2018年の撤去問題とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 2018年の撤去問題の意味・解説 

2018年の撤去問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 23:22 UTC 版)

京都大学の立て看板」の記事における「2018年の撤去問題」の解説

大学位置する京都市(以下、市)は、京都大学(以下、大学に対して立て看板が市の屋外広告物設置条例反しているとして撤去求めていた。また、市は道路法上で不法占用であると指摘もしている。市の条例2007年規制強化され市内他の場所では既に規制守られていた。こうした背景受けて大学では2017年12月立て看板大幅に規制する京都大学看板規程」を発表した。この規程では道路面した部分には立て看板設置認めずキャンパス内部でも大学公認団体のみが看板設置認められる旨である。この規程2018年5月1日から適用開始されることとなった。この規制反発する学生連名公開の場での話し合い説明会求め要求書大学提出した規程運用日までに大半看板自主的に撤去された。しかし、この時点でも残っている看板は約30あり、大学の職員看板撤去通告書を貼っ撤去促した立て看板撤去反対する学生通告書を剥がしていき、その際職員もみ合いとなったまた、教員学生らが製作した垂れ幕によって対抗する場面見られた。同年5月13日には道路面して設置され立て看板一時全て撤去された。この日は日曜日早朝だったため大きな混乱生じなかったが、午後に撤去抗議する看板が再び立てられた。この抗議看板は「こざっぱりとしてはる。」と京都弁で皮肉が書かれていた。また、看板撤去され石垣にはA4用紙7一連の立て看板問題解説する貼り紙も貼られていた。 撤去され看板大学内の保管場所置かれていたが、14日深夜何者かが保管場所から看板持ち出し再び正門前などに設置した職員防犯カメラ確認し警察通報した保管場所フェンス曲げられ、人の入る隙間があった。その後学生30人ほどが集まり看板持ち出して行った。この時に学生らと職員もみ合いになったが、けが人はいなかった。大学器物破損容疑として京都府警川端警察署被害届提出した。なお、この再び設置され看板に対して破壊行為が行われ、看板5引き倒されるなどしていた。18日深夜には看板は再び撤去された。 その後も「攻防」が繰り返され大学や市を批判する看板貼り紙現れている。 2018年5月19日から20日2日間、京都市立芸術大学立て看板展示会が行われ、自主的に撤去され立て看板38展示された。 5月22日には京都大学出身弁護士連名で「表現の自由を脅かす」として看板撤去措置見直すよう声明をあげた。また、京都市市民30人が「立て看文化愛す市民の会」を結成し23日市条例の改正求め要望書を市に提出し31日立て看板規制見直し求め要請書を大学提出した立て看板3度目撤去5月31日行われ一連の問題批判した貼り紙撤去されたことに対して貼り紙看板規程対象外」であることを批判するビラ提示された。さらに4度目撤去6月8日行われたが、この時は石垣そのもの描いた看板撤去されている。また、4度目撤去後には看板撤去抗議する卒業生が「私を撤去せよ」の立て札を持つ「人間立て看板」が登場した看板設置規制見直す声を受けて学外通行人からも見え位置看板設置場所新設する方針6月14日に明らかとなった。そして、10月1日から新し設置場所使用開始となった7月13日には石垣立て看板代わりとして立てかけられていた畳が燃えトラブル発生した京都大学特別教授本庶佑らに対すノーベル生理学・医学賞受賞祝福する立て看板貼り紙設置されていたが、看板規程基づいてすぐに撤去された。 11月22日学園祭11月祭)では立て看板歴史規制の経緯テーマにした企画展開かれた京都大学総長山極壽一6月13日立て看板問題について公的に初め言及し法令遵守のため撤去規制見直しをするつもりがないことを明言したその後7月20日には「看板なくなって寂しい」旨の発言とともに市の条例の中で改善策をとることを述べた

※この「2018年の撤去問題」の解説は、「京都大学の立て看板」の解説の一部です。
「2018年の撤去問題」を含む「京都大学の立て看板」の記事については、「京都大学の立て看板」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「2018年の撤去問題」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「2018年の撤去問題」の関連用語

2018年の撤去問題のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



2018年の撤去問題のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの京都大学の立て看板 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS