2010年 - 2012年:注目の拡大とは? わかりやすく解説

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2010年 - 2012年:注目の拡大

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:55 UTC 版)

ライアン・ゴズリング」の記事における「2010年 - 2012年:注目の拡大」の解説

3年大作から遠ざかった後、ゴズリング2010年から2011年にかけて5本の映画出演したこの頃について、「あれ以上の精力持っていたことなんか無いよ。今まで以上に映画を撮ることに楽しみを見出していた」と述べている。また、働いていない時には気落ちしたような感覚だったとも語っている。 2010年ゴズリングミシェル・ウィリアムズ共演しデレク・シアンフランス監督デビュー作『ブルーバレンタイン』に出演した映画低予算かつ主に即興劇作られゴズリングは「自分自身映画撮ってるんだぞ、と思い出させなくちゃいけないんだ」と語った。『サンフランシスコ・クロニクル』のミック・ラサル(英語版)は、ゴズリングが「観客世間への超自然的な理解届ける」と評した。『ニューヨーク・タイムズ』のA・O・スコットは、ゴズリングが「歳を取って疲れ切り絶望的なディーンとしてはもっともらしいが、若いディーンとしてはそうでもないかもしれない」と述べた。『エンターテインメント・ウィークリー』のオーウェン・グレイバーマンは、「(彼は)辛辣な労働階級新しがり屋としてディーン役を演じたが、彼の怒り爆発した時には、その演技は力強いものとなる」と述べた一方でボストン・グローブ』紙のウェスリー・モリスは、彼の演技を「間違った新しがり屋」の一例評したゴズリングはこの作品ゴールデングローブ賞 映画部門 主演男優賞(ドラマ部門)ノミネートされた。 2010年には、実話を基にしたミステリードラマ映画幸せの行方...』にも出演しキルスティン・ダンスト共演したゴズリングの役はニューヨーク不動産王ロバート・ダースト(英語版)を基にしたもので、ダンスト演じる妻の失踪嫌疑掛けられるゴズリング撮影について陰鬱な体験」だったと語り映画宣伝一切引き受けなかった。映画誇り思える尋ねられゴズリングは、代わりにキルスティンがあの映画でやったことは誇れる」と返している。『ローリング・ストーン』誌のピーター・トラヴァースは、「ゴズリングキャラクター内面深く踏み込んだので、彼の神経終末触れた気になれる」と書いた。『サンフランシスコ・クロニクル』のミック・ラサルは、「カメレオンのようなゴズリングは、空虚なのような人間として完璧に説得力がある」と評した。『ロサンゼルス・タイムズ』のベッツィ・シャーキーは、映画ダンストのものだとしつつも、「(ゴズリング)もまた良い」と述べた2010年には、社会政治理想対す若者の皮肉っぽさを取り上げたドキュメンタリー番組ReGeneration』の、ナレーション制作担当した2011年ゴズリング演じた3つの役は、それぞれ異なって注目を集めるのだった。まず、ロマンティック・コメディ映画ラブ・アゲイン』で初め喜劇的な役を演じスティーヴ・カレルエマ・ストーン共演したゴズリングは、女性丸め込む男性演じるため、ロサンゼルスバー開かれたカクテル教室通った。『ワシントン・ポスト』紙のアン・ホーナデイは、「(彼の魅惑的な命令存在は、ジョージ・クルーニーに次ぐ人材見つけたのかもしれない思わせる」と評したピーター・トラヴァースは「とびきりいかした喜劇人」と述べ、『USAトゥデイ』のクローディア・プイグは「1番驚きなのはゴズリングで、彼はコメディ才能露わにした」と述べた。彼はこの作品ゴールデングローブ賞 映画部門 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネートされた。 ゴズリング初のアクション演技は、ジェームズ・サリス(英語版)の小説を基にした映画ドライヴ』(2011年)で、逃がし屋 (getaway driver) をしつつハリウッドのカースタントマンとしても働く主人公演じた。この映画についてゴズリングは「暴力的なジョン・ヒューズ映画」だと述べ、「いつも『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』で頭を殴るシーンあったら完璧だ思っていたんだ」と語っている。監督務めたニコラス・ウィンディング・レフンは、ゴズリングとの出会い・関係について次のように述べている。 あれは素晴らしブラインドデートだった。僕らは車の中で精神的にファックして、創造的結婚をした。僕は母親で彼は父親、そしてこの子ども[=『ドライヴ』]に生を与えたんだ。 — ニコラス・ウィンディング・レフン ロジャー・イーバートゴズリングスティーブ・マックイーン比較しゴズリングは「存在誠実さ具体化する」「目立って力強いキャラクターを見つける天性才能がある」と述べた。『ウォール・ストリート・ジャーナル』のジョー・モーゲンスターンは、「目立った奮闘あんなに少ないのに、どうやってあんなに大きな衝撃与えられるかが目下疑問」だとし、「彼の無駄のないスタイルマーロン・ブランドのそれになぞらえずにはいられない」と述べた2011年最後の出演作は、フィリップ・シーモア・ホフマン共演した政治ドラマスーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』で、ジョージ・クルーニー監督務めゴズリング野心的な広報スタッフ演じたゴズリング映画撮影にあたりより政治を意識するようになったが、「自分カナダ人だし、アメリカの政治実のところ自分範疇じゃないんだ」と述べている。『ウォール・ストリート・ジャーナル』のジョー・モーゲンスターンは、ゴズリングホフマンは「彼らのキャラクターが持つ主題に基づきメリハリのある演技をする素養際立っている。ふたりとも脚本から魔術呼び出されたような逸材ではない」と述べた。『ロサンゼルス・タイムズ』紙のケネス・テュランはより冷静に作品評し作品は「確かにホフマンジアマッティといった素晴らし俳優たちと口論するような、カリスマ的ゴズリング観るためのものなのだ」と述べた。また『サンフランシスコ・クロニクル』紙のミック・ラサルは、「[作品では]このキャラクターについてゴズリングがしっかり演じきれない側面がひとつある。単にゴズリング本領外であるというだけなのだが、つまりは理想主義という側面だ」と述べたゴズリングはこの作品ゴールデングローブ賞 映画部門 主演男優賞(ドラマ部門)ノミネートされこの年ゴールデングローブ賞では主演男優賞2部門にノミネートされたことになった

※この「2010年 - 2012年:注目の拡大」の解説は、「ライアン・ゴズリング」の解説の一部です。
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