LKG-MS96VP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 00:26 UTC 版)
「三菱ふそう・エアロエース」の記事における「LKG-MS96VP」の解説
エアロクィーンLKG-MS96VP ホロトラ建設興業 エアロクィーン BKG-MS96JP(左)とLKG-MS96VP(右)の外観比較(ケーエス北の星観光バス) 2010年9月1日より発売。今回は主に平成21年度排出ガス規制(ポスト新長期規制)への適合が主に置かれた大規模マイナーチェンジで、今回のモデルでエンジンが変更となり大型トラックである三菱ふそう・スーパーグレートと共通の新エンジン6R10(親会社であるダイムラーとの共同開発)に変更された。出力はBKG-車と同様の309kWあるいは257kWである。また排気ガス後処理装置も全面変更されこれまでのUDトラックス製尿素SCRシステムからダイムラー製「BlueTecシステム」(DPF+尿素SCR)に変更された。その他の改良面としては、サービスボックスの容量拡大や、それに伴いその形状を見直して最前列の足下空間の余裕拡大を実現したほか、従来オプション設定だった運転注意力モニターが標準装備となるなど、かなり大幅な改良となっている。ホイールベースは従来車より95mm延長され、リアオーバーハングが短縮され、旧来のV8搭載車のそれに近くなっている。またラジエーターはベルト駆動から、日野・セレガと同様の油圧によるシャフト駆動に変更され、ラジエーター位置も後方から見て右側から左側に変更され、左側のルーバーの直後にラジエーターが配置され、エンジンルームの側方のルーバーも左右両方に設けられている、さらにはリアボンネットに「BLUETEC」のロゴシールが貼り付けられている。これがBKG-車との区別ができる識別点となっている。 また新排出ガス規制対応による重量増に対しては、ハイデッカーの一部車種に軽量サスを設定し、従来車と同等の乗車定員を確保している。 最大トルク・出力とも旧来の6M70型と同じであるが、最高出力の発生回転数は2000rpmから1800rpmになり、実用域でのトルク特性も若干向上したほか、静粛性も一段と向上している。 なお、今回から空調システムは直結式・サブエンジン式ともデンソー製に一本化されており(ただしオプション設定で従来の三菱重工製もあり)、UDトラックスへの供給車はLKG-AS96VPとなる。 エアロエース(ハイデッカー) ダイヤモンド観光バス ハイウェイライナー直結空調・車間センサー搭載ジェイアールバス東北 ハイウェイライナー直結空調搭載宮城交通 ハイウェイライナー夜行高速仕様サンシャインエクスプレス エアロクィーン(スーパーハイデッカー) 宗谷バス ハイウェイライナー弘南バス ハイウェイライナー車間センサー搭載北海道北見バス
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