7代目 LF型(2014年-2019年、PHEVは2015年- )
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「ヒュンダイ・ソナタ」の記事における「7代目 LF型(2014年-2019年、PHEVは2015年- )」の解説
2014年3月24日、まずは韓国で発表された。先代のキープコンセプトとしつつも、先代から採用されたデザインアイコンである"fluidic sculpture"は2代目ジェネシス(のちにジェネシス・G80に改名)から採用された"fluidic sculpture 2.0"に進化し、より流麗さが増した。ボディサイズはひとまわり拡大され、ホイールベースも10mm延長されたことで2.800mmを越えた。 エンジンは先代後半から採用された2.0L・CVVLニューエンジンの改良版、2.4L・GDi、そしてレンタカー仕様/障害者仕様向けの2.0L・LPiの計3種を用意し、これらに6ATを組み合わせる。但し、レンタカー仕様については6MTも選択が可能である。 安全装備については、車間距離調整に加え、自動停止機能をも備えた「アドバンススマートクルーズコントロール」(ASCC)や「前方衝突警報システム」(FCWS)を中型車初採用としている。 ハイブリッドは、当面の間6代目を継続販売していたが、2014年12月16日に7代目ベースにフルモデルチェンジ。外観上の違いはメカニズムとは打って変わり、フロント周りのデザインとリヤコンビレンズのクリア化、専用デザインのアルミホイール、エンブレム類にとどまる。 タクシーについては7代目登場後しばらくの間、5代目と6代目ベースが並行して販売されていたが、2014年8月20日に7代目をベースとした「新型ソナタタクシー」に切り替わった。レンタカー仕様/障害者仕様と共通の2.0L・LPiエンジンを搭載し、「Style」「Modern」「Premium」の3グレードが設定される。全車6ATとの組み合わせが基本だが、「Style」のみ6MTも選択可能となっている。尚、7代目ベースのタクシーの登場によって5代目ベースの「ソナタトランスフォーム」タクシーは生産を終了し、6代目(YF)と7代目(LF)の並行生産となった。レンタカー/障害者仕様についても6代目「SONATA The Briiiant」LPi仕様が並行生産されている アメリカでも販売のための広告戦略が行われていたが、2014年3月4日に現代が発表した燃費(12.6km/l)と同月14日に韓国政府の発表値(12.1km/L)に差があることが判明。同月17日に現代側が誇張を認めて謝罪をする一幕があった。 2015年7月2日、韓国にて大幅な改良を実施。従来の2.0Lに加え(2.4Lは廃止)、1.7Lディーゼル、1.6L・GDiターボを追加。これら新ユニットには、ソナタ初となる7速DCTが組み合わされる。同時に、韓国車初のプラグインハイブリッドカー仕様である「ソナタ プラグインハイブリッド(PHEV)」を新たに設定。家庭用の充電により、モーターのみで約44kmの走行が可能となる。ソナタハイブリッドに比べて約5倍の容量を持つ9.8kWhのリチウム・ポリマー・バッテリーの採用により、モーターのみで約44kmの走行を可能としている。充電時間は最短で2.5時間。50kWのモーターは、6ATとの組み合わせにより、ソナタハイブリッドよりも約32%パワフルな駆動が可能となっている。154PSの2.0Lガソリンエンジンとの組み合わせにより、システム合計出力は202PSを発生する。尚、PHEVは当初、9月発表・発売開始だったものを前倒ししての登場となった。これにより、ガソリン、ガソリンターボ、ディーゼル、LPG、ハイブリッド、プラグインハイブリッドと韓国車最多となる計6種のパワーユニットで構成されることとなる。 2017年3月8日、「SONATA New Rize」のキャッチコピーにてマイナーチェンジ。外観の変更箇所は多岐にわたり、フロントは最新のデザインアイコンである「カスケーディンググリル」を中心とした新造形とし、リアもIG型グレンジャーと同様の処理が施され、パッと見はフルモデルチェンジと見まがうレベルである。安全装備については、IG型グレンジャーで採用済の走行操向補助システム(LKAS)、自動緊急制動システム(AEB)、オドベンスドスマートクルーズコントロール(ASCC)、不注意運転警報システム(DAA)、アラウンドビューモニター(AVM)、ダイナミックバンディングライト(DBL)などで構成される 「Hyundai Smart Sense」を新たに採用し、LEDバイファンクションヘッドライトも採り入れている。また、韓国車初となる「ワンタッチ空気清浄モード」も採用された。パワーユニットは2.0L・GDi、1.7L・ディーゼル、1.6L・GDiターボ、2.0L・GDiターボの4種で、2.0LGDiターボには韓国中型車初の8速ATが新たに採用され、追ってハイブリッドも後期型へと切り替わった。 尚、LPi、PHV(プラグインハイブリッド)については当面の間、前期型を継続販売する。 前期型 フロント 前期型 リヤ ハイブリッド リヤ
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