60歳A級とキャリア終盤の戦いとは? わかりやすく解説

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60歳A級とキャリア終盤の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:13 UTC 版)

加藤一二三」の記事における「60歳A級とキャリア終盤の戦い」の解説

順位戦においては上記通り、第51期1992年度)に53歳でA級に復帰した後も、これを維持し2000年にはA級在籍のまま還暦60歳)を迎えた間もなく花村元司記録抑えて大山記録に次ぐ、A級年長記録達成した。翌2001年には史上3人目通算1,200勝を達成した(1,000勝が2人目で、今回3人目なのは途中で中原抜かれたためである)。棋士会においては自身九段昇段後の1,000勝を達成したことを示し、(タイトル称号の「十段ではなく段位としての十段」の新設提案したまた、1988年度十段戦発展解消する形で始まった竜王戦においては第1期から第4期1992年度)まで1組在籍したその後1組復帰することはなかったが、第10期1997年度)では昇級者決定戦3組から2組への昇級決めその後2期維持した。しかし、決勝トーナメントへの出場1度果たせなかった。 第60期順位戦2002年度)にて62歳2ヶ月B級1組への降級が決まる。B級1組2期在籍したが第62期(2004年度)にさらにB級2組降級した。これまでの名人経験者は、B級1組上の在籍維持したままの引退現役死去・フリークラス宣言事例のみであったが、加藤このまま順位戦留まり規定により引退するまで指し続けることを宣言した実際加藤後述のようにC級2組降級点3つ取り、第75期2017年度)にて規定により引退するまで順位戦指し続けたこのため名人経験者によるB級2組C級1組C級2組参加及び、C2陥落に伴う規定による引退加藤史上であった2007年8月22日朝日杯将棋オープン戦予選で、戸辺誠四段との対局において、史上初の通算1,000敗を記録する(1,261勝1,000敗)。一見不名誉な記録にも見えるが、1敗すればそこで終わってしまうトーナメント戦が多い将棋公式戦において、敗数が多いということは加藤キャリア長ささることながらタイトル戦番勝負挑戦者決定リーグ戦数多く登場したことを意味する例えプロ棋士として制度上のキャリア最短記録を持つ熊坂学通算敗数は156敗であり、ただ負けが多いだけでは1000敗は達成できない)。なお、本人テレビでこの話題触れられた際、「150局くらいは逆転負けでした」と述べている。また、同日時点での通算敗数の史上2位有吉道夫九段の955敗(1,061勝)であり、その後有吉通算1,000敗を記録した一方で勝ち星着実に集め2011年11月1日史上3人目の1,300勝を達成した2012年7月26日には通算勝数歴代2位中原誠に並ぶ1,308勝を達成し翌年2月15日での王将戦1次予選・対藤森哲也四段戦での勝利によって公式戦通算成績が1,309勝となり、歴代単独2位となった一方3月12日順位戦C級1組10回戦において阿部健治郎敗北し通算1,100敗を記録した(1,309勝1,100敗)。 順位戦においてはC級1組在籍した69期2011年度)、第70期(2012年度)では降級点回避のみならず70歳過ぎて5勝5敗で指し分けるといった活躍見せたが、翌71期(2013年度)は順位戦初め全敗した。翌72期2014年度)も全敗免れたものの、1勝9敗という成績C級2組への降級決まった。 他の公式戦では、2010年第81期棋聖戦にて70歳挑戦者決定トーナメント進出する結果として、これが公式戦本戦クラス進出最後となった

※この「60歳A級とキャリア終盤の戦い」の解説は、「加藤一二三」の解説の一部です。
「60歳A級とキャリア終盤の戦い」を含む「加藤一二三」の記事については、「加藤一二三」の概要を参照ください。

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