マルバノキ
まるばのき (丸葉の木)
●わが国の本州、中部地方から近畿地方、それに広島・高知県に分布しています。山地の谷間に生え、高さは2~4メートルになります。卵円形または円形の葉には長い柄があって互生します。秋には美しく紅葉し、10月から11月ごろ、葉腋のごく短い柄の先に、小さな暗紅紫色の5弁花を背中合わせに2個咲かせます。朔果は翌年の秋に暗褐色に熟します。別名で「べにまんさく(紅満作)」とも呼ばれます。
●マンサク科マルバノキ属の落葉低木で、学名は Disanthuscercidifolius。英名はありません。
マルバノキ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/15 05:45 UTC 版)
マルバノキ(丸葉の木、学名:Disanthus cercidifolius Maxim.[1])は、マンサク科マルバノキ属に分類される落葉低木-小高木[3]の1種[4]。属名(Disanthus)は「2つの花」を意味し[5]、種小名(cercidifolius)は「ハナズオウ属(Cercis)の葉に似た」を意味する[6]。和名は、葉の形態が円いことに由来する[5]。別名が「ベニマンサク」[4]、花が紅色であることに由来する[5]。中国名は、「双花木」[7]。
注釈
出典
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “マルバノキ”. BG Plants 和名-学名インデックス(YList). 2017年10月27日閲覧。
- ^ a b “Disanthus cercidifolius subsp. longipes (H.T.Chang) K.Y.Pan” (英語). The Plant List 2013. 2017年10月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 林(2014), p. 156.
- ^ a b c d e f g h i j k 林(2011), p. 240.
- ^ a b c 牧野 (1982)、186頁
- ^ a b “マルバノキ”. 広島大学デジタル自然史博物館. 2017年10月27日閲覧。
- ^ a b c “双花木” (中国語). 中国植物志. 2017年10月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 菱山 (2011)、121頁
- ^ a b 奥原(1969}, p. 116.
- ^ a b c “岡山県版レッドデータブック2009 絶滅のおそれのある野生生物” (PDF). 岡山県. pp. 105. 2017年10月27日閲覧。
- ^ a b 前川(1968), p. 39.
- ^ 奥原(1967}, p. 102.
- ^ 奥原(1969), p. 116.
- ^ “広島県の文化財 - ベニマンサク群叢”. 広島県. 2017年10月27日閲覧。
- ^ “三重県データブック2015、維管束植物” (PDF). 三重県. pp. 447. 2017年10月27日閲覧。
- ^ “<カテゴリー別>高知県レッドリスト(植物編)2010改訂版” (PDF). 高知県. pp. 23. 2017年10月27日閲覧。
- ^ “絶滅のおそれのある野生生物(「レッドデータブックひろしま2011」)レッドデータブックについて” (PDF). 広島県. pp. 4 (2013年3月18日). 2017年10月27日閲覧。
- ^ “富山県の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブックとやま2012-”. 富山県 (2017年10月15日). 2017年10月27日閲覧。
- ^ “「滋賀県で大切にすべき野生生物(滋賀県版レッドデータブック)2010年版」選定種リスト”. 滋賀県 (2017年5月25日). 2017年10月27日閲覧。
- 1 マルバノキとは
- 2 マルバノキの概要
- 3 種の保全状況評価
- 4 外部リンク
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