2018年の政変
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/27 15:01 UTC 版)
「マイトリーパーラ・シリセーナ」の記事における「2018年の政変」の解説
2018年10月26日、シリセーナは突如ウィクラマシンハを首相から解任し、後任に前大統領のマヒンダ・ラージャパクサを任命した。だがウィクラマシンハ側も、2015年の憲法改正により大統領の首相解任権が失われているとして、また自身の率いるUNPらが国会の多数派であることから解任を拒否し、徹底抗戦の構えを見せた。多数派工作を行うも失敗したシリセーナ/ラージャパクサは国会解散を宣言するが、これも最高裁によって改正憲法では不可であるとして差し止められ、一方で11月16日には国会でラージャパクサ首相に対する不信任決議が可決された。12月14日には、最高裁がシリセーナの議会解散とウィクラマシンハを首相から解任したことは違憲との最終判断を下し、15日にラージャパクサは首相を辞任すると表明。翌16日にウィクラマシンハが再び首相に任命された。
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2018年の政変
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 17:11 UTC 版)
「マヒンダ・ラージャパクサ」の記事における「2018年の政変」の解説
2018年10月26日には、シリセーナ政権における大統領と首相のウィクラマシンハの対立を受ける形で、突然の首相再任を果たした。しかしこの再任については、2015年の憲法改正により大統領の首相解任権が失われていたため、ウィクラマシンハ側がこの首相交代を認めない意向を示した。10月29日にはさらに財務大臣に任命され、兼任することとなった。だが国会からの反発は大きく、11月14日に不信任決議を可決された。このときシリセーナ大統領が発声による採決を行ったのは手続き上問題があると指摘したため、国会はさらに11月16日に改めて不信任決議を可決している。 12月3日、裁判所はラージャパクサに対して首相職務を12月12日まで停止するよう命じた。最終的に12月15日、ラージャパクサは首相を辞任すると表明し、翌16日にウィクラマシンハがシリセーナ大統領より再び首相に任命されたことで、二人が同時に自らを首相と主張する異常事態はひとまず収束した。
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