ジーがた‐せい【G型星】
G型星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 05:41 UTC 版)
「G型主系列星」および「黄色超巨星」も参照 太陽を含むG型星は、スペクトル中に顕著な Ca II のH、K線を持ち、これはG2で最大となる。水素線はF型星よりも弱いが、電離した金属のスペクトル線に加え、中性金属のスペクトル線も示す。CH分子のGバンドに顕著なスパイクが存在する。太陽系の近傍にある恒星のうち、およそ13個に1個 (7.5%) がG型主系列星である。 G型星は、HR図上で "Yellow Evolutionary Void" に位置する恒星を含む。超巨星はしばしば進化の過程でO型かB型(青色超巨星)とK型かM型(赤色超巨星)の間を行き来する。この過程において、超巨星はG型に相当する黄色超巨星の状態にはほとんど留まらない。これは、黄色超巨星の状態は極めて不安定であるためである。 スペクトル標準 G0V – りょうけん座β星 G0IV – うしかい座η星 G0Ib – みずがめ座β星 G2V – 太陽 G5V – くじら座κ1星 G5IV – ヘルクレス座μ星 G5Ib – ペガスス座9番星(英語版) G8V – おおぐま座61番星 G8IV – わし座β星 G8IIIa – ふたご座κ星(英語版) G8IIIab – おとめ座ε星 G8Ib – ふたご座ε星
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