運転注意力モニタとは? わかりやすく解説

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運転注意力モニタ MDAS

世界初の白線認識を利用し,運転者の注意力レベルに応じた色でモニタ表示。必要に応じて警報音で注意力の喚起を促す。
また,注意力の推定結果を利用し,注意力が低下するに従って早めのタイミングで車間距離警報を行う世界初のシステムである。

保管場所:三菱ふそうトラック・バス株式会社

製作(製造)年:1996

製作者(社):三菱ふそうトラック・バス㈱(当時 三菱自動車工業㈱)

資料の種類:量産品

現状:非公開

形式名:MDAS(第1世代),MDASⅡ(第2世代)

通称名:MDAS(第1世代),MDASⅡ(第2世代)

技術用途:居眠り運転に起因する事故の予防,車間距離警報による追突の防止

適用車種:大型トラック

製造時期:1996

実用化年:1996

設計者:三菱ふそうトラック・バス株式会社(当時 三菱自動車工業㈱)

協力者:三菱電機㈱

装置構成:検出部:白線認識用CCDカメラ(車室内天井),レーザーレーダ(フロントグリル)
解析部:車間距離警報ECUおよび注意力推定ECU(運転席)

表示部:表示部:運転注意力モニタは,インパネ中央部に注意力レベルを多重表示,必要に応じて芳香剤の散布や警報ブザーで注意車間距離表示は,ディスプレイユニットに表示

性能機能:前方障害物検出距離:100m
運転注意力モニタ:1分毎の注意力推定結果をモニタ表示
車間距離警報:注意力情報を利用して最適なタイミングで吹鳴し,警報頻度を1/7~1/8に抑制
注意力維持機能:香りの種類,呈示間隔,呈示時間を最適化し,香りによる注意力維持機能を持たせている

効果:運転注意力モニタによる運転者の注意力喚起で注意力低下に起因する事故の防止に貢献。
注意力情報を利用した車間距離警報は,最適なタイミングで吹鳴するため、運転者との信頼感が向上し,追突事故の防止に資する。
さらに,香りによる注意力維持機能によって、注意力維持時間を最大限に延長可能としている。

エピソード・話題性:香りによる注意力レベルの維持も世界初のシステムであり,テレビ・ラジオ・新聞・雑誌など多くのメディアで採り上げられた。

特徴:1. 白線認識を利用して車両の蛇行を検出
2. ファジィ推論を利用してドライバの注意力レベルを推定
3. 1分毎の注意力レベルの推定結果を棒グラフ表示でドライバに伝達
4. ドライバの注意力レベルの推定結果を利用して車間距離警報のタイミングを調整
5. 香りを利用して注意力レベルの維持

参考文献:K Yamamoto et al. 「Estimate of Driver's Arousal Level using Fuzzy Method」 SAE Truck & Bus Meeting(1994)
K.Yamamoto et al. 「Correlation between vehicle's meandering and driver's alertness level」 JSAE Review 16 49-54(1995)
K Yamamoto et al. 「Development of driver's alertness monitoring system」 Proc. Third Annual World Congress on ITS(1996)
山本惠一ほか 「運転注意力モニタに関する研究」 日本機械学会第6回交通・物流部門大会講演論文集(1997)
山本惠一ほか「注意力適応型車間距離警報システムの開発」 自動車技術会学術講演会前刷集 No.60-00, 271(2000)
K Yamamoto 「Active Safety Improvement through Effective Use of Driver's Alertness Level Information」 Proc. 7th Annual World Congress on ITS(2000)
山本惠一 「運転注意力モニタ」 Motoring No.10(2000)
K.Yamamoto 「Development of alertness-level-dependent headway distance warning system」 JSAE Review 22 325-330(2001)
山本惠一 「運転注意力モニタのヒューマンインターフェイス」 自動車技術 Vol.56,No.3(2002)
山本惠一 「注意力適応型車間距離警報システムの開発」 自動車技術会論文集 Vol.32,No.4

紹介:世界初の白線認識を利用したシステムであり、車両の蛇行、修正操舵の量とウインカ等の操作頻度からファジィ推論によってドライバの注意力レベルを推定し、1分毎に棒グラフ表示でドライバへ伝達する。注意力レベルに応じて表示色を変化させ、必要に応じて音による警報で注意力の喚起を促す。
また、注意力の推定結果を車間距離警報のタイミング調整に利用しており、注意力が低下するに従って早めのタイミングで警報を行う。この点においても世界初のシステムである。
さらに、単調運転時に香りを1/fゆらぎをもった時間間隔で呈示し、不快なく注意力維持時間の延長を可能としている。

その他事項:製造時期:1996年~1999年(第1世代)、2000年~(第2世代)





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