開発向け機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 17:33 UTC 版)
「PlayStation 2」の記事における「開発向け機器」の解説
本項目にて述べる機器は一般向けには販売が行われておらず、ゲーム開発会社、流通、出版社などの業務上必要と認められた一部の会社に販売された「開発・検証機」となる。正式名称は「PlayStation2 Debugging Station(デバッギングステーション2)」。主な仕様の違いとしては「バックアップCD、DVDの起動」、「本来設定不可能な設定の変更」、「本体ロゴの違い」(ロゴがTESTと表記されている)となる。また初代Playstationの開発機に存在したNTSC/PAL規格の切り替え機能は搭載されておらず、本体色についても一般販売向けと同一となった。 その性能から譲渡・転売は認められておらず、万が一の流出時には本体のシリアル番号から流出元が特定できる仕組みとなっている。 DTL-H10000 SCPH-10000系に該当。基本機能は市販モデルと変化が少なく、市販品と比べてもコントローラーの○×ボタンによる決定/キャンセルの切り替え有無、バックアップ起動可否の違い程度しか存在しない。 DTL-H30000 SCPH-30000系に該当。本型番よりDVD再生機能が削除され、より開発機寄りとなった。(正確にはDVD再生チップが非搭載のため再生自体が行えない) DTL-H50000 SCPH-50000系に該当。DTL-H10000にて開発されたゲームの一部において、SCPH-30000以降の型番でプレイした際に正常に動作しない場合がある不具合が発覚。以降のゲームは本機器による動作確認が必須となった。 DTL-H70000 SCPH-70000系に該当。本型番より開発機も薄型モデルへと変更されたが、それ以前の型番と仕様自体に違いが無く、またPlayStation 3の登場も目前に迫っていた時期であり、流通は非常に少ない。
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