2006–2017: スマートフォンアプリと拡張
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「Shazam (アプリケーション)」の記事における「2006–2017: スマートフォンアプリと拡張」の解説
iPhone向けのShazamは、2008年7月10日にAppleのApp Storeのリリースと共に公開された。この無償アプリはiTunesの起動そして楽曲の購入を可能にした。しかし、クラシック楽曲の特定には限界があった。 Android版のShazamも、同年にリリースされた。そして、1年後には、Windows mobileのストアにも登場した。Encore(有償版)は、2009年11月にiPhone版として初めて登場した。 2009年12月までに、Shazamは150か国で350の通信業者を介して1000万回ダウンロードされた。およそ8%の使用者がこのサービスにより特定された楽曲を購入した。この成功は、2009年10月のKleiner Perkins Caufield & Byersによる出資につながった。2011年1月に、AppleはShazamはAppストア上で全期間を通してダウンロード数が4番目に多いアプリであると公表した。一方、ライバルのSoundHoundは最もダウンロード数の多い有償iPadアプリであった。 2012年4月に、Shazamはこのサービスが50億回使われたと公表した。さらに、200か国に2億2500万人のユーザがいることも公表した。1か月後には、ユーザ数は2憶5000万人以上、一週間に200万人が使うと公表した。Shazamアプリは現在1か月に1億人以上のアクティブユーザを持ち、5億台以上の携帯機器で使われている。2014年10月に、Shazamの技術は150億曲を検索するのに使われたと発表した。 ShazamアプリはTechlandの2013年ベストアンドロイドアプリ50に選ばれた。 2014年8月に、Shazam(RED)は8月7日が最後のアップデートだと告示した。 2014年9月のAppleiOS 8では、SiriにShazamが組み込まれた。 2013年2月に、音楽配信サービスBeatportとの提携を発表し、同社の電子音楽ライブラリをサービスに追加した。2013年4月3日に、インドのオンライン音楽ストリーミングサービス会社Saavnとの排他的業務提携を発表した。この提携により、100万曲近くのインド語の曲がShazamのデータベースに追加された。2014年7月に、Rdioとの提携を発表、この提携によりShazamアプリ内で検索曲全体を聴くことができるようになる。 Rich Rileyは、2013年4月にCEOとして会社を成長させるためにShazamに加わった。彼はそれ以前はYahoo!で13年働いていた。そして、彼には17年以上の企業家とインターネット経営者としての経験があった。Rileyは当時以下のように語っている。「私はメディアとの連携における我々の優位性を伸ばしてゆくことに期待している。音楽という我々の根源から、タブレットやテレビでのサービスの先頭に立ち、Shazamが人々の周りのものを認識し連携させることを助ける会社であることを確信したい。」。Rileyの先任はAndrew Fisherであった。彼は、2005年に業界連携強化とuserbaseの成長のためにInfospaceからCEOとして加わった。Fisherは、現在はexecutive chairmanである。 Shazamは楽曲に加え、テレビ、広告、映画との連携を発表した。2014年5月に、National CineMedia(NCM)がRegal、AMC、Cinemarkといった映画館で上映される映画の予告編をShazamに組み込むことを発表した。2014年11月に、NCMとShazamは米国の2万以上のスクリーンで流されるNCMの予告編がShazamで検索できることを発表した。 2014年8月に、ShazamはResonateを発表した。Resonateはテレビの視聴者それぞれに興味をもつ広告を送るための販売ツールである。このニュースにはAMC、A&E、Dick Clark Productions、Fuseとの業務提携も含まれていた。 Shazamは近年Sun Broadcast Groupとの提携を発表した。これは、米国の8,000を超えるSun Broadcastのラジオ局のリスナーに対してカスタマイズされたコンテンツを送ることを可能にするという新たなラジオ向けの提供をShazam上で実施するものである。 2016年12月に、ShazamはSnapchatとの提携を発表した。新しい機能が最新のSnapchatの更新版に追加された、それはSnapchatユーザにShazamの楽曲認識機能をカメラの画面を押し続けることで使えるようにするというものである。
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