3代目 YF5/6型(2015年- )
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「ホンダ・パイロット (自動車)」の記事における「3代目 YF5/6型(2015年- )」の解説
2015年2月のシカゴオートショーで初披露され、同年7月より北米で販売を開始した。 ボディサイズは全長が約8㎝長くなり、その結果室内はタンデムディスタンスやカーゴスペースが拡大、3列目シートを畳まずに荷室に82クオート(78L)のクーラーボックスを載せることができるようになった。 全高は約2.5cm低くなり、空力性能が向上。最低地上高も約1.7㎝先代より低くなり、室内でもフロアやヒップポイントが低くなった。3代目MDXと同じく新グローバルライトトラックプラットフォームを採用、3ボーンデザインのアンダーボディ(次世代ACEボディー)を持つ。先代より車両重量は300lb(136kg)減と大幅な軽量化を果たしている。 エクステリアではLEDテールライトを標準とし、上位グレードではLEDプロジェクターヘッドライトも採用する。 テールゲートは先代のガラスハッチがなくなり、軽量でシンプルになった。ホイールは標準18インチで上位グレードは20インチと大径化された。 インテリアでは、Androidベースの8インチタッチスクリーンオーディオシステムを用意。USB給電は2.5Aまでに対応する。 2列目シートはEX-Lグレード以上で1タッチスライド機能を装備、トップグレードのEliteでは2列目は2席のキャプテンシートになる。 Eliteではホンダ北米モデル初のパノラミックガラスルーフも採用する。 エンジンは直噴3.5 L V6 i-VTECで最高出力280 hp、最大トルク262 lb.-ftを発生、先代より30 hp、9 lb.-ftのパワーアップを果たした。牽引能力もAWDモデルで5,000 lbs、2WDモデルで3,500 lbsにアップ、トランスミッションは6速ATと上位モデルではアイドルストップ機能付き9速ATを採用する。EPA燃費は先代よりcity/highway/combineそれぞれ1 - 2 mpg向上した。4WDモデルではトルクベクタリングも可能となった新型のVTM-4を採用。TLXや2016年モデルのMDXに搭載される電動油圧ポンプと油圧クラッチを使った新タイプのSH-AWDと同様のシステムとなっている。MDXやTLXとは異なり、クルージング時は前後駆動力が100:0となる(MDX、TLXは90:10)。SH-AWD同様リアを2.7 %増速させており、コーナリング時などには後輪左右100:0のトルク配分が可能。さらにIntelligent Traction Management Systemにより路面状況に応じてコンソールのボタンでマッド、サンド、スノー、ノーマルの走行モードを選択できる(2WDモデルはノーマル、スノーのみ)。 なお、2代目(YK2型)リッジラインは当代とエクステリアの一部を共用することとなった。
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