セティ【SETI】
読み方:せてぃ
《Search for Extra-Terrestrial Intelligence》地球外知的生命探査計画。1960年から、米国を中心に世界の研究機関や大学の天文台で電波望遠鏡による探査が続けられている。最も有名なものに、1980年に始まったカリフォルニア大学バークレー校のハットクリーク天文台によるセレンディップ計画(SERENDIP)がある。1984年には民間のSETI研究所がカリフォルニア州のマウンテンビューに設立され、地球外知的生命の探査を専門に行っている。1999年から2020年まで、プエルトリコのアレシボ天文台によって収集された宇宙からの電波をインターネットでつながった世界中の個人のパソコンに分散処理させて解析するプロジェクト、セティアットホーム(SETI@home)が実施された。
Seti
地球外知的生命体探査
(Seti から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 10:26 UTC 版)
地球外知的生命体探査(ちきゅうがいちてきせいめいたいたんさ、英語: Search for Extra Terrestrial Intelligence)とは、地球外知的生命体による宇宙文明を発見するプロジェクトの総称である。頭文字を取ってSETI(セティ、セチ)と称される[1]。アクティブSETI(能動的SETI)に対して、パッシブSETI(受動的SETI)とも呼ばれる。現在世界では多くのSETIプロジェクトが進行している。
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- ^ Eugenie Samuel Reich (2004-09-01). “Mysterious signals from light years away” (英語). New Scientist (2004-09-01) 2006年10月10日閲覧。.
- ^ “「宇宙人より信号を捕捉……」? SETI@homeの現状は”. マイコミジャーナル (2004年9月3日). 2010年1月2日閲覧。
- ^ 宇宙人からの通信受信、通報はどこへ…研究者ら来月討議 読売新聞、2007年10月18日付[リンク切れ]
- ^ SETI研究会集録(兵庫県立西はりま天文台発行)p.78
- 1 地球外知的生命体探査とは
- 2 地球外知的生命体探査の概要
- 3 日本人によるSETI観測
- 4 SETI@home
- 5 発見時のガイドライン
- 6 脚注
SETI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/27 02:40 UTC 版)
金属量が高く、磁力は弱く、自転は遅く、銀河面付近に存在する、といった好条件から、SETI研究所のマギー・ターンブルとジル・ターターによって、「近傍のG型星中で最良のSETIターゲット星」に選定されている。視線速度の変動が検出されていないことから、この恒星のハビタブルゾーン付近に木星型惑星は存在しないと考えられるが、却って、もし地球型惑星が存在するなら不安定化せずに済むといえる。くじゃく座δ星は連星でないソーラーアナログとしては最も地球に近い恒星である。
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