PowerPC時代とは? わかりやすく解説

PowerPC時代(G3以前)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 21:20 UTC 版)

Macintoshのハードウェア」の記事における「PowerPC時代(G3以前)」の解説

1991年に、AppleIBMモトローラ提携発表し、3社によるRISCチップPowerPC開発されることとなる。このPowerPC従来比較して圧倒的な高性能ではあったが、680x0シリーズとは互換性がなく、今までソフトウェア資産利用するにはMac OS側で68LC040チップ当のコードPowerPC命令動的コード変換をすることでソフトウェア互換確保したMac OSコード変換機構PowerPCコード680x0コード混在するソフトウェア実行可能で、開発者動作速度影響を及ぼす使用頻度の高いコードから順次PowerPCコードへの書き換え進めることができた。 System7.5まではMacOSそのもの一部除いてほとんどPowerPCコード化されておらず、PowerPC真価を発揮することはできなかった。System 7.5.1からMac OS 8.1にかけて徐々にPowerPCコード増やしMac OS 8.5以降PowerPC搭載モデルのみを動作対象とした。

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PowerPC時代(G3以降)

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Macintoshのハードウェア」の記事における「PowerPC時代(G3以降)」の解説

1997年にはPowerPC G3(PowerPC 750)を搭載するPower Macintosh G3シリーズおよびPowerBook G3発売するG3これまでPower Mac上位機種採用され続けてきたPowerPC 604シリーズではなくPowerBook搭載されてきたPowerPC 603シリーズ流れを汲むもので、603譲り省電力・低発熱なおかつ低価格ありながら、604eを上回る実効性能を実現したチップである。Power Mac G3PC/AT互換機規格多く取り入れて低コスト製造できるように配慮されていた。PowerBook G3シリーズは、当時他のノートパソコン追随を許さない高性能機種であった1999年にはSIMD演算機能であるVelocity Engine統合したPowerPC G4 (PowerPC 7400) 搭載Power Mac G4発売Velocity EngineMac強力なマルチメディア性能もたらしQuickTime通して動画音声などの処理に利用された。1999年発売されiMaciBookや、2000年発売されPower Mac G4 CubePowerPC G3・G4の発熱量少なさ生かし電動ファンのない静音機種であったその後2003年には広帯域CPUバス強力な浮動小数点演算機能をもつ64ビットPowerPC G5 (PowerPC 970) を搭載したPower Mac G5登場した。これは一般向けのパソコンでは初となる64ビットCPU搭載マシンであり、4GBを上回るメモリ搭載が可能となったOS64ビット化ハードウェアよりもかなり遅れ、2005年Mac OS X v10.4 Tiger部分的に64ビット対応となり、2007年Mac OS X v10.5 LeopardCocoa含めて64ビット対応することとなったPower Mac G59つ可変ファン採用筐体内部空気流動効率化させることで冷却効率最適化図ったモデルによってはG5チップ水冷式ラジエータ冷却する仕様もあった。Power Mac G5ファンの数が多く負荷をかけるファン高速で回るのは、PowerPC G5消費電力発熱従来PowerPC G4よりも遥かに大きかったためである。 iMacはG5を搭載したシステム液晶ディスプレイとともに厚さわずか5cmの筐体収めたが、発熱によるトラブル問題となった。G5を搭載したノートパソコンはついに実現しなかった。 バージニア工科大学は、2003年に1,100台のPower Mac G5 Dual 2 GHz2004年 - 2008年は、1,150台のXserve G5 2.3 GHz Clusterモデル。)を繋げて並列計算させるスーパーコンピュータ System X構築した。このコンピュータは、2003年11月16日TOP500 Supercomputer sites発表したランキングで、世界第3位計算速度ランクされた。大学自身による構築であったため、このシステムかかった費用は約520ドルで、スーパーコンピュータとして破格安価であった当時第1位のスーパーコンピュータであった地球シミュレータ開発費は5億ドル以上)。

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