2019年の逮捕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 21:24 UTC 版)
2019年(令和元年)11月初旬、宮城県塩竈市の宿泊施設並びに東京都杉並区の自宅マンション敷地内に於いてそれぞれ覚せい剤を所持していたとして、2件の覚せい剤取締法違反(3回目)の容疑で再び逮捕された(違法薬物としては4回目の逮捕)。田代は塩竈市での一件については当初「(塩竈は)自分のものではない」と述べて否認していたが、後に認め、尿検査も陽性を示したため、同月27日に覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕された。同日、自宅マンション敷地での覚醒剤所持について覚せい剤取締法違反(所持)罪で起訴される。塩竈市での所持については不起訴となった。28日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで送検。12月6日、自宅での覚醒剤所持について覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで再逮捕された。12月25日、11月6日に自宅で大麻と覚醒剤を所持したとして、覚せい剤取締法違反(所持)の罪と大麻取締法違反の罪で追起訴される。同月、保釈。2020年(令和2年)2月13日、覚せい剤取締法違反(所持、使用)と大麻取締法違反(所持)の罪での初公判が仙台地裁で行われ、田代は起訴内容を認めた。検察側は懲役3年6月を求刑し、即日結審。3月4日の判決公判で、懲役2年6月、うち懲役6月を保護観察付き執行猶予2年とする判決を受けたが、判決を不服として控訴。6月30日に始まった控訴審で、弁護側は一審判決からの減軽を訴え、検察側は控訴棄却を求め、即日結審。7月29日、仙台高裁は、一審仙台地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。 田代の逮捕を受け、清原和博や高知東生からのコメントはあったものの、志村やラッツ&スターのメンバー等からのコメントは一切なかった。一方、逮捕直前まで田代を支援していた佐藤秀光は、今後も田代を見捨てないという姿勢を示している。 2020年3月29日、タレントとしての田代を見出した志村が逝去。自身のYouTubeチャンネルを通じて「志村さんより僕が逝くべきだった」「笑いに必要なこと、大切なことをたくさん教えていただいてありがとうございました」と追悼した。4月18日より、志村の所属事務所で関連番組の権利を保有しているイザワオフィスより、志村けんのだいじょうぶだぁの編集映像が広告収益を寄付する目的で期間限定でYouTubeにて公開されており、田代の出演シーンも多く含まれている。映像公開に当たり、イザワオフィスは、同作品が「諸事情」で公開できなくなっており、このまま闇に葬られるのに葛藤があったとしており「諸事情」は放送倫理の変化のほか、田代の現状も含まれるとされている。 当初は2020年8月6日に刑務所へ収容予定であったが、その2日前に意識を失い東京都内の病院に緊急入院したため収監が延期となった。病院での検査で血糖値が670と異常値(血糖値の正常範囲は70〜100程度)であった事や、疲労が溜まると膝の下が痛みだしたり視力が突然悪くなったりするほど持病の糖尿病が悪化していたため、病状が落ち着いてからの収容になったという。退院後に体調が落ち着いたため再度検察庁に出頭したが、コロナウイルス感染症対策のためPCR検査を受けてから来るように言われ再度収容延期となった。その間、保釈中はダルクとは別の民間リハビリテーション施設に入り薬物依存症だけでなく、アルコール依存症やギャンブル依存症の患者と毎日ディスカッションを行っていたという。その後の再出頭でようやく収監され、刑務所で服役開始となった。
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