PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始までとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始までの意味・解説 

PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 16:37 UTC 版)

PQ17船団」の記事における「PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始まで」の解説

1942年6月27日33隻の商船給油艦2隻、救難船3隻、特設防空艦2隻からなるPQ17船団が、ソ連アルハンゲリスク目指しアイスランドハヴァル・フィヨルド出発した積み荷297機の航空機594両の戦車、4246両のトラック装甲車、および約16トン貨物であった給油艦のうち1隻は途中でQP13 船団派遣された)。船団旗艦ケッペル以下5隻の駆逐艦、2隻の潜水艦、各4隻のコルベット武装トロール船、3隻の掃海艇からなる第1護衛隊指揮官ケッペル艦長ジャック・ブルーム中佐)に護衛されていた。駆逐艦および一部護衛艦艇は脅威増大する30日船団合同したまた、船団からやや離れた位置に、巡洋艦4隻、駆逐艦3隻からなる第1巡洋艦戦隊指揮官L・H・K・ハミルトン少将アメリカ海軍との合同部隊)が間接護衛隊として布陣していた。さらにこれに加えティルピッツを含むドイツ水上部隊出撃してきた場合備え戦艦2隻、航空母艦1隻、重巡洋艦1隻、軽巡洋艦2隻、駆逐艦14からなるイギリス本国艦隊警戒部隊指揮官ジョン・トーヴェイ大将同じくアメリカ海軍との合同部隊)が船団後方にあった出発直後1隻が機関トラブルで、また6月30日には同じく1隻が流氷により船首損傷受けてアイスランド引き返したため、結局ソ連向かった商船33となっていた(36隻が出発し3隻が引き返したという資料もある)。船団出港情報得ていたドイツ軍も、船団通常より北寄りの航路をとったこと(夏期のため流氷南下少なかった)、悪天候続いたことにより、この時点では接触には成功していない。 船団出発してから4日目7月1日アイスランド北東ヤンマイエン島付近ドイツ海軍潜水艦 U456(艦長マックス-マルティン・タイヒャールト大尉) が船団発見。その数時間後にはドイツ空軍偵察飛行艇 BV138 が船団の上空に飛来し触接開始したドイツ軍による攻撃始まったのは、翌日2日夕刻からで、少数の He111 雷撃機によるこの空襲では、ドイツ側が1機を失い船団被害はなかった。なおこの時既に桂馬跳び作戦発令されており、ティルピッツ重巡洋艦アドミラル・ヒッパー主力とするドイツ海軍水上部隊第1部隊(指揮官オットー・シュニーヴィント大将)は、アルタ・フィヨルド内で出撃準備完成させていた(ただし駆逐艦3隻が座礁し出撃不能となった)。7月3日船団被害がなかったが、ドイツ海軍同日第1部隊に次いで重巡洋艦アドミラル・シェーアリュッツオウ主力とする水上部隊第2部隊(指揮官オスカー・クメッツ中将)の出撃準備完成させ(ただしリュッツオウ座礁し出撃不能となった)。4日早朝からはドイツ軍の攻撃激化し、この日1日航空機潜水艦により商船3隻が撃沈され、1隻が大破した

※この「PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始まで」の解説は、「PQ17船団」の解説の一部です。
「PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始まで」を含む「PQ17船団」の記事については、「PQ17船団」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始まで」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始まで」の関連用語

1
34% |||||

PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始までのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



PQ17船団の出発からドイツ軍の攻撃開始までのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのPQ17船団 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS