ITSSとは? わかりやすく解説

アイティーエスエス‐プラス【ITSSプラス】

読み方:あいてぃーえすえすぷらす

IT skill standard+経済産業省定めた第四次産業革命向けて必要とされる個人のITに関わる能力客観的に評価するための指標従来ITスキル標準加えIoTアジャイル開発・データサイエンス・サイバーセキュリティーの領域追加された。


アイ‐ティー‐エス‐エス【ITSS】

読み方:あいてぃーえすえす

IT skill standard》⇒ITスキル標準


ITSS

ITSSとは? 経済産業省策定したIT関連サービスに必要とされる能力明確化体系化した指標です。SSはスキル・スタンダードの略で、「ITスキル標準」という言い方もします

ITSS

【英】IT Skill Standard

・IT業務に必要とされる能力スキルを、整理したスキル体系
・IT人材自律的なスキル向上や企業における人材育成促し日本IT産業競争力向上を図るため、IT人材教育・訓練等に有用な指標ものさし」として経済産業省より提供されている。
・ITSSは、ITサービス分野を、「マーケティング」「セールス」「コンサルタント」「ITアーキテクト」「プロジェクトマネジメント」「ITスペシャリスト」「アプリケーションスペシャリスト」「ソフトウェアデベロップメント」「カスタマサービス」「オペレーション」「エデュケーション」の11職種大別し、さらに細分化され全部38種の専門分野区分している。そして、専門分野ごとにスキルレベルを7段階設定している。以下にそのレベル概要を示す。
レベル1エントリで、最低限求められる知識
レベル2基本的知識・技能
レベル3応用知識・技能
レベル4:高度な知識・技能
レベル5企業内のハイエンドプレイヤー
レベル6国内のハイエンドプレイヤー
レベル7国内のハイエンドプレイヤー且つ世界で共通するプレイヤー

関連ページ
人事制度
人材育成

ITスキル標準

読み方アイティースキルひょうじゅん
別名:ITスキルスタンダード
【英】ITSS, IT Skill Standard

ITスキル標準とは、個人のITスキル客観的に判断するための体系として経済産業省策定した指標のことである。

ITスキル標準では、11職種分類の下に合計36専門分野設け、各専門分野においては技術者能力実績に基づく7段階レベル規定している。IT関連サービス提供の際に必要となる能力体系化明確にすることで、IT関連サービスプロフェッショナル教育した訓練したりするための枠組用いることが想定されている。

ITスキル標準スキルレベルエントリレベル1,2)、ミドルレベル3,4)、ハイレベル5~7)と3つ区分されており、レベルごとに求められる経験習得すべきスキルなどが定義されている。

ITスキル標準の初版は、2002年12月公開V22006年4月公開されて、2008年3月にはV3公開されている。また、推進母体は、独立行政法人情報処理推進機構IPA)の「ITスキル標準センター」に移管されている。


参照リンク
ITスキル標準センター

ITスキル標準

(ITSS から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/17 15:50 UTC 版)

ITスキル標準(アイティースキルひょうじゅん、IT skill standardITSS)とは、経済産業省が定めている個人のIT関連能力を職種や専門分野ごとに明確化・体系化しIT人材に求められるスキルキャリア(職業)を示した指標である。ITサービスの分野11職種38専門分野ごとに,最高7段階のスキル・レベルを設定している。それぞれのレベルについて、要求される業務経験や実務能力、知識を定義している。

ITスキル標準でレベル設定されているITサービスの11分野

ITスキル標準と対応する資格試験

スキルレベル3以下は試験の合格によって判定される。スキルレベル4に関しては試験合格だけでなく実務経験も考慮される。スキルレベル5以上は試験では判定できないとされている。

ITスキル標準と対応する資格試験
段階 クラス[1] 人材像[1] 情報処理技術者試験 [1] その他資格試験[2] 
スキルレベル7 スーパーハイ 日本国内のハイエンドプレイヤーかつ世界で通用するプレイヤー (なし)
実務経験で判定
(なし)
実務経験で判定
スキルレベル6 スーパーハイ 日本国内のハイエンドプレイヤー (なし)
実務経験で判定
(なし)
実務経験で判定
スキルレベル5 ハイ 企業内のハイエンドプレイヤー (現在はなし)[注釈 1]
実務経験で判定
(なし)
実務経験で判定
スキルレベル4 ハイ 高度な知識、技能

試験の合格だけでなく、実務経験も判定対象とする。


スキルレベル3 ミドル 応用的知識、技能

かつてのソフトウェア開発技術者試験や第一種情報処理技術者試験を含む。

スキルレベル2 ミドル 基本的知識、技能
スキルレベル1 エントリー 最低限求められる基礎知識

ITSS+(プラス)

2017年4月にセキュリティ領域とデータサイエンス領域のスキル標準がITSS+として公開された。セキュリティ領域は国家資格(情報処理安全確保支援士)が想定する業務を包含している。データサイエンス領域は情報処理推進機構と一般社団法人データサイエンティスト協会スキル委員会の協業により策定された。

脚注

注釈

  1. ^ かつてはシステムアナリスト試験(現在のITストラテジスト試験)、プロジェクトマネージャ試験システム監査技術者試験がスキルレベル5に相当するとされていた。
  2. ^ 2018年の試験内容改訂(iパス4.0)の際に、ITSSの枠組みから外されている。

出典

  1. ^ a b c 『ITスキル標準V3 2011 1部:概要編』独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センター 人材プラットフォーム部、2012年3月26日、31-36頁。 
  2. ^ 特定非営利活動法人スキル標準ユーザー協会が作成、公開するITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係(ISV Map)による

関連項目

外部リンク


ITSS+(プラス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 04:27 UTC 版)

ITスキル標準」の記事における「ITSS+(プラス)」の解説

2017年4月セキュリティ領域データサイエンス領域スキル標準がITSS+として公開された。セキュリティ領域国家資格情報処理安全確保支援士)が想定する業務包含している。データサイエンス領域情報処理推進機構一般社団法人データサイエンティスト協会スキル委員会協業により策定された。 情報処理安全確保支援士RISSデータサイエンティスト

※この「ITSS+(プラス)」の解説は、「ITスキル標準」の解説の一部です。
「ITSS+(プラス)」を含む「ITスキル標準」の記事については、「ITスキル標準」の概要を参照ください。

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