SCPH-70000系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 17:33 UTC 版)
「PlayStation 2」の記事における「SCPH-70000系」の解説
SCPH-70000 CBは2004年11月3日発売、オープン価格。実勢価格19,800円。本体色はチャコール・ブラック。 本体は約2.0 kgから約900 gに軽量化し、本体の幅×高さ×奥行きは約301×78×182 mmから約230×28×152 mmに薄型化され、それまでのディスクトレイからトップローディングに変更された。本体形状の変更により、SCPH-50000系以前に発売された周辺機器の一部は使用できなくなった。PlayStation BB Unitに非対応となり、イーサネット端子が内蔵されたが、HDD搭載はできない。PlayStation BB対応ソフトのうち、アダプタのみを必要とするソフトは引き続き使用可能。シリーズで唯一電源ユニットが内蔵されておらず、ACアダプターが必要。封印シールは最初は本体背面に貼られていたが、後に底面のネジ蓋のある場所に変更された。 後期の型番のハードでは正常に動作しないPS/PS2用ソフトが存在する。また、ピックアップ稼働部のフレキシブルフラットケーブルがディスクを傷つける可能性があるという構造上の問題点がある。 なお2014年9月、設計を手掛けた鳳康宏は「スリム化」前のPS2の冷却ファンは通常のものとは回転方向が逆(吸い込み側から見て時計回り)であることを明らかにした。 SCPH-70000 GT 2004年12月28日発売、23,800円 本体色はチャコール・ブラック。『グランツーリスモ4』同梱のレーシングパック。 SCPH-70000 CW 2005年5月26日発売、オープン価格 本体色はセラミック・ホワイト。 SCPH-75000 CB, CW 2005年発売、オープン価格 本体色はチャコール・ブラック、セラミック・ホワイト。 機能はSCPH-70000から変化はないが、これ以降の型番のハードでは正常に動作しないソフトが存在する。 SCPH-75000 SSS 2005年11月23日発売、オープン価格 本体色はサテン・シルバー。 SCPH-75000 FF 2006年3月16日発売、オープン価格 本体色はチャコール・ブラックでFFXIIに登場するジャッジマスターの紋章がデザインされている。「PlayStation 2 FINAL FANTASY XII Pack」。スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXII』をセットにしたパッケージ。 SCPH-77000 CB 2006年9月15日発売、16,000円 本体色はチャコール・ブラック。 本体価格を下げたモデル。機能はSCPH-75000から変化はないが、同シリーズ以降から続く正常に動作しないソフトの一部に互換性の確保がされた。 SCPH-77000 SS 2006年11月22日発売 本体色はサテン・シルバー。生産限定色だったがユーザーの希望により標準色に加わる。 SCPH-77000 PK 2006年11月22日発売 本体色はピンク。生産数量限定品。 SCPH-79000 CB 2007年7月1日発売、16,000円 本体はSCPH-77000の約900 gから約600 gに、ACアダプターは約350 gから約250 gに軽量化された。 外観・性能等に大きな変化はないが、フレキシブルフラットケーブル周辺の内部構造が作り直されており、従来の薄型モデルの問題であった「ケーブルによるディスクの損傷」が起きないよう改善されている。これは薄型系唯一の改良点となっており、最終モデルである90000系には受け継がれなかった。 EE+GSとメインメモリがワンパッケージ化されている。
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