E.C.での経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 14:38 UTC 版)
「FRONT MISSION4」の記事における「E.C.での経過」の解説
E.C.ドイツ軍基地襲撃 E.C.ドイツ国内のドイツ軍基地5ヶ所が謎のWAP部隊によって襲撃され、壊滅的打撃を受けた。実行部隊は大規模であるものの、事件後は跡形もなく姿を消すという不可解な事態からE.C.議会は事件の調査チームを結成。チームの主軸を被害者であるドイツ軍としつつも、イギリス政府の後押しにより陸上新戦術研究機関“デュランダル”を投入する。 デュランダルは独自の調査の結果、襲撃したWAPの残骸からドミトーリ公社製のWAPと判断。同社はザーフトラ共和国外へのWAP輸出を行っていないことから、一連の犯行がザーフトラ軍によって起こされた可能性が高いとドイツ軍に報告した。しかし、調査チームの責任者であるドイツ軍ニクラス・グレーザー准将はこの報告を歪曲し、USN軍による犯行であると公表。U.S.N.政府は事実無根と主張し、両国の関係は一気に緊張が高まった。 ポーランド新資源地帯襲撃 デュランダルは破壊されたドイツ軍基地の位置から、襲撃部隊の次の目標をポーランド新資源採掘地帯と断定。ポーランド軍と協力して採掘施設の防衛を行うが、襲撃部隊のロケットブースターを使用した強襲によって防衛虚しく施設は半壊。新資源地帯は約2年の操業停止をせざるを得なくなった。 ドイツ政府はデュランダルがドイツ軍を襲撃部隊の共犯と疑い、協調体制を取らなかったことと、その後の襲撃部隊への追撃においてドイツ国内に無許可で侵入し、ドイツ軍ブラウネーベル隊と交戦したことをE.C.議会で激しく非難。議会側もデュランダルは確固たる証拠を何一つ得ていないことから、デュランダルの無期限活動停止を言い渡した。 マデイラ交戦 U.S.N.政府はE.C.側がなおもU.S.N.犯行説を主張していることから、U.S.N.海軍を大西洋に展開。E.C.軍側もイベリアメガフロート基地から牽制していたが、同基地に派遣されたブラウネーベル隊が突如暴走。基地を破壊し、さらにU.S.N.艦隊に巡航ミサイルによる攻撃を行った。これによりU.S.N.軍は報復としてマデイラ島へ侵攻、島を制圧した。 一方、無期限活動停止となった後も極秘裏に調査を行っていたデュランダルは、混乱するE.C.軍の司令系統の中、イギリス軍特殊部隊を装いマデイラ島に渡る。島のE.C.軍残存勢力と民間人を撤退させた後、U.S.N.海軍マドックス司令に直接交信を試みる。一連の事件のザーフトラ軍犯行説を訴え、その証拠として独自のルート(後述)で手に入れたザーフトラ軍の行軍記録を提出した。ザーフトラ軍はこれらの交信の妨害を行うが、デュランダルはこれを排除。U.S.N.側は証拠の調査をFIAに依頼。その結果、証拠の信憑性が高いとしてE.C.への侵攻を停止。全面戦争の危機は寸前で回避された。 終結 E.C.内でもザーフトラ軍犯行説が優勢となる中、イギリス政府はドイツとザーフトラ軍の結託を示す確固たる証拠を得るため、資源密輸の疑いのあるザーフトラ資源ターミナルにイギリス軍空挺部隊とデュランダルを進軍させる。抵抗するザーフトラ軍を排除し、資源ターミナルを制圧。ドイツ企業との密輸を示す記録と、現場でザーフトラ軍を指揮していたグレーザー准将を確保した。これにより一連の襲撃事件はザーフトラ共和国がE.C.内に資源危機を引き起こし、滞っていたE.C.への自国資源輸出を再開させる狙いがあったと結論付けられ、裏で指揮をしていたドイツ軍にも疑いの目が向けられた。 その後、以前入手した行軍記録にE.C.議会場を強襲する計画があることを知ったデュランダルはE.C.議会場のあるパリへと急行。途中で抵抗するブラウネーベル隊を排除し、南米ベネズエラ方面から空挺をかけたザーフトラ軍と交戦。これを殲滅し、一連の事件は終結した。
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