アップル社はサンフランシスコでの記者会見で新しいタブレット型コンピュータ「iPad(アイパッド)」を発表した。
- iPadは厚さが約1.3センチ,重さが約680グラムだ。
- ユーザーはタッチパネルでiPadを簡単に操作することができ,インターネットや写真,ビデオ,音楽,ゲームを楽しんだり,電子メールを送ったりできる。
- アップルはまた,iPadで電子書籍を買って読むことができるようになる新しいアプリケーション「iBooks(アイブックス)」も発表した。
- iPadは3月下旬に世界中で発売される。
- アップルの最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・ジョブズ氏は記者会見で,「iPadは我々の最も進んだ技術を反映した魔法のようで革新的な機器であり,驚きの価格で提供されます。」と語った。
- iPadが日本の電子書籍市場を活性化へ
- 5月28日,アップルのiPad(アイパッド)が日本,英国,オーストラリアなど9か国で発売された。
- アップルによると,iPadは4月3日の米国での発売から60日間で200万台以上が売れた。
- iPadの特徴の1つはその電子書籍リーダー機能だ。
- 米国では,iPadとアマゾン・ドット・コムの電子書籍端末「キンドル」が電子書籍市場を活気づけている。
- 同社はまた,iPad向けにキンドルのアプリケーションを無償提供し始めた。
- iPadの大型画面は雑誌や漫画を表示するのに適していることから,日本の一部ファッション誌はiPad版の制作を開始した。
- iPadの発売によって日本の電子書籍市場が活性化しそうだ。
- iPad(アイパッド)
- アップル社のiPadは5月の発売後すぐにタブレット型コンピュータ市場を独占した。
- iPadは持ち運べて,どこでも使える。
- ユーザーはiPadで電子書籍を読むことができるため,iPadは電子書籍市場を活性化させている。
- タッチパネル式携帯電話「iPhone」とタブレット型コンピュータ「iPad」はともにヒット商品となった。
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