AltiVec
別名:Velocity Engine
AltiVecとは、1998年にMotorolaによって発表された、CPUのマルチメディア拡張機能のことである。
AltiVecは、128ビットのベクトル演算ユニットとして、PowerPC G4シリーズに搭載されている。AltiVecは扱うデータ量が膨大であっても一括処理が可能なため、とりわけ3Dレンダリングや動画再生などのように、大量のデータを扱う処理を得意とする。
AltiVecでは、複数のデータに対して1回の命令で同時に処理を行うSIMDと呼ばれる手法により、マルチメディア処理の高速化が実現されている。
RISC: | Alpha 21164 Alpha 21264 Alpha AltiVec ARM版 ARMアーキテクチャ DragonBall |
Velocity Engine
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 03:36 UTC 版)
「AltiVec」の記事における「Velocity Engine」の解説
Velocity Engine(ベロシティ・エンジン)は、Apple Computer によるAltiVecならびにVMXの呼称。AltiVecとVMXは別の技術であるが、互換性があるためアップルコンピュータでは同一の呼称を使用している。 QuickTimeが全面対応しており、『GarageBand』や『iTunes』『Final Cut Pro』『iDVD』など多くのアプリケーションソフトウェアで活用される。
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