3代目 Y61型系 (1997年-2007年)
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「日産・サファリ」の記事における「3代目 Y61型系 (1997年-2007年)」の解説
1997年10月、Y61型にモデルチェンジ。ねらいはオーストラリアのアウトバックや中東砂漠の高速ツアラー。搭載エンジンはTB45E、TD42T、RD28ETi(2ドアハードトップ)。消防車仕様は廃止された。 1999年9月、マイナーチェンジ。内外装の意匠変更、仕様装備の向上のほか、2ドアハードトップ車はエンジンを直列4気筒・DOHC・直噴ターボディーゼルエンジンのZD30DDTi型へ変更、シリーズ名も「スーパースピリット」となる。オーテックジャパンの手によるキャンピングカー、「フィールドベース」も変更。 2000年3月、ZD30DDTi型搭載欧州向けパトロールを第70回ジュネーブモーターショーに出品。 2002年8月、日本向けの販売を休止。 2002年11月8日、マイナーチェンジを施し日本向けの販売を再開。新CIへの変更など内外装の意匠変更、装備の向上のほか、新開発の直列6気筒DOHC TB48DEエンジンに5速マニュアルモード付オートマチックトランスミッションを組み合わせる。グレードは4ドアワゴングランロードリミテッドのみとなる。ただし、日本国外向けはディーゼルエンジンやMTも継続設定される。 ブレーキローター径の拡大、大型ブレーキキャリパーの採用によりブレーキ性能も向上させた。 2003年6月、FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ第4戦 ORPIモロッコラリーにスポット参戦。T1クラス3位。 2004年1月、テレフォニカ・ダカール2004に参戦し、総合22位、T1(市販車無改造)クラス優勝。 2004年8月18日、マイナーチェンジ。フロントグリル、フロント・リアバンパー、フロント・リアフェンダー、ヘッド・リアコンビランプの変更、内装色のエクリュ(ベージュ)への変更、カーウイングス対応TV/ナビゲーションシステム(DVD方式)、7インチワイド液晶モニターの標準装備化など、内外装を大幅変更する。 2004年9月、第12回「4x4 24時間atエッソンヌ」T1クラスに参戦。総合47位、クラス17位完走。 2005年2月下旬、パキスタンへ輸出開始。現地名は「パトロール」。 日本国内での生産は2007年6月上旬に終了し、7月には販売も終了しているが、次世代のY62型系が発表された後も「パトロール」として生産と輸出が続けられている。 先代のY60系から大きく全長が拡大され、5m超となったこと、主に北米・オセアニア市場をターゲットに展開されたため日本向けには積極的な販売がされなかったことなどが重なり、10年の販売期間中の新車登録台数の累計は7728台 と、歴代の国内向け日産車としては極めて少ないモデルとなっている。 愛知県警察がパトカーとして4台所有する。 2014年2月までのサファリシリーズ国内累計生産台数は121万3957台。 なお、モデルや排気量によっては車重が3200kg、総重量が3500kgに迫るものとなっているため免許の条件や車検証上の形式の分類 (例:4800ccのモデルを1ナンバー登録して最大積載量まで貨物を積載した場合)によっては普通免許では運転が出来ない車種となることがある。 サファリ 2ドア ハードトップスーパースピリット 3.0D(WTY61型) サファリパトカー(愛知県警自動車警ら隊) 山岳救助車(フェイスリフト後・東京消防庁)
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