STS-45
名称:STS-45
オービター名称:アトランティス
打ち上げ国名/機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1992年3月24日
着陸年月日:1992年4月2日
宇宙飛行士:チャールス・F・ボールデン/ブライアン・ダフィー/キャサリン・D・サリバン/デービッド・C・リーストマ/C・ミッチェル・フォーレ/バイロン・K・リッシェンバーグ/ディアク・D・フリマウト
飛行時間:214時間9分
STS-45アトランティスは、地球の大気を研究するための実験室(ATLAS-1)を積んで宇宙飛行しました。
ATLAS-1には、地球の大気を化学的に研究する装置、太陽の放射線やプラズマを観測するための装置、遠紫外線宇宙望遠鏡など12個の装置が搭載されていて、それらは宇宙での科学実験用に開発された日本やアメリカ、フランス、ドイツ、ベルギー、スイス、オランダの装置でした。
約9日間の飛行のあいだに、さまざまな研究や実験を行い、アトランティス号は無事に地球へ帰還しました。
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの
スペースシャトル・アトランティスは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(アトランティス)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基と、液体燃料を入れてある外部タンクからなっています。全体の長さは56m、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンクは使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。
2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンクの液体燃料を使うオービターの噴射で打ち上げます。2分後に、燃料の燃えつきたブースターロケットが切り離され、パラシュートで落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンクが切り離され、オービターは軌道修正用エンジンで地球周回軌道に乗ります。オービターが地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します。
3.宇宙飛行の目的は?
地球大気の化学的な研究など、さまざまな科学実験です。
4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果をおさめたの?
貨物室に積んだ宇宙実験室ATLAS-1を使い、地球の大気や太陽の放射線やプラズマなどについての観測や研究を行いました。
※参考文献
「Newton Collection II 宇宙開発」竹内 均・監修(教育社)1992年発行
「SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島信樹・監修/三品隆司・著(PHP研究所)1995年発行
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